アウトドアブームで軽キャンが大人気
軽キャンは軽ワゴンや軽トラをキャンピングカーに改装した車です。
これまでのキャンピングカーといえば、家のような広い空間のある大きい車、高価といったイメージがありましたが、軽キャンは200万円程度からと比較的安価で購入しやすい価格設定。
先日、テレビ東京の日経スペシャル「ガイアの夜明け」でも特集されるほど人気が集まっています。
コロナ禍が人気を後押し
コロナ禍以降、旅や行楽のスタイルが大きく変化してきました。
三密を避けて、人のいない場所で楽しむ、人の多い場所から行き先をずらして楽しむ旅が主流になりつつあり、そういった背景も軽キャン人気の要因のひとつと考えられます。
軽キャンの維持費は?
軽キャンは、消防車やパトカーと同じ特種用途自動車「8ナンバー」に分類されます。
キャンピングカーは、税制上優遇されており、車検の際に必要な自動車重量税が普通乗用車の半分程度です。
購入のときに少し高くつくかもしれませんが、維持費は意外にかかりません。
軽キャンの魅力とは
アウトドアブームのなか、軽キャンはどんなところが魅力なのでしょうか。
軽キャンの魅力①購入しやすい
大型のキャンピングカーとは異なり、軽自動車を改装しているので価格が安く、購入しやすいという魅力が軽キャンにはあります。
軽キャンブームにのってさまざまな会社がオリジナリティあふれるキャンピングカーをリリース。youtubeやメディアなとでも取り上げられ、キャンピングカーがより身近になってきました。
軽キャンの魅力②三密を避けて自由きままにキャンプが楽しめる
動く家、動く城ともいえる軽キャンは、三密を避けて人の少ないところで自由気ままにキャンプが楽しめるという魅力があります。
また、車中泊ができるのでキャンプ場でのテント設営や荷物運びも不要。気軽にキャンプに出かけることができます。
軽キャンの魅力③小回りがきく
キャンピングカーといえば、大型で移動が大変というイメージがありますが、軽キャンの場合、車体が軽自動車のため、狭い道でもスムーズに移動することができます。
キャンプ以外でも、お買い物や通勤など、普段使いの車としても使用することが可能です。
軽キャンにはどのようなタイプがあるの?
ひとくちで軽キャンといっても、さまざまなタイプがあります。具体的にはどのようなタイプがあるのか紹介していきます。
軽ワゴンタイプ
軽ワゴンタイプの軽キャンは、ワゴンタイプの軽自動車をキャンピングカーに改装したものです。
外装はごく普通のワゴン車で中だけキャンピングカーに改装しているため、キャンプだけでなく普段使いとしても活用できます。
軽トラックタイプ(※キャブコン仕様)
軽トラックタイプの軽キャンは、軽トラックの荷台や屋根の上部分をベースにして、キャンピング仕様に改装したものです。
居住施設を荷台に掲載するようにして設けているため、軽キャンとは思えない広いスペースが確保できるとことが特徴。
ワゴンと異なり、屋根の高さ制限もないため、ゆったりした空間でキャンプを楽しむことができます。
※キャブコン仕様・・・キャブコンバージョンを略したもので、運転席と助手席部分以外はすべて居住スペースとなるユニットを載せた仕様のこと。
屋根にルーフテントを取り付けるタイプ
軽自動車の屋根にルーフテントを取り付ける方法もおすすめです。屋根の上に居住空間が広がるので、車内が広くなりほかの目的で使えます。
ソフトタイプからハードタイプまであり、値段は15万円〜32万円程度。車を改装するのよりもお手軽なため、経費をおさえることができます。
ルーフテント
自分でDIYして軽キャンにする
ワゴンタイプの軽自動車でしたら、リアシートを倒すことでそのまま車中泊キャンプが楽しめます。ベッドや棚をDIYして軽キャン仕様に自分で改装するのも楽しいでしょう。
本気で購入を検討したくなる!おすすめの軽キャン
おもにワゴンタイプと軽トラタイプにわけて、おすすめの軽キャンを紹介します。
ワゴンタイプのおすすめ
PICCOLO CAMPER + (ピッコロキャンパープラス)
軽キャンを専門に製造販売しているオートワンの商品です。折りたためるシンクやエクストラダイニングなど、軽キャンに必要な設備や収納をそなえながら、シンプルで実用的。
150万円ほどと良心的な価格もうれしい。
価格:1,530,000円〜(税別)
HONDA N-VAN ハイルーフ ミニチュア シマウザー
香川県の岡モータースが製造販売しているミニチュア シマウザー。その名のとおり、たっぷりの収納スペースを持ちながら、左右別々にベッドでゆったり眠れます。
30mm厚の高反発ベッドマットは、全長約1,800mmもあるので、身長の高い人も寛げる広さです。ベッドマットを併用することで、最大4名まで就寝できます。
価格:1,980,000円〜(税別)
軽トラタイプ(キャブコン仕様)のおすすめ
くつろぎの動くリビングルーム 「インディ727」
フルフラットなフロアは、4名がゆったりと寝られる広さです。断熱性と軽量化を実現するアルミボディーパネルを採用。燃費がよくて冬もあたたかい軽キャンです。
価格:2,865,000円〜(税別)
ダイレクトカーズ AMAHO(アマホ)
ガイアの夜明けで紹介されていた三重県津市にあるキャンピングカーメーカー「ダイレクトカーズ」の軽キャブコンです。
限られた空間のなかで使い勝手を考えた設備が充実しています。キッチンテーブルは、差し込みになっているので、外に出したらそのままおしゃれなバーカウンターとして使えます。
価格:4,346,100円〜(税別)
高級感のある木目の内装「La.kunn ラ・クーン」
ラ・クーンは、埼玉県越谷市にあるAZ-MAXが生産販売しているキャブコン仕様の軽キャンです。光沢のある木目の内装がリッチなキャンプ気分を盛り上げてくれます。
価格:2,689,000円〜(税別)
大人気の軽キャン JPスターhappy1
JPスターhappy1は、愛知県豊明市にあるキャンピングカーメーカーJP STARが製造販売しています。
ダイハツハイゼットの軽トラ(4WD)がベースになっており、大人2名、子ども2名が就寝できるので、ファミリーに人気があります。
5名がゆったり寛げるL字形のソファーと、向いの窓際にはシンクを設けた設計です。
価格:3,150,000円〜(税別)
どこで購入できる?レンタルといった方法も
こちらのサイトでは全国のキャンピングカー販売店を紹介しています。
また、まずは乗って体験してみたいといったかたはレンタルするという方法もあります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。