テントサイトのレイアウトのポイントは3つ
①設営はタープから始める
テントサイトのレイアウトは、基本的にテント・タープ・キッチン・車で構成されます。
まず車ですが、サイトの奥に停めてしまうと、テントやタープ設営後に出せなくなってしまうので注意が必要です。サイトのレイアウトはタープを先に設営した方がやりやすいというのが一般的。その理由は、タープがサイトの中心となるからです。タープを設営すればその他のレイアウトが自然と決まりやすくなります。
②ロースタイルかハイスタイルかを決める
ロースタイルであれば地面近くに重心がくるので、落ち着いてまとまった印象となり、自然をより近くに感じられます。のんびり静かに過ごしたいキャンパーにおすすめです。ハイスタイルは立ったり座ったりしやすく、作業がスムーズに、腰や膝への負担を軽減できます。アクティブに過ごしたいキャンパーに向いています。
③車をレイアウトに活用する
車が横付けできるサイトで、車のレイアウトは重要です。荷物が出し入れしやすい場所というだけでなく、車はレイアウト上で色々な役割を担います。
近くに他のキャンパーがいる場合は目隠しとして使ったり、焚き火の際に火の粉や灰が近隣サイトに飛ばないよう壁にできたりします。また、風が強いときは風上に車を停めて風よけにしたり、雨の日はタープ横に停めて雨が吹き込むの防いだりして活用できます。
開放感を重視するレイアウト方法2選
長身ポールで圧迫感をなくす
タープを立てる際、長身ポールを使うことによって、地面からタープまでの距離が高くなり、圧迫感がなくなります。さらに、ロースタイルのチェアやテーブルを使ってキャンプギアの重心を低くすると、開放感アップ。ただし、風が強い日はタープの高さがあると風の影響を受けやすいので、注意が必要です。
ホワイト系カラーで統一する
テントやタープ、チェアなどキャンプギアをホワイト系カラーで統一すると、明るく爽やかな印象を与えます。汚れには気をつけたいところですが、軽やかな印象でキャンプ場に映え、開放感が味わえます。
プライバシーを優先するレイアウト方法4選
テント内リビングにする
2ルームテントやトンネルテントなどの大型テントであれば、テント内にリビングと寝室が設けられます。タープを張らなくてもテント内リビングでプライバシーを確保しつつ、快適に過ごせます。寒い時期でもテント内リビングであれば、凍えながら調理をしなくてもいいのでおすすめです。
リビングにシェルターを設営する
グループキャンプや広いサイトであれば、テントを寝室として、リビング用にシェルターを設営すると個室のようなリビングが完成です。強い日差しを遮り、風雨の影響を受けずにリビングでゆっくり過ごせます。メッシュでクローズできるタイプのシェルターであれば虫の侵入を防ぐことができます。
大きなタープを使う
大きなタープを張ると、必然的に近隣サイトとの距離が保てるのでプライベートな空間を作れます。ただし、フリーサイトなどの区画がない場所では混雑具合など状況をみて、節度を守ってタープを設営してください。
テントとタープの境がない小川張りやワンポールテントの頂上とタープを連結する張り方をすれば目隠しにもなり、よりプライべート感が作れます。
陣幕を活用して空間を区切る
陣幕は風よけとして、焚き火が風の影響を受けにくくしたり、火の粉や灰が舞うことを防いだりする役割があります。その他にもプライバシーの保護として仕切りや目隠しとしても使えます。ヘキサタープやスクエアタープを使って張り方を工夫すれば、陣幕として代用できるのでおすすめです。
雨の日のレイアウト方法2選
テントとタープを連結する
テントとタープを連結して隙間をなくすことで、雨が降っても移動するときに濡れる心配がありません。雨天時のタープの張り方は、タープに水が溜まらないように水の逃げ道を作り、ポールが折れたりタープが破れたりすることを防ぎましょう。
タープの下にテントを設営する
タープの下にテントを設営することで、テントが濡れないので耐水圧の低いテントでも浸水の心配がありません。タープ下に置いてあるキャンプギアはなるべくタープ中央に置くことでギアが濡れることも防げます。また霜が下りるような寒い日でも、テントやギアの結露を軽減できます。
風が強い日のレイアウト方法2選
木や建物など遮蔽物を利用する
木などが何もないひらけた場所は風の影響を受けやすいため、強風のときは設営時に時間が掛かり、危険が伴うこともあります。風対策として、キャンプ場の木や建物などの遮蔽物を風よけとして活用しましょう。
テントの出入口を風下にする
風が強い日のキャンプはすぐにタープやテントを設営するのではなく、風向きや強さなどを確認してから設営することをおすすめします。気象予報をチェックすることも大切で、風の止む間に設営しましょう。テントの出入り口は風下にすることで、テントへの風の侵入を防ぎ、風で飛ばされるリスクを軽減できます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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