大自然のなかで子どもも大人も虫とりに夢中になれる春キャンプ。今回は、虫とりを楽しむためのポイントについて解説していきます。おすすめのキャンプ場も紹介しますので、春キャンプを予定しているかたは要チェックです。

キャンプ場で虫がとれる場所

春キャンプ 虫とり

虫といってもカブトムシのような甲虫類からバッタのような直翅目、蝶、トンボ、小川にいるゲンゴロウやミズスマシ、タガメのような水棲昆虫まで、はばひろい種類があります。虫たちはどんなところにいくと見つけやすいのでしょうか。

キャンプ場周辺

見つけられる虫:モンシロチョウ、アゲハ蝶、てんとう虫、トンボ、バッタ、ハンミョウ、ダンゴムシ

キャンプ場周辺の草むらには、モンシロチョウやアゲハ蝶をはじめ、てんとう虫、トンボ、バッタ、ハンミョウ、ダンゴムシなどさまざまな昆虫が生息しています。

川沿いや小川など

見つけられる虫:アメンボ、ゲンゴロウ、ミズスマシ

川沿いや小川には水生昆虫のなかま、アメンボ、ゲンゴロウ、ミズスマシなどが生息しています。地上の虫との違いを観察するとおもしろいはず。梅雨の時期になるとホタルが観察できることもあります。

森のなか

見つけられる虫:クワガタ、カブトムシ

クワガタやカブトムシがあらわれるのは梅雨明けのころです。梅雨明けから7月いっぱいがシーズン。クワガタやカブトムシが好む木は、クヌギやアベマキ、コナラといったドングリができる広葉樹です。

 

これは抑えたい!基本的な虫とり方法

春キャンプ 虫とり

基本的な虫のとりかたを紹介します。

虫とり方法①虫とり網を使う

蝶やトンボ、バッタなどの空飛ぶ昆虫採集には虫とり網を使います。虫とり網の使い方は「スイング」と「かぶせ技」の2つが基本技。

空中を飛ぶ蝶をつかまえるときには、虫とり網を横方向にスイングしましょう。なかに虫がはいったら柄をすばやく回転させて網のフレームでふたをします。

木の枝や地面にとまっている虫をつかまえるときには「かぶせ技」がおすすめ。そっと虫との距離をつめて虫とり網をすばやくかぶせます。

虫とり方法②コップやスプーンを使う

アリやダンゴムシなど地面にいる虫をとるときには、コップやスプーンがあると便利です。透明のプラスチックコップだと捕まえたあとにじっくり観察することができます。

虫とり方法③バケツやペットボトル、すくい網を使う

川にいる水生昆虫のアメンボ、ゲンゴロウ、ミズスマシなどを捕まえるときには、バケツやペットボトル、すくい網を使います。すくい網はアクアリウム用の小さいタイプがおすすめ。つかまえたら透明なペットボトルにいれてじっくり観察しましょう。

虫とり方法④人工樹液や光を使う

カブトムシ、クワガタなどの甲虫類はいい匂いのする樹液や光にあつまる習性があります。人口樹液をつくって虫があつまってくるのを待ってみましょう。

また、森のなかに白い布をシネマスクリーンのように張り、ライトアップするとより虫があつまりやすくなります。

人工樹液の作りかた

黒砂糖にビールをくわえて煮て、最後にウイスキーを加えます。この人口樹液を木に塗っておくと、虫があつまってきます。

虫とり方法⑤子どもに工夫させることも大切

基本的な虫とり方法を教えたら、あとは子どもたちに色々と工夫させて、失敗しながらコツを学ばせることが大切です。

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Greenfield編集部

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