SUP用エレキモーターとは何か
エレキモーターとは電気の力を使って、SUPを自動で進むようにできる道具のことです。
SUPフィッシングをするとなるとクーラーボックスやリール、ロッドなど必要な道具がたくさんあります。
通常のSUPのようにパドルで漕ぐこともできますが、釣った魚でボートの重量が上がることも考えると、漕ぐのが大変になることが予想されます。
そんな時にエレキモーターをSUPボードに装備することで、SUPフィッシングがよりラクに楽しめるようになるでしょう。
SUP用エレキモーターの選び方
エレキモーターはSUPだけでなく、カヤックやゴムボートにも使われており、さまざまな種類があります。選び方を確認し、自分のSUPにあったエレキモーターを選んでいきましょう!
SUP用エレキモーターの選び方①:馬力を確認
2馬力以上のエレキモーターを使う場合はSUPも船扱いとなる船舶の免許が必要になるため、2馬力以下のエレキモーターを選ぶのがポイントです。
商品の多くは2馬力以下であることを強調しているため、比較的わかりやすいでしょう。
ちなみに、馬力の表示は、単位がポンド(lbs)で表されていることも多いので、基準として1馬力が約50ポンドほどだと覚えておくと良いです。
SUP用エレキモーターの選び方②:取り付け方のタイプを確認
電動モータータイプ
SUPの裏側に取り付けるタイプのエレキモータです。バッテリーとモーター、そしてSUPに取り付けるときに使うアダプターの3つが必要です。
バッテリーとモーターが一緒に販売されていて、アダプターが別途販売の商品も多くあります。SUPに取り付ける時には自分のSUPボードにあったアダプターが必要になることを覚えておきましょう。
船外機タイプ
SUPの横や後ろに取り付けるタイプのエレキモーターです。このタイプはゴムボート用として販売している商品が多く、取り付けもゴムボート用になっています。
SUPに使用するときは、通常ついているマウントは使用せず、SUPに取り付けられるように自分で変換する必要があります。
連続稼働時間は電動モータータイプに比べると短いですが、モーター自体が軽かったり、値段が安価だったりという点で、初心者の方も試しやすいタイプです。
SUPへ取り付ける際の注意点
SUPに2馬力以上のエレキモーターを取りつけると船の扱いになるため、免許を持っている必要があります。
船舶の免許を持たなくともエレキモーターを使用できる基準としては、ボートの長さが3m未満でエレキモータの出力が2馬力以下であることです。
ボートの全長が333cmまでなら可能なので、SUPの場合だと10ftまでなら免許なしでもエレキモーターの取り付けが可能です。
11ftだと335cmなので11ft以上のSUPにエレキモーターをとりつけたい場合は、船舶の免許が必要になってしまいます。
ボートのサイズによっては船舶安全法に違反してしまう場合がありますので、詳細に確認をしたい場合、 JCI(日本小型船舶検査機構)へ問い合わせをしましょう。
SUP用エレキモーターのおすすめ商品紹介
おすすめのエレキモータを紹介します。上で紹介した選び方に沿って自分のSUPボードにあったエレキモーターを選んでみてください。
Bixpy 世界最小ウォータージェット
軽さが特徴的なエレキモーターです。バッテリーも含め、約4kgほどです。最高速度で約75分間、低速で最大10時間実行。
パワーバッテリーの汎用性により、パワーバッテリーを追加のパワーバッテリーと簡単に交換することで、長時間にわたりカヤックやSUPパドルボードを楽しむことができます。
Vaquita
2馬力以下で、リチウムイオンバッテリーを使用したエレキモーターです。リモコンで速度が8段階調整でき、最高速度で連続70分の稼働、中速度だと約5時間も連続稼働できるので安心です。
また、アダプターが3種類付属されているのでさなざまなSUPに取り付けられます。
モーターフィン
フィンタイプなのでアダプターが必要なく、取り付けやすいのが魅力的なエレキモーターです。バッテリーやリモコンなど全て含まれているのですぐに使用できます。
Water blade
船外機タイプのエレキモーターです。SUPの表面に取り付けられるアクセサリー付きなので、取り付けが比較的簡単にできるのがポイントです。
また、プロペラ部分に安全ケージがついています。ペットやお子さんを乗せてSUPクルージングを楽しみたい方にはおすすめです。
Aqua Marina T-18
電動モータータイプと比較すると、商品自体が安価なので気軽に試せるエレキモーターです。取り付けがマウントタイプで、ゴムボート用になっています。
自分で木の板などに貼り付けてSUPに取り付ける工夫が必要になってきます。2.3kgほどと軽く、さらに安価なので、気になっていて試してみたいという方にはぴったりの商品です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。