キャンプクッキングで気をつけたいこと
キャンプで子どもと料理をするときに気を付けておきたいこととは、どんなことでしょうか。キャンプ中はバタバタと忙しくもあり、ついつい忘れてしまいそうになることってありますよね。
どんなことに注意が必要なのか、子どもと調理する際の注意点をもう一度一緒に確認してみましょう。
子どもと調理する際の注意点①包丁や火の取り扱い
初めて包丁や火を使ってお料理をする子どもは、どんなことが危険なのか予測がつかないものです。
力を入れなくてもナイフは切ることができる、手を添える位置によって怪我をすることもあるなど、大人が一度使って見本を見せながら伝えましょう。
また、アウトドアではシングルバーナーなど不安定なもので調理をする場合もあります。手を添えていてもひっくり返ることで危険につながることも考えられます。
服装についても家とは違ってアウトドアでは上着やレインコートを着たまま調理することもあります。そのため、袖口に火が移ってしまうことや、調理器具に触れて衣類が溶けてしまったりやけどをしたりということも。
危険を伝えながらも、あまり口うるさくならないよう、見守りながらサポートをしてあげましょう。
子どもと調理する際の注意点②手洗いなどの清潔面
ウォータータンクやウエットティッシュを用意し、調理前に手洗いをしっかり行いましょう。食事が完成した後もしっかり行うことで、食中毒などの危険を回避することができます。
ナイフやまな板も、食材が変わるたびに洗うのが理想的です。難しければ、まな板にはシートやキッチンペーパーを敷いたり、ナイフは除菌タイプのウエットティッシュで拭き取るなど、工夫しながら気を付けましょう。
子どもと調理する際の注意点③子どもから目を離さない
ナイフや火の取り扱いに慣れている子どもでも、アウトドアはいつもと気分や環境も違い、危険なことが起こりやすいものです。お料理をしている間は、子どもから絶対に目を離さずに見守りましょう。
口うるさくすることで、嫌気がさしてしまわないよう、必要な時だけ声かけしたりとさりげなく手を貸すなどのフォローができるといいですね。
子どもと調理する際の注意点④周りの人への配慮もわすれずに
ナイフを持って走り回ったり、刃先を人に向けてしまうことがないよう、じゅうぶんに目を配り声をかけましょう。刃物を扱う際の約束事を事前にしておくことも大切です。
また、周囲に人がいる場合は、うれしさや楽しさのあまり大声をあげたり、騒いだりしすぎないよう、気を付けましょう。
子どもと作る麺類のメニューを紹介
手軽でおいしい!アウトドアならではの作り方ができる麺類メニューをご紹介します。
子どもと作る麺類メニュー①夏にぴったり!冷たい「素麺」
夏キャンプならではの冷たい素麺は、ちょっと食欲がない時でもするすると食べやすいメニュー。お湯を沸かして茹でるだけなのにおいしい!キャンプで作れるようになれば、おうちでもできるようになります。
材料(2人~3人分)
- 乾麺の素麺 2束
- 麺つゆ 人数分
- 冷凍刻みねぎ 適宜
- 刻みのり 適宜
- 素麺を茹でる水 適量
作りかた
- 鍋にお湯を沸かします。沸いたら素麺を茹でましょう。鍋が小さめの場合は、素麺を半分に折ると子どもも食べやすく好評です。
- 麺つゆを作っておきます。
- 茹で上がったら水でよくしめて、水を切り、お好みの薬味をかけて頂きます。
ポイント
お子さんの役割としては、火をつけること、お湯を沸かすこと、素麺を茹でること、水でしめることなど、いたってシンプル。初めてのキャンプ料理にもぴったりです。
子どもと作る麺類メニュー②子どもに大好評!「ミートボールパスタ」
子どもの大好きなパスタメニュー「ミートソース」に市販のミートボールを入れたミートボールパスタを子どもと一緒に作ってみませんか。
ミートソースも市販のレトルトを使えば、パスタを茹でるだけで完成します。
材料(1人分)
- パスタ80g
- レトルトミートソース 1/2袋
- ミートボール 1袋
- 粉チーズ 適宜
- パスタを茹でる水 250cc程度
作りかた
- メスティンなどの鍋でお湯を沸かし、湧いたらパスタを半分に折って茹でます。
- パスタの茹で時間になっても残っているお湯があれば捨てましょう。
- 火を止めて、ミートソースとミートボールを入れます。弱火にして少し温めながら混ぜましょう。
- 粉チーズをお好みでかけて頂きます。
ポイント
パスタを一度に折ろうとするとうまくいかないので、お子さんには少量ずつ渡し折ってもらいましょう。
パスタの茹で上がりの際に残っているお湯はすべて捨てずに少しだけ残しておくと、ミートソースとミートボールを入れて温める時にパスタが鍋にくっつくのを防いでくれます。
子どもと作る麺類メニュー③大人も楽しめる味わい「オイルサーディンとトマトのパスタ」
子どもも大人も楽しめる、ちょっと大人の味わいのパスタも作ってみましょう。トマト缶とオイルサーディン缶を混ぜ込むだけで、上質なお酒にも合うパスタが完成します。
材料(1人分)
- パスタ 80g
- オイルサーディン缶 半分
- カットトマト缶 3分の1
- にんにく 1かけ
- パスタを茹でるお湯 250cc 程度
- 塩 適宜
作りかた
- 鍋にスライスしたにんにくと、オイルサーディン缶のオイルを小さじ1杯ほど入れ、火にかけます。
- にんにくの香りがたってきたら、火を止め、茹でるための水を入れましょう。沸いたらパスタを半分に折って入れ、茹で時間に従って茹でます。
- 茹で時間になったら残っているお湯は捨て、オイルサーディン缶半分と、カットトマト缶を3分の1程度入れ絡めます。このとき、火は弱火か、焦げ付きそうならとめましょう。
- 具材が絡んだら塩で味を調え、もう一度弱火にかけましょう。あたためたら完成です。
ポイント
オイルサーディン缶のオイルが使えない・苦手な場合は、オリーブオイルかサラダ油を使用しても大丈夫です。
子どもと作る麺類メニュー④みんな大好き!焼きそば
みんなが大好きな焼きそばも簡単にできる麺メニューの代表格。野菜をナイフで刻む工程が子どものわくわく感とお料理の楽しさをUPしてくれることでしょう。
材料(2人分)
- 焼きそばの麺 2袋
- にんじん 1/3本
- たまねぎ 1/4玉
- キャベツ 少々
- 豚こま肉 適宜
- 塩コショウ 少々
- 焼きそばソース
作りかた
- 野菜や肉を食べやすい大きさにカットします。
- フライパンに油を敷き、野菜と肉を炒めます。塩コショウをふっておきましょう。
- 麺を入れ、小さじ1杯ほどの水を入れてほぐしながら焼きます。
- 焼きそばソースで味付けし、完成!
ポイント
麺をほぐすのが大変な場合は、水をかけたあとにアルミホイルなどで1分ほどふたをし、蒸すことでほぐれやすくなります。大変なときは大人がやってあげましょう。