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冬キャンプでの楽しみのひとつ焚き火。今回はその焚き火を使ったホイル焼きのコツとレシピを紹介します。いろいろ便利なクッカーがあふれている昨今、あえて原点にかえって焚き火でつくるホイル焼きは、懐かしく奥深い味わいがありますよ。

放り込むだけ!ホイル焼きの魅力とは

ホイル焼き

昨今のキャンプブームで冬キャンプが注目を集めています。なかでも冬は、焚き火のぬくもりがいちばん感じられる季節。

火の中に放り込むだけでいつのまにかできているホイル焼きは、手軽でおいしいアウトドア料理です。

ちょっとコツをつかめば初心者でもおいしくできるホイル焼きの魅力についてご紹介します。

ホイル焼きの魅力①うま味がギュっと凝縮

焚き火で作るホイル焼きは焚き火の遠赤外線効果により、食材を中からじんわりと加熱、うま味成分が逃げません。

また、アルミホイルで包むことで食材自身の水分で蒸しあげられ、肉や魚であればしっとり、根菜などはホクホクに仕上がります。

ホイルをあけた瞬間に立ち上る香りもあいまって食欲をそそります。

ホイル焼きの魅力②洗い物が少ない

ホイル焼きの利点としてあげられるのは洗い物が少ないことです。お皿などの上で、アルミホイルを開いてそのまま食べるのでお皿も汚れません。

ススがついたらウェットティッシュ等で拭いて、アルミホイルはそのままゴミとして処理しましょう。

ゴミは現地のルールにしたがって捨てる、もしくは持ち帰って処分するのがマナーです。

ホイル焼きの魅力③クッカー不要で焚き火を有効活用

ホイル焼きのおすすめポイントとしてもうひとつあげられるのが、特別なクッカーは使わず暖をとるための焚き火を調理に利用できることです。

アウトドア料理というと、クッカーやバーナーなどのさまざまなギアを駆使して作るイメージがあります。

しかし、焚き火があれば必要なのは基本的にアルミホイルやキッチンペーパーだけ。あまり道具がそろっていない初心者にこそ試してほしい調理法です。

ホイル焼きにおすすめの食材は?

ホイル焼きはたいていの食材で作ることができます。作りやすさでいえば細かい食材は包みにくいので、初心者は野菜や果物など丸ごと1個包めるものが作りやすいです。

定番の食材として、じゃがいもやサツマイモなどの根菜類、りんごやバナナなどの果物があげられます。慣れてきたらいろいろな食材にチャレンジしてみましょう。

 

ちょっとしたコツで失敗知らず!ホイル焼きの包み方

ホイル焼き

焚き火でホイル焼きを作る際、食材ごとに適した包み方をすることがおいしく仕上げるコツ。ここからは食材別の包み方を解説します。

包み方のコツ①果物等はピッチリ重ね包み

リンゴやバナナといった果物は水気が出やすいので、皮付きのままアルミホイルに包みます。

【手順】

  1. アルミホイル→食材の順に置き、はじめに1重アルミホイルで包みます。なるべくすき間なくピッチリ包むのがコツです。
  2. 次に上下をひっくり返して同じように2重に包みます。
  3. 最後もう一度ひっくり返して、3重に包みます。このように3重に包みことで、食材からあふれ出た水分がこぼれるのを防ぐことができます。

包み方のコツ②根菜類は水分をおぎなって包む

いも類のような水分の少ない食材は、水分をおぎなって包むとしっとり仕上がります。

クッキングペーパーなどを湿らせて食材全体を包んだあと、アルミホイルで包みます。皮が厚い里いもなどは新聞紙を湿らせてもいいです。

また、クッキングペーパーのかわりに、アルミホイルにオリーブオイルをぬって包むのも良いでしょう。

包み方のコツ③複数素材は平たくふんわり

ホイル焼き

野菜や魚など複数の食材を入れる場合は、形が崩れないようアルミホイルでフンワリと包むこと、そして中からでてきた水分が流れないように平たく包むこと。この2点に気をつけて包むのがコツです。

【手順】

  1. アルミホイルを横長に置き、食材を置きます。
  2. 長い辺同士を合わせて折りたたみ、空間があくように折ります。
  3. 次に両端を二回ほど折りたたんで完成です。

ホイル焼き

焼き時間の目安は?

代表的な食材の焼き時間についてまとめました。水分量や大きさによって焼き時間が異なります。あくまで目安ですが参考にしてみてください。

じゃがいも 20~30分
さつまいも 30分
とうもろこし 10~20分
たまねぎ 20分
りんご 30分
バナナ 10分

おすすめホイル焼きのレシピ

焚き火 料理

ここからは簡単にできるホイル焼きのレシピをご紹介します。

たまねぎのホイル焼き

ホイル焼き

たまねぎをホイルで包んで焚き火に放り込むだけ。たまねぎのうま味と甘みを楽しめます。

【材料】

  • たまねぎ・・・1個
  • 塩・・・少々
  • ハーブ(バジルやパセリなど)・・・少々

【作り方】

  1. たまねぎは皮をむいて頭とおしりを落とします。
  2. アルミホイルにオリーブオイルを塗り、ピッチリと2~3重に巻いていきます。
  3. 20分程焼いて外側から串をさしてスッと通れば完成です。お好みで塩コショウ、ハーブソルト、オリーブオイル等をかけて食べましょう。

ハッセルバックポテト

ホイル焼き

スウェーデンではポピュラーな料理で、じゃがいもを皮付きのまま細かく切れ目を入れて、調味料や具を挟んで焼きます。

挟むものはバター、ツナ、ミートソースなどアレンジは自由自在。今回はベーコンとチーズを使用しましたが、お好みでいろいろなものを挟んでみましょう。

【材料】

  • じゃがいも・・・1個(長めのものがよい)
  • ベーコン・・・10gほど(朝食ベーコンのような薄いもの)
  • とろけるチーズ・・・10gほど

【作り方】

  1. じゃがいもをよく洗い目を取り除きます(皮は剥きません)。
  2. じゃがいもを横に置き、奥と手前に割り箸をおいて、3~5㎜ほどの切込みを入れます。
  3. ベーコンは千切り、チーズは挟みやすい大きさに切っておきます。
  4. 切込みにチーズ→ベーコン→チーズの順で挟んでいきます。
  5. アルミホイルにオリーブオイルを塗ってホイルに包み30分程焼きます。
  6. 外側から串をさしてスッと通ればできあがりです。

サケのレモンバターホイル焼き

ホイル焼き"

サケと野菜から味わい深いスープがでてきて簡単なのにおいしい一品です。ホイルをあけると食欲をそそるレモンバターの香りが広がります。

タラやメカジキなどでもおいしくできます。また、野菜はもやしやキャベツ、えのきなどでもおいしいので、いろいろな具材で試してみましょう。

【材料】

  • サケの切り身・・・1枚
  • しめじ・・・1/4株
  • たまねぎ・・・薄切り1枚
  • レモン・・・薄切り1枚
  • バター・・・10g
  • 料理酒・・・大さじ1
  • 塩コショウ・・・少々

【作り方】

  1. しめじは石づきをとり、レモンの皮は取り除きます。
  2. サケの上に玉ねぎとしめじとレモンをおき、バターをのせたら塩コショウと料理酒をふりかけます。
  3. 包み方のポイントで解説したようにフンワリと包み、15分くらい焼きます。
  4. 開いてみてサケに熱が通っていたら完成。

シナモンアップル

ホイル焼き

りんごの品種は何をつかってもOK。ここではフジを使いました。

【材料】

  • りんご・・・1個
  • 砂糖・・・10g(コーヒーシュガーなら持ち運びも便利。3~4本程度)
  • バター・・・10g
  • スパイス(シナモン・カルダモンなど)・・・少々

【作り方】

  1. リンゴを横に3等分し、それぞれクッキー型などで芯をぬきます。いちばん下は穴を貫通させないようにしましょう(汁漏れの防止)。
  2. リンゴを元の形に積み上げて、穴に「砂糖 → バター → 砂糖」の順で詰めていきます。
  3. 包み方のコツ①を参考に、アルミホイルを3重にして包みます。
  4. 30分ほど焚き火に入れて熱し、取り出して串がスッと通ったら完成。スパイスを振りかけてたべましょう。

今回使用したのはキャプテンスタッグの焚き火台。コンパクな焚き火台ですが使い勝手が良いのが特徴です。このような小さい焚き火でもホイル焼きが楽しめますよ。

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簡単ながら奥深い味わいに仕上がるホイル焼きは、コツをつかめば初心者にもできるおすすめアウトドア料理。火の通り方は焚き火の温度、食材の大きさなどでも変わってきますから実験気分で楽しんで下さい。アルミホイルを包むところはちいさな子どもでもできますので手伝ってもらうといいでしょう。きっといい思い出になりますよ。

ライター

Greenfield編集部

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