パドルの選び方
ここからは、パドルの選び方について解説いたします。自分が使用するシーンを想像しながらフィッティングをすると選びやすいですよ。
パドルの選び方①サイズ
シングルブレードパドルの適切なサイズは、自身が直立しシングルブレードパドルを垂直に立てます。このときグリップの部分が肩の高さから頭頂部の高さの間にあるのがちょうどいいサイズです。
ダブルブレードパドルの適切なサイズは、腕を直角に曲げた状態でパドルを頭上に掲げます。
その際、手とブレードの根本の長さが10~15㎝程度であれば適切なサイズです(ただしシーカヤック用であれば20㎝程度になります)。
パドルのサイズはフィールドや航行時間によっても異なります。できれば、お店でフィッティングして最適なものを選びましょう。
パドルの選び方②材質
シングルブレードパドルは、よくしなり水をキャッチしやすいチェリーやアスペンなどの木材が人気です。
いっぽう、FRPやグラスファイバー素材は軽量で長時間の航行でも負担が少ないので、初心者やツーリングなどに最適と言えます。
ダブルブレードパドルは、ブレードの部分はFRP製やABS樹脂製のものが主流。軽量かつ岩などにぶつかっても折れない耐久性があります。
シャフトの部分は柔軟性がありながら丈夫で軽量な素材が求められ、代表的なものには、カーボン、グラスファイバーなどがあげられます。
軽さではカーボンの方が軽いのですがその反面、固く価格帯はやや高めです。
それに対し、グラスファイバーの重量はカーボンに比べ重いのがネックですが、柔軟性があり価格帯も比較的手ごろ。
最初の一本であれば、グラスファイバーがやや適しているといえます。
パドルの選び方③形状
シングルブレードパドルは形状に違いがあり、とくにブレードに特徴が出てきます。ブレードが短めで広いものは水を良くキャッチするので、推進力を生み出しやすいです。
また、ツーリングなどで多く用いられる、細長いタイプのものは漕ぎ手の負担が少ないので長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。
ダブルブレードパドルの形状にも種類があります。シャフトはストレートシャフトと湾曲したベントシャフトがあります。
ストレートシャフトはブレードの角度に合わせて、手を返す必要があるので少し負担がかかります。対して、ベントシャフトはシャフトが湾曲しているので手で調整をする必要がありません。
しかし、ベントシャフトはやや高価。初心者は最初ストレートシャフトでパドル操作を覚えてから、ベントシャフトにするのもいいと思います。
ブレードの形状の違いについてはシングルブレードパドルと同じような特徴があります。
おすすめのパドル
シングルブレードパドル、ダブルブレードパドルそれぞれのおすすめを紹介します。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) カヌー カヤック パドル
キャプテンスタッグのシングルブレードパドルです。カヌーだけでなくドラゴンボートなどにも使われます。
ブレードはガラス補強されたプラスチック製で耐久性があります。シャフト部分にゴム製のグリップがついています。
VORCOOLオールアルミシャフトパドルパドルカヤックカヌーレクリエーション
シャフトは伸縮可能で最大53.5㎝まで伸ばすことができます。持ち運びの際は小さくすることで持ち運びもらくらく。
素材はアルミ合金でできているので耐久性があります。
Abahub カヤックパドル
シャフトの部分はアルミ合金、ブレードの部分はグラスファイバーを用いており、耐衝撃性と耐食性に優れています。
ブレードの形状は効率の良いパドリングに適しています。パドルリーシュもついているので紛失防止になります。
Z&J SPORTカヤックパドル
パドル自体は分割可能で持ち運びに便利なバッグがついています。シャフト部分についてアジャスターにより10㎝程度の長さ調整が可能。
よりフィットしたサイズにできます。競技用カヤックでも採用されているスプーン型のブレードでより効率よく水をキャッチできます。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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