自分だけのガレージがほしい!アウトドア好きなら一度は切望するのではないでしょうか。今回は、日々ガレージライフを楽しむ筆者が、とくにガレージの外装に焦点をあて、その種類や選び方などについてご紹介します。夢のガレージライフの第一歩を踏み出しましょう!
アウトドア好き憧れのガレージライフを送ろう
ギアの保管はもちろん、生活空間の一部としても使えるアウトドアガレージ。壁一面に並べられたキャンプギアやDIYツールに囲まれた空間は、まさに大人の秘密基地です。ここでのんびりコーヒーを飲むだけで、非日常感を味わえますよ。
休日は、家族との時間を楽しむ多目的スペースとしても大活躍!雨の日にはプチキャンプを楽しんだり、寒い日には鍋パーティーを開いたりと、家にいながらアウトドアを楽しめる、家族みんなの憩いの場所にもなっています。
ほかにも、ガレージの可能性は無限大!自分だけの理想的なガレージをつくるために試行錯誤するのも楽しいものですよ。
ガレージ外装を決めるときに考えるべき5つのポイント
ガレージ選びで後悔しないためには、入念な計画が必要不可欠。筆者は、計画に半年をかけました。ここでは、その当時の経験をもとにして、ガレージ選びのポイントをまとめました。理想のガレージづくりの参考にしていただければと思います!
使用している姿をイメージする
「ガレージがほしい!」と思っていても、その気持ちが長続きしないことも。大切なのは、この思いを実行に移すためのモチベーションをしっかりと管理すること。
まずは、自分が実際に使用しているシーンをイメージしてみましょう。自分ひとりや家族で使用しているところ、友人を招いているところなど。しっかりとしたビジョンを描けば、モチベーションの低下を防ぎ、より綿密に妥協のない計画が立てられるはずです。
用途を考える
主な用途によって求められる機能は大きく異なります。単純に収納目的なのか、趣味の空間として使うのか。まずは、ガレージのなかで「何をするか」を具現化してみましょう。
用途が明確になれば、ガレージの広さや窓、通気口の有無なども自ずと決まってくるはずです。たとえば、細かな作業をするならばライトなどの照明設備、のんびりと過ごしたいのであれば、換気扇や窓などが必要となるでしょう。SNSなどで実際に使用している人の姿を確認するのも有効です!
費用は内装も含めた総額で考える
ガレージ製作に際して予算計画は重要で、事前にしっかりと考えなければ、あっという間に予算オーバーとなるかもしれません。予算は外装に加えて内装や設備にかかる費用など、トータルの費用で検討してください。
既製品ガレージの場合、意外と費用がかかるのが基礎コンクリートです。ガレージのサイズが大きくなればコンクリートの量も増え、費用も高額になります。ただ、ここは削ることのできない必要費なので、事前に施工業者などに確認しておきましょう。
また、内装についても木材を使用する場合は、その種類によって価格は大きく変わります。どのような内装にするか、事前に検討して余裕のある予算計画を立てましょう。
ガレージに置くものは事前に決めておく
ガレージそのものの大きさを決めるために、収納するアイテムの種類や大きさ、数量などを具体的にリストアップしておきましょう。
たとえば、大きくかさばるものが多ければガレージのサイズも必然的に大きくなります。逆に、収納物の量に対してガレージが大きすぎては、もて余してしまうでしょう。アイテムの特性を今一度確認し、最適なサイズを見極めてください。ちなみに多趣味な筆者は、この作業にもっとも時間がかかりました…。
DIYにこだわりすぎないようにする
「自分だけのこだわりガレージをつくる!」という意気込みは大切ですが、無理は禁物です。とくに、外装は耐久性や安全性に関わる重要な部分。つくる過程でのケガやはもちろんですが、倒壊といったリスクを考えると、基礎部分のDIYはおすすめしません。
当初、筆者も費用をなるべくおさえようと、外装の組み立てを自分で行おうと考えていました。しかし、これらのリスクや手間を考えて、設置は業者にお願いすることに。結果的に、「さすがプロ」というようなしっかりとしたつくりのガレージが完成しました。今ではこの判断に間違いはなかったと確信しています!
ガレージの種類と特徴
ひとえに「ガレージ」といっても、その種類はさまざま。大きさや素材、価格によって使い勝手も大きく変わります。ここでは、筆者がガレージ外装を決めるうえで迷った、3種類のガレージの主な特徴をまとめました。ぜひ参考にしてください!
ビルトインガレージ
住宅と一体化しているガレージです。住宅の一部なので気密性が高く、環境変化が少ない空間で大切なギアを保管できるのが特徴。セキュリティも高く、ギアを確実に守りたいという人におすすめです。
ただし、1階部分の居住スペースが狭くなるというデメリットもあります。また、建築費用は高額で、住宅完成後の増設は難しいということは覚えておきましょう。
コンテナガレージ
輸送用コンテナでつくるガレージで、耐久性が高く、増築などに比べて費用をおさえて設置できます。コンテナならではのゴツゴツとした外観が個性的で、レアアイテムが好きなキャンパーにはたまりませんね。
一方で、コンテナは基本的にすべてが鉄製でつくられているため熱がこもりやすく、気温の影響が大きくなります。ガレージとして使用するならば、断熱処理など、内装のカスタムは必須でしょう。
既製品ガレージ
筆者も使用しているタイプです。入手や設置が比較的容易でコスパにも優れています。デザインの自由度はやや制限されますが、オプションやDIYなどでカスタムしやすいので「自分だけのオリジナル空間」にこだわりたい人にはおすすめです。
ただし、ほかのガレージと比べると気密性が低く隙間も多いため、外気温やほこりの影響をかなり受けます。ギアのこまめなメンテナンスは必要となるでしょう。
筆者がヨドガレージを選んだ理由
ガレージタイプはどれも一長一短。迷いに迷いましたが、筆者は材料費や運搬費などは比較的安価なこと、内装がカスタムしやすいことなどを優先。最終的に既製品ガレージであるヨドコウ(淀川製鋼所)の「ラヴィージュⅢ」を選択しました!
ヨドコウは1935年に設立された歴史のある鉄鋼メーカーで、物置やガレージなどは国内シェアトップクラスを誇っています。各メーカーさまざまな特徴があるなかで、とくに以下の点に魅力を感じヨドガレージの購入を決意しました。
・通常の鋼板の3~6倍の耐食性をもつ「ガルバリウム鋼板」を使用するなど耐久性が高い
・価格と性能のバランスに優れている
・窓や換気扇オプションが豊富で自分好みにカスタムしやすい
ちなみに、注文はネットショップを利用。実物を見ていないので不安もありましたが、実店舗ではあまり取り扱いのない旧型モデルを安価に入手できました!
【商品名:ヨドガレージ ラヴィージュⅢ】
・メーカー/株式会社淀川製鋼所
・サイズ/W266×D522(cm)
・素材/ガルバリウム鋼板
ライター
SUGURU
キャンプ歴11年。アウトドアと家族を愛するパパキャンパー。ともに暮らす妻と2人の娘はインドア派。家族の機嫌をうかがいながら週末キャンプ・ギア収集を楽しんでいる。最近は、気軽に楽しめる「おうちキャンプ」で一味違った新たなキャンプスタイルを模索中。2019年には庭の物置をDIYでキャンプガレージに改装。お気に入りのギアに囲まれて過ごす「ガレージキャンプ」という新たな試みも行っている。