いま冬キャンプがアツい!
近年は空前のキャンプブームといわれています。
今までのキャンプというとワイルドな趣味というイメージがありましたが、SNSやYoutube等でおしゃれなキャンプの様子が拡散されると、今まで少なかった女性層・親子層から人気を集めるようになりました。
最近では、新型コロナウィルスの影響により、「密にならない」「共用部分が少ない」などの理由からますます注目されています。
近年のブームの特徴として、雪原・星空の美しさ、焚火のぬくもり等、冬ならではの魅力を存分に味わえる冬キャンプが人気を集めています。
そこで今回は、冬キャンプに欠かせない冬用テントの選び方についてご紹介します。
冬キャンプでのテントの選び方
テントには3シーズン用と4シーズン用という2つのタイプがあります。
その名の通り、3シーズンは春・夏・秋に適したテントで、4シーズンは全シーズン使用できるテントになります。
基本的には素材などの違いがありますので、冬キャンプには4シーズン表記がされているものを選ぶ必要があります。では、冬キャンプのためのテントはどんな基準で選べばいいのでしょうか。
冬キャンプでのテントの選び方:形
ワンポール型
ワンポール型は一本の柱を支えにした角錐形をしたテントです。
冬キャンプでのテント設営は寒さとの戦いになりますので、構造がシンプルで設営時間が短いワンポール型は重宝されます。高さがあり広いので、薪ストーブなども安心して設置でき、デザインがかわいらしいので女性にも人気です。
ドーム型
ドーム型は軽量なものが多く、コンパクトにたためるので持ち運びしやすいため、特にソロキャンパーに人気があります。天井は少し低めになりますが、空気が温まりやすいというメリットがあります。
グループキャンプでは、ドーム型の中でも前室(リビング部分)・寝室が分かれている、ツールームタイプのものが人気です。
とくにインナーテントで前室と寝室を仕切ることができるデザインは、荷物スペースが確保でき寝室は温かく過ごせるのでおすすめです。
冬キャンプでのテントの選び方:素材
冬キャンプの醍醐味といえば「焚き火」ですね。
そのため、テントは耐火性に優れた素材のコットンかポリコットン(TC)で作られたテントがおすすめです。
コットンは火に強く燃える心配が少ない、通気性に優れているため結露を防ぐなど、古くからテントに用いられてきました。反面、濡れたらよく乾かさないとカビが生えやすいというデメリットがあります。
ポリコットンはコットンとポリエステルの混合繊維のことで、コットンのメリットに加え、耐水性があるため濡れにくいという優れた素材で、お手入れがしやすく大変人気です。
冬キャンプでのテントの選び方:サイズ
テントに表記してある人数は最大人数を記載していることが多く、表記してある人数よりも少ない人数の方が快適に過ごすことができます。
冬キャンプは他のシーズンよりも荷物が多くなりがちなため、5人家族で5人用を購入すると荷物が入りきらないなんてことにもなりかねません。少し余裕を持った広さを確保するようにしましょう。
冬キャンプでのテントを選ぶ際の結露対策
冬キャンプで使用するテントには外気対策と結露対策のため、さまざまな工夫がされています。
テントを選ぶ際は結露対策がされているテントを選ぶようにするとよいでしょう。
テントの中を暖かく保つために、インナーとフライシート対になったツーウォール構造のものがおすすめです。要は2枚重ねのような形になるので、外気が入りづらく結露を防ぐことができます。
また、「スカート」と呼ばれるフライシートから伸びた布部分があるテントは、接地面と本体の間から風が吹き込んでくるのを防いでくれるためおすすめです。
冬キャンプでのおすすめテント10選
今回は、冬キャンプでのテントを形別でご紹介していきます。
ドーム型(グループにおすすめ)
スノーピーク ランドロック
日本のアウトドアブランド・スノーピークの最高級モデルといわれるランドロックは、ファミリー・グループの冬キャンプにおすすめです。
内部のインナーテントは吊り下げ式になっており、寝室と前室を簡単に分けることができ暖かく過ごせます。独自のフレーム構造は高い耐久性を誇り降雪時も安心です。
Ogawa ティエララルゴ
テントメーカーogawaから販売されているティエララルゴは、グループキャンプにお勧めのドーム型テントです。
インナーテントはTC素材を使用しており、底部は完全防水素材を採用しているので、結露や地面の水分によって濡れるのを防いでくれます。リビングは広々としておりグループでもゆったりと過ごせます。
ヘルスポート バルホール
ノルウェー発祥のヘルスポートより販売されているバルホールです。
かなりスペースの大きい造りになっているので、大人数でも広々使えます。難燃性素材を使用しているため、薪ストーブなどの暖房機器を使用できる造りになっておりあたたかく過ごせます。
Nordsik レイサ 6 ウィズスカート
Nordiskより、レイサ6ウィズスカートです。
もともと冬キャンプに適した仕様のテントとして有名だったレイサ6ですが、さらにスカートがついたモデルになってリニューアルしました。より冬仕様になったため2020年の冬キャンプ注目のテントになります。
ドーム型(ソロにおすすめ)
DOD カマボコテントソロTC
DODのカマボコテントソロTCです。
ポリコットン素材を使用しているため火に強く、スカートがついているため、底部からの風を防いでくれます。インナーテントのバックルをつけておけば、アウターテントを設営する際に一緒に組み立てることができ時短になります。
キャプテンスタッグ エクスギア ソロテント
キャンプテンスタッグから発売されているソロ用のテントです。
軽くて丈夫なジェラルミン性のポールは色分けがされているので、設営手順がわかりやすくなっています。開閉可能なベンチレーションがついているため、空気を循環させ結露を防ぎます。
スノーピーク ミニッツドームPro.air
スノーピークのソロテント・ミニッツドームPro.airは、前室に余裕があり荷物置き場や靴の脱ぎきが楽にできます。
3㎏弱と軽量のためソロキャンプには最適です。トレッキングなどの過酷な環境にも対応しています。
ワンポールテント(グループにおすすめ)
テンマクデザイン サーカスTC BIG
ワンポールテントで人気の高いテンマクデザイン サーカスTCの大人数用サイズです。
ワンポールテントならではの設営のしやすさに加え、ポリコットン素材を使用することにより夏涼しく冬暖か、結露の発生を防ぐ優れた性能を発揮します。上部と下部にベンチレーションを備えているため結露をおさえ、暖房器具をいれることができます。
DOD ワンポールテントM
DODのワンポールテントです。ペグには軽くて曲がりにくいV字型のペグを使用しています。
最大人数5人でグループキャンプにピッタリ、なのにコンパクトに収納できて持ち運びも便利。ワンポールテントの中では比較的軽量な4.5kgもうれしいところです。
Nordisk アスガルド12.6
Nordiskのワンポールテントの中でも人気のモデルです。
ワンポールの中でも、ベル型と呼ばれるタイプのもので、おしゃれなビジュアルはグランピングにも使われています。ポリコットン素材なので結露を防ぎ、燃えにくいので薪ストーブを使用することも可能です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。