雨の日におすすめ!雨や風に強いタープ7選
雨の日に強いタープを7選紹介します。いずれのタープも耐水圧が十分あり、多少の雨が降っても生地の裏側に染み込まないスペックを持っています。
- DOD いつかのタープ
- テンマクデザイン 焚き火タープTCマルチコネクトヘキサ
- OUTDOOR MAN QUADRADO TARP
- コールマン XPヘキサタープMDX
- コールマン インスタントバイザーシェードII DARKROOM サイズ /L+
- コールマン タフスクリーンタープ 400
- ogawa カーサイドシェルターⅡ
オーソドックスなヘキサタープから、焚き火が楽しめるタープ、車とドッキングするタープなど、バリエーション豊富なタープです。気になるタープがあればチェックしてみましょう。
シンプルが一番! 雨の日も晴れの日も活躍する大型の防水タープ
DOD いつかのタープ
設営が簡単で、雨天時にはなるべく短い時間で張りたい! 晴れの日でもしっかりと日差しをカットしてほしい! そんな方にはDOD「いつかのタープ」がおすすめです。
一般的にヘキサ型のタープは風に強く、ポールの本数が少ないのでかさばりにくく、設営もしやすいというメリットがあります。雨の日では撤収するときに大きめのビニール袋に入れて持ち帰り、晴れている日に早めに干しましょう。ブラックカラーで乾きも早いですよ。
雨の日でも焚き火がしたい!オープンタープで煙も気にならない
テンマクデザイン 焚火タープTCマルチコネクトヘキサ
雨の日でもタープの下で焚き火がしたい! そんな方にはテンマクデザイン焚き火タープTCマルチコネクトヘキサがおすすめです。
今や一般的となったTC素材のタープ。TC素材とは、コットンが混紡されている生地のことを指し、コットンは火の粉にも強い特徴があります。
焚き火タープTCマルチコネクトヘキサはポリエステルの耐水性と、コットンの耐火性をもちあわせたハイブリッド的タープです。
しかし、TC素材も万能ではないので、焚き火を楽しむ際はなるべくタープの高さを確保して、ほどよい大きさの焚き火を楽しみましょう。
タープの穴開きが気になる方は以下のタープガードをおすすめしますよ。
SPLASH FLASH 難燃タープガード
タープの下に難燃性のタープガードを張ることで、タープの穴開きを気にすることなく焚き火を楽しめます。
カラーが2種類発売されているので、タープの色にあわせたコーディネートを楽しむことができるのもポイント。張り方によっては風よけのようにすることもできますよ!
高スペック耐水圧3,000mm!面積の広いレクタタープで雨の日も快適に
OUTDOOR MAN QUADRADO TARP
ヘキサタープよりも布面積が広く、雨よけの効果が高いレクタタープ。さらに耐水圧3,000mmは強めの雨でも心配の少ない高スペック仕様です。ポール1本でも6本でも自由な張り方を形を楽しむことができますが、ポールを持っていない方はまず2本のポールを別途用意しましょう。
風も強くなってきた雨の日は、タープを張っても雨が吹き込んでくる場合も。そのときはポールの高さを下げて、タープの雨除け効果を高めると良いですよ。
クロスのメインポールでラクラク設営!風に強いおすすめタープ
コールマン XPヘキサタープMDX
ヘキサタープがいくら設営が比較的楽とはいえ、慣れないキャンパーにとっては雨の日の設営は苦労するもの。そこでポールがクロスした仕様になっているコールマンのXPヘキサタープMDXはいかがでしょう。
通常のポール×2本のヘキサタープよりも設営が初心者にとって優しく、ペグを打つロープの本数も少ないので時短になります。
さらに設営後もクロスポールの間隔を調整することでタープの高さ調整も自由自在です。コールマンのアフターサービスも受けられるので、初心者にはおすすめのアイテムです。
設営に時間をかけたくない人におすすめ! 雨に強いワンタッチタープ
コールマン インスタントバイザーシェードII DARKROOM サイズ /L+
「タープを立てられるかそもそも不安…でも雨キャンプはしたい」という方には、脚を広げるだけのタイプのタープ(シェード)はいかがでしょう。
布面積はヘキサタープやレクタタープに劣るものの、慣れていないキャンパーでもひとりで設営することが可能です。さらにコールマンのダークルームシリーズはUV遮蔽率がなんと99.99%以上と、他のUVカットのタープよりも機能面で一線を画します。
また、自立するため自宅の敷地などで干すなどのメンテナンスもしやすいアイテムです。雨と風、日差しをさらに遮るために側面のシェードも別売りされているので、1枚用意しておくと便利ですよ。
雨にも風にも負けない! 悪天候の最高のパートナー「スクリーンタープ」
コールマン タフスクリーンタープ 400
これまで紹介したタープはある程度の雨には耐えられるものの、吹き込んでくる雨には対策も限られています。
また、寒い季節にはフルオープンのタープは少し心もとない印象があります。フルクローズも可能なスクリーンタープを持っておくと一年を通して使い倒して重宝するでしょう。
虫が苦手な方にもおすすめで、春から秋は虫除けにメッシュを張ることで、夜の明かりに寄ってくる虫をシャットアウトします。さらにタフスクリーンタープ400はポールがアルミ合金なので、強度が高く風に強い特徴があります。
設営は他のタープよりも時間がかかるため、事前に風のない日に公園などで設営の練習をすると良いでしょう。
車すらも風よけに! ひとりでも簡単設営のおすすめカーサイドタープ
ogawa カーサイドシェルターⅡ
雨の日キャンプではタープやテントだけが雨除けの手段ではありません。ogawaのカーサイドシェルターで車さえもフル活用することができます。
車中泊の装備が充実していていたり、広々としている車を持っているキャンパーに特におすすめできるタープ(シェルター)です。
2本のフレームで全高170~200cm程度の車に接続することができ、設営が簡単なこともポイント。車を乗り入れられるオートキャンプ場に使用が限られますが、車中泊やデイキャンプ派にとっては一軍間違いなしのアイテムになるでしょう。
雨キャンプに必須!雨や風に強いタープの張り方
タープを濡れた地面につけずに設営できる方法を紹介します。事前準備として、以下の2つを行ってください。
- 使用するタープの長さを把握する。
- ペグ・ロープ・ポールをすぐに使えるようにしておく。
今回はレクタタープで説明していますが、ヘキサタープでも応用できます。
※今回はレクタタープをウイングタープのように2本のポールで張っています。この張り方はメインポールの差し込み口により強いテンションがかかります。ハトメ部分の強度をしっかりと確かめ、不安であればメインポールの他に、4本のサイドポールを使用しましょう。
①タープの長さに合わせたロープを打ち込む
タープの長さに合わせたロープをペグで仮止めしてください。ポールを立てる目安になるので、最後まで打ち込む必要はありません。事前にタープの長さに合わせたロープを準備しておきましょう。
②ポールから45度の場所にロープを打ち込む
最初に仮止めした箇所にポールをあてて、45度に伸びるように2本のロープを打ち込んでください。このあとポールを立てるので、打ち込むロープに余裕をもたせましょう。
③ポールにテンションをかけながら八の字に立ち上げる
ロープを通して、左右のポールを立ち上げてください。写真のように、八の字を意識しながらテンションをかけると、ポールを立ち上げやすいですよ。
④タープをポールにかける
左右にポールを立てたら、タープをかけましょう。先にポールを立てることによって、地面にタープをつけずに張れます。このとき、風に飛ばされないように、左右のロープへしっかりテンションをかけることがコツです。
⑤タープをロープで固定する
あとは、残りのハトメをロープで固定すれば完成です。写真の張り方は、タープに水が溜まらないので、雨の日におすすめですよ。ヘキサタープの場合は、ハトメの数が違うだけなので、同じように張れます。
逆の手順で片付けると、タープを地面につけることなく撤収できて、土などの汚れがつきません。ぜひやってみてください。
なお、短めのポールの用意があれば、タープを低く設営できて、中に雨が吹き込みにくくなります。短いポールがない場合、ポールを内側へ斜めに立てて、タープを低くするのも方法です。
キャンプでもタープを使えば焚き火が楽しめる!
次に雨でも焚き火を楽しむための方法と、やってはいけない注意点を紹介します。
- 雨キャンプの焚き火はタープの素材に注意!
- 雨キャンプの焚き火に必須級アイテム3選
- 雨キャンプで焚き火を楽しむコツとは?
- これだけは注意!スクリーンタープや2ルームテントでの焚き火
雨が降ってもキャンプが楽しめるよう、必要な情報をチェックしましょう。
雨キャンプの焚き火はタープの素材に注意!
実は焚き火とタープは相性があまりよくありません。タープは基本的にナイロンやポリエステルが使用されているので、焚き火の火の粉や熱でタープに穴が開くことがあるからです。火の粉や熱に比較的強いのはコットン製のタープです。
しかし、コットン製は雨には強くなく、耐水性がないことがほとんどです。そのため、その2つの素材のいいところどりをしたTC素材が登場しました。
TC素材は火の粉にも強く、耐水性もある程度もっています。雨キャンプでも焚き火をしたいキャンパーは、TC素材のタープを検討してみましょう。
タープの穴開きが気になる方は以下のタープガードをおすすめしますよ。
雨キャンプの焚き火に必須級アイテム3選
雨キャンプの焚き火には必須ともいえる基本のアイテムが3つあります。
- 防水性のある着火剤
- 雨具
- 着火用のターボライターやガスバーナー(トーチ)
基本的なアイテムですが、ひとつでも欠けると焚き火を楽しむことができない可能性がある、重要なアイテムです。
防水性のある着火剤
着火剤は乾いた新聞紙か、ガムテープを丸めて火をつけることで代用できますが、薪が完全に乾いた状態であることが重要です。
雨キャンプの日は薪が少し湿っていることを想定して、防水性のある着火剤を利用しましょう。
雨具
雨具はいつでもキャンプに持っていきたい基本アイテムですが、タープと同じで焚き火には注意が必要です。雨具も火の粉に弱いことが多く、穴が開きやすい素材です。
そのため、タープやテントなどを設営して、焚き火を起こすまでは雨具を使用して、焚き火をするときには雨具は脱いだほうが良いでしょう。もしくは難燃性のブランケットをかけて火の粉から雨具をガードすることをおすすめします。
着火用のターボライターやガスバーナー(トーチ)
雨の日に着火がしづらいのは想像できますが、それは焚き火だけではありません。ガスバーナーやランタンに付属している着火装置も万能ではなく、雨の日や寒い日に点火できない場合があります。
そのため、着火用のターボライターやバーナーを持っておくと便利です。
ガス器具にも使えるようにしたい方はライターを、焚き火の着火にしか使わない方はバーナーを検討しても良いでしょう。
雨キャンプで焚き火を楽しむコツとは?
基本のアイテムのほかに、雨キャンプで焚き火を楽しむにはコツがあります。少し気をつけるだけで快適な雨キャンプの焚き火を楽しむことができますよ。
薪を濡らさない
濡れた薪ではいくらバーナーや着火剤を活用しても火はつきません。濡れない場所に置くことが必要ですが、おすすめは焚き火台の下や縁の上。
焚き火台の近くに置くことで乾燥させつつ、すぐに薪を追加することができます。
タープの高さを確保する
火の粉に強い難燃性のタープはありますが、万能ではありません。タープの高さを確保しないと最悪の場合、タープに燃え移って火事につながることがあります。
タープを大事に使うためにも、火事を防ぐためにもタープの高さを確保しましょう。
雨が吹き込まないようにタープガードなどで工夫する
タープの高さを確保すると、今度は雨が吹き込みやすくなります。そのため、難燃性のタープガードなどで壁のように張ると雨に濡れることも少なく、焚き火を楽しむことができます。
他にも雨キャンプを楽しむためのアイテムを季節別に紹介しています。
関連記事:【2024年】雨キャンプを楽しむおすすめアイテム[季節別]
これだけは注意!スクリーンタープや2ルームテントでの焚き火
今回の記事ではスクリーンタープも紹介しています。しかし、スクリーンタープや2ルームテントの中での焚き火は一酸化炭素中毒のおそれがあり、大変危険です。
メーカーの説明でもスクリーンタープ内の密閉した空間での火気は厳禁とされることがほとんどですので、ご注意ください。
雨の日にタープなしでの焚き火はおすすめしない
雨の日のキャンプでも、焚き火を楽しむアイテムやコツを紹介しました。キャンプ場は自然豊かな場所にあることが多く、急に雨が降ることも。そのため、雨が降りそうなときでも、タープを使用して焚き火を楽しみましょう。
焚き火台は一度設置して火をおこすと移動させることが難しいため、あらかじめ火の粉や火事対策を考えたうえで焚き火台とタープの設営をすると良いですよ。
次に、雨キャンプでタープを張る時に注意したい5つのポイントを紹介します。
雨キャンプでタープを張る時に注意したい5つのポイント
雨キャンプを快適に過ごすためには、タープが必要です。しかし、気をつけながら張らないと、思わぬアクシデントに見舞われかねません。
- 水の逃げ場をつくる
- 設置場所を選ぶ
- しっかりとしたペグやポールを使う
- タープの耐水圧を確認する
- 雨風が強いときは撤収する
雨の日でもしっかりタープを張るために、これらの注意点を5つ紹介します。
①水の逃げ場をつくる
雨キャンプでは、タープに水が溜まらないように逃げ場をつくりましょう。タープに水が溜まったままだと、倒壊してしまう恐れがあります。
ポールの高さを調節し、どこか1箇所を低くするなど、タープの高さ調整するのがポイントです。
②設置場所を選ぶ
水はけの悪い地面や低地などを避けて、設営してください。土の地面は水はけが悪く、道具が汚れたり浸水しやすかったりと、雨の影響を受けやすいのが難点です。
できれば芝生や砂利の地面を選び、水が溜まりにくい高台にタープを張りましょう。
③しっかりとしたペグやポールを使う
タープは雨や風の影響を受けやすいので、しっかりとしたポールとペグを準備しましょう。ペグの長さは30cm以上、ポールの太さは3cm以上あるものが丈夫でおすすめです。
雨や風は突然強くなることもあるので、定期的に緩みがないかチェックすることも大切です。とくに日が落ちて暗くなるまえに、必ずタープの状態を確認しましょう。ペグが抜けそうなところは、本数を増やしたり、重しをおいたりして補強してください。
④タープの耐水圧を確認する
タープの耐水圧が低いと、どんなにしっかり設営できても、水が漏れてしまうことがあります。耐水圧が1,500mm以上あれば、大抵の雨は漏れません。焚き火に強いTC素材のタープは人気ですが、水には弱いため、雨の日の使用は避けましょう。
以下の記事では、雨にも焚き火にも強いタープを紹介しているので参考にしてください。
関連記事:撥水・ヴィンテージ加工を施したデニム製タープは雨の日も焚火キャンプを楽しめる!
⑤雨風が強いときには撤収する
安全第一を忘れないでください。タープも張れないくらい雨風が強いときは、まずは身を守りましょう。車に避難したり、敷地内の安全な別サイトやコテージに移動したりするのが得策です。
荒天のなかでキャンプを決行して、事故にあっては意味がありません。帰宅することもひとつの安全策です。
以下の記事で、雨の日でもキャンプをする判断基準や、注意点を紹介しているので参考にしてください。
関連記事:雨予報のキャンプはキャンセルする?判断基準や雨天決行時の注意点を紹介!
タープをフル活用して雨キャンプを楽しもう!
今回は雨でもキャンプを楽しめるタープや設営のコツ、焚き火のやり方を紹介しました。暑さや寒さ対策だけでなく、雨対策をしなければならないのがキャンプです。
特に雨の日は間違いなくタープは必須のアイテムといえるでしょう。1張り持っていると一年中重宝すること間違いなしですよ。タープをフル活用して、雨でも快適に過ごしましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。