水に入る前の3つの注意点
サーフィンを行う際は、水に入る前の準備が非常に大切です。はじめに、水に入る前の注意点を3つ紹介します。
①海と天気のコンディションを確認する
サーフィンをする際は、安全性を考慮し、海と天気の状況を事前に確認するのが重要です。
波情報と関連気象情報に特化した、サーフィン向けの「BCM波情報Viewerアプリ」や、風・波・雲など、さまざまな気象情報を確認できる「Windy」などのアプリを活用するのがおすすめ。1週間ほど前から、定期的に天気を確認するとよいでしょう。
夏は天気が変わりやすく、家を出るときには晴れていたが、海についたら天気が悪くなるといった状況が起こり得るでしょう。潮の強さや波の向きなどを見極めるのは、サーフィン初心者には非常に難しいので、とくに注意が必要です。
②日焼けや脱水などの暑さ対策をする
サーフィンを楽しむため、日焼け対策と脱水対策をしっかり行いましょう。 サーフィンに夢中になるあまり、日焼けしすぎたり、脱水症状になったりする場合があります。
ウェットスーツやラッシュガードなどを着用して肌の露出を控え、海に入る前には日焼け止めを必ず塗りましょう。1時間おきに日焼け止めを塗り直すのも大切です。
また、脱水対策のため、水分補給を行ってください。水分補給なしでサーフィンをし続けると、めまいや吐き気などの脱水症状におちいるおそれがあるでしょう。
水中で意識を失った場合、命にかかわります。海へ入る前は、水分補給を必ず行ってください。なお、水分補給時は、塩分と糖分を含むスポーツ飲料がよいでしょう。
③クラゲやエイなどの対策をする
クラゲやエイなどの、毒をもつ海中生物に刺されないように注意しましょう。 日本に多く生息しているアンドンクラゲ・アカクラゲ・カツオノエボシなどに気をつけてください。また、浅瀬では、尾に毒針があるアカエイに注意が必要です。
サーフィンをする際は、ウェットスーツやラッシュガードなどを着用し、肌の露出をできるだけ控えるのがポイント。また、サーフィン中にクラゲやエイを見かけた場合、むやみに近づかないようにしましょう。
浅瀬でサーフィンをする際は、マリンシューズなどを履くのがおすすめ。アカエイやウニなどから素足を守れます。
また、万が一刺された場合に応急処置を行えるよう、タオルやピンセット、消毒液などの救急セットを準備しましょう。
水のなかでの3つの注意点
サーフィンを行う際の、水中での注意点を3つ紹介します。
①サーファールールをしっかりと守る
他人に迷惑をかけず、気持ちよくサーフィンをするため、サーファールールを守りましょう。サーフィン歴が長い人でも、意外に知らないサーファールールがいくつか存在します。
すでにほかのサーファーが乗っている波には乗らないようにしましょう。原則として、ひとつの波には1人しか乗れないルールです。同じ波に複数人が同時に乗ると、大きな事故につながるおそれがあるでしょう。
また、パドリングをして波に乗ろうとしているサーファーが近くにいる場合、進行方向で先に波に乗る行為は避けてください。パドリングとは、波に乗る前に泳いで勢いをつける動作です。
夏はとくに、サーファーだけでなく海水浴を楽しむ人も多く、海のなかは非常に混雑しています。周囲の人に配慮し、ルールをしっかりと守ってサーフィンを楽しみましょう。
②リーシュコードを必ず着用する
サーフィンをする際は、リーシュコードを必ず着用するのがポイント。リーシュコードとは、転倒した際にサーフボードが離れないよう、サーフボードと足首をつなぐコードです。
リーシュコードをしていない場合、転倒した際に離れたサーフボードが、周りの人にあたってケガをするおそれがあります。サーファーだけでなく、小さな子供も多い夏は、とくに注意が必要です。
なお、 リーシュコードを購入する際は、所有するサーフボードと同程度の長さを選ぶのがよいでしょう。
リーシュコードがサーフボードよりも短いと、転倒した際に自分の体から離れきらず、自分自身がケガをする可能性があります。また、リーシュコードがサーフボードより長すぎると、周りの人にぶつかるおそれがあるでしょう。
③遊泳禁止区域や危険な区域を避ける
遊泳禁止区域・沖合・消波ブロック付近など、危険な区域でのサーフィンは避けましょう。消波ブロック付近は、衝突してケガをするリスクがあります。また、沖合でのサーフィンは、強い潮に流され、ビーチへ戻れなくなるおそれがあるでしょう。
なお、万が一の場合を考慮し、ほかのサーファーたちが近くにいるエリアでサーフィンを行ってください。ケガをしたり、溺れたりした際に救助を要請しやすいでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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