スキーは、ボーゲンターン→シュテムターン→パラレルターンというようにレベルアップしていきます。そこで今回は、初心者の方におすすめするボーゲンターンについて解説をしていきます。
ボーゲンの由来
ボーゲンという言葉を聞いたことはありますか?
ボーゲンとは、スキーの板をハの字に開いて、スピードを緩めながらカーブすることを指しています。これはドイツ語のStemmbogenの略称です。Stemmは突っ張るという意味で、bogenは円や弧の意味があります。つまり「脚を突っ張って弧を描く」というような意味です。
20世紀のはじめにオーストリア・ハンガリー帝国の軍人テオドール・エードラー・フォン・レルヒ少佐が、現在の上越市でスキーの技術を伝えたとのことです。それが日本のスキー発祥となったと言われています。このような歴史により日本のスキー用語は、ドイツ語に由来するものがとても多いようです。
ボーゲンの滑り方
では実際ボーゲンはどのように滑るのかについて説明していきます。
初心者はまずボーゲンから
ボーゲンとは、スキーを内側に傾けてブレーキを効かせながらハの字でターンをする滑り方です。
真っ直ぐ滑ってハの字で止まることができるようになったら、このターンに挑戦しましょう。
ターンの方法
ボーゲンの基本姿勢は、ハの字で膝を曲げて腰をやや前に落として、重心を低く保ちます。
ボーゲンでターンをする場合には、外足に重心をかけることが大切です。
外足とはターンの時に外側に来る足のことで、右にターンしたい場合には回りたい方向と逆の左足に体重をかけます。
左右によって得意不得意なども出てくると思います。まずは、両ターンとも出来ることを目標にして、最終的には連続ターンを目指しましょう。
基本姿勢を大切に
ボーゲンターンというと、ただハの字を作ればいいと考えてしまう初心者の方は多いです。
しかし一番大切なのは、少し前屈みで膝と足首を曲げて低い姿勢を保つことです。
どうしても足に気を取られてフォームのことまで意識がいかないことも多いですが、一番大切なのはフォームですからしっかりと意識しましょう。