夏は、庭やプランターのハーブがぐんぐん育つ季節。たくさん収穫できるとうれしい反面、「料理だけでは使い切れない」と困ってしまうことはありませんか。
ハーブの楽しみ方は食べるだけではありません。お茶にして飲んだり、飾ったり、お風呂に入れたり、保存食にしたり。この記事では、たくさん採れたハーブを無駄なく暮らしに取り入れる5つの活用法を紹介します。
夏はハーブがたくさん採れる季節
春にはまだ小さかったハーブも、夏になるとぐんぐん成長し、夏野菜とともに収穫の時期を迎えます。
バジルやミントなど、家庭菜園で親しまれているハーブのなかには、摘んでも次々と新しい葉を伸ばすものも。たくさん収穫できるのはうれしい反面、「収穫が追いつかない」「料理だけでは使い切れない」ということもあるでしょう。
そんなときこそ、ハーブの楽しみ方を少し広げてみませんか。いつもとは違う方法を試してみると、新たなハーブの魅力に気づけるかもしれません。
また、すべてを収穫せず、あえて花を咲かせるのもひとつの楽しみ方です。種類によっては、花が終わったあとに種を採り、翌年の栽培につなげることもできます。
せっかく育てたハーブを余らせてしまう前に、自分に合った方法で最後まで楽しんでみましょう。
たくさん採れたハーブを無駄なく楽しむ5つの方法
ここからは、たくさん収穫できたハーブを暮らしのなかで楽しむ5つの活用法を紹介します。
食べたり飲んだりするだけでなく、飾ったり、香りを楽しんだり。いつもとは少し違った方法で、ハーブの魅力を味わってみましょう。
1.乾燥させて長く楽しむ

たくさん収穫したハーブをすぐに使い切れないときは、乾燥させて保存するのがおすすめです。
ローズマリーやタイム、レモンバームなどは、乾燥させても香りを楽しみやすいハーブ。きれいに洗って水気をしっかり拭き取り、数本ずつ束ねて風通しのよい日陰につるして乾燥させます。
葉がしっかり乾いたら、茎から外して清潔な保存容器へ。料理の香りづけやハーブティーなど、ハーブの種類に合わせてさまざまな使い方ができます。
自然乾燥のほか、電子レンジやオーブンを使って短時間で乾燥させる方法もありますが、収穫量やハーブの種類に合わせて、取り入れやすい方法を選ぶといいでしょう。
2.束ねてブーケやスワッグにする

摘みたてのハーブを束ねてフレッシュな「ハーブブーケ」を作り、友人や家族へのちょっとした贈りものにするのも喜ばれます。庭で育ったハーブをおすそ分けするような感覚で、季節の香りも一緒に届けられますよ。
ハーブブーケの作り方はこちら
また、乾燥させたハーブを束ねてドライブーケやスワッグとして飾るのもおすすめです。
ローズマリーやタイム、ラベンダーなどを、麻ひもなどで束ねれば、ハーブならではの自然な風合いを楽しめます。しっかり乾燥させたハーブを使うほか、フレッシュな状態で束ね、風通しのよい場所につるしながら乾燥させてもいいでしょう。
乾燥していく過程も楽しめるため、キッチンやリビングのちょっとしたインテリアにもぴったり。ハーブだけでシンプルに仕上げるのはもちろん、季節の草花と組み合わせても素敵です。
3.ハーブティーを作る
摘みたてのハーブを気軽に楽しむなら、ハーブティーにするのもおすすめです。
ミントやレモンバーム、レモングラスなど、ハーブティーに適したものを摘み、よく洗ってからポットに入れてお湯を注ぎます。フレッシュハーブを使ったハーブティーは、乾燥したものとはまた違った、みずみずしい香りを楽しめるのが魅力です。
ハーブティーが苦手な人は、ハーブウォーターにしてみてはいかがでしょうか。水にハーブを入れてしばらく置くだけで、ほんのりと香りや風味が移り、すっきりと飲みやすくなります。
たくさん収穫できたときは、先ほど紹介した方法で乾燥させておけば、収穫の季節が過ぎたあともハーブティーを楽しめます。フレッシュとドライ、それぞれの香りや味わいの違いを楽しんでみるのもいいでしょう。
※ハーブのなかには飲用に適さないものや、妊娠中・服薬中など体調や状況によって注意が必要な種類もあります。飲用する際は、種類や使用上の注意を確認しましょう。
4.ハーブバスで香りを楽しむ
食べたり飲んだりするだけでなく、ハーブの香りを楽しむ方法として、ハーブバスに取り入れてみるのもいいでしょう。
ハーブを軽く洗い、湯船へ。お湯に浮かべると、ハーブならではの自然な香りがふわりと広がります。
湯船だけでなく、足湯に取り入れるのもおすすめです。たらいや洗面器などにお湯を張り、フレッシュハーブを浮かべれば準備は完了。ハーブの清々しい香りに包まれながら、ほっとひと息つく時間を楽しめます。1日の終わりのご褒美として、試してみてはいかがでしょうか。
※ハーブの種類によっては肌への刺激となる場合があります。肌に異常を感じた場合は使用を中止しましょう。
5.ソースなどの保存食にする
一度にたくさん収穫できたハーブは、ソースや調味料などに加工して保存するのもおすすめです。ソースにしておけば、パスタはもちろん、パンに塗ったり、肉や魚料理に添えたりと幅広く活用できます。
ほかにも、刻んだハーブを塩と合わせてハーブソルトにしたり、オイルに漬けてハーブオイルにしたりと、楽しみ方はさまざま。少量ずつ料理に使うよりも、一度にまとまった量を活用できます。
ひと手間加えて保存食にしておけば、旬のハーブを収穫の季節が過ぎたあとまで楽しめますよ。
ハーブ別|おすすめの活用法
ハーブは種類によって香りや風味が異なり、向いている活用法もさまざまです。
ここでは、家庭菜園でも育てやすいバジル・ミント・ローズマリーそれぞれにおすすめの楽しみ方を紹介します。
バジル
夏になると次々と葉を茂らせるバジルは、フレッシュな香りを生かして料理に使うのがおすすめです。
一度にたくさん収穫できたときは、ジェノベーゼソースにするのもいいでしょう。オリーブオイルやナッツなどと一緒にミキサーにかけ、ペースト状にしておけば、パスタや肉・魚料理など、さまざまなメニューに活用できます。フレッシュなソースをたっぷり使って焼き上げるピザも絶品です。
また、バジルのなかには、ハーブティーとして親しまれている種類もあります。たとえば、ホーリーバジルの一種として流通しているカプーアは、葉を乾燥させてハーブティーとして楽しむこともできます。すっきりとした香りが鼻を抜け、料理とはまた違ったバジルの魅力を味わえますよ。
ミント

清涼感のある香りが特徴のミントは、飲み物やデザートなど、幅広く活用できるハーブです。
摘みたての葉は、炭酸水に浮かべるだけでも爽やかな一杯に。レモンやライムなどの柑橘類と組み合わせて、ハーブウォーターとして楽しむのもおすすめです。
夏場は、ハーブバスや足湯などに取り入れると、ミントならではのすっきりとした香りを楽しめます。
さらに、摘んだミントを小さな花瓶に生けて、インテリアグリーンとして飾るのも素敵です。見た目にも涼やかで、そばを通るたびにふわりと感じる爽やかな香りも魅力です。
そのほか、拭き掃除をするときに、バケツの水に摘みたてのミントを浮かべて香りを楽しむことも。いつもの家事にハーブを取り入れれば、たくさん収穫できたミントの楽しみ方がさらに広がります。
ローズマリー

摘みたてのローズマリーの枝は、オリーブオイルやビネガーに漬け込み、香りを移して調味料として楽しむのもいいでしょう。
枝がしっかりしているローズマリーは、束ねてスワッグやリースにするのにもぴったり。乾燥したあとも香りが残りやすいため、長く飾って楽しめます。
また、摘んだ枝を水に挿して、インテリアグリーンとして楽しむのもおすすめです。
そのまま水挿ししておくと根が出てくることもあり、発根した枝を鉢や畑に植えれば、新しい株として育てられます。自宅では育てきれないときは、家族や友人におすそ分けして、ハーブを育てる楽しみを分かち合うのも素敵です。
さまざまな用途に活用できるローズマリー。たくさん収穫できたときは、フレッシュな状態で楽しむだけでなく、乾燥させたり、新しい株へつないだりしながら長く楽しんでみてください。
ライター
AYA
静岡県出身。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育ち、結婚後に、タイ・バンコクへ移住。病気がきっかけで、ヴィーガンのライフスタイルに目覚める。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら、人と環境にやさしいサステナブルな暮らしを実践中。自身の経験をもとに、ヴィーガン、環境問題、SDGsについて情報を発信している。