雪中キャンプの服選びのポイント
雪中キャンプにでかけるときには慎重な服装選びが必要です。楽しい雪中キャンプになるか、悲惨なことになるかは、服装と装備にかかっているといっても過言ではありません。
雪中キャンプに臨む服装選びのポイントを項目別にまとめました。
雪中キャンプの服装ポイント①速乾性のあるあたたかい素材
雪中キャンプの服装を選ぶポイントとして速乾性のある、あたたかい素材であるということが挙げられます。素材としてはフリース素材などがおすすめです。
また、ヒートテック素材のインナーは人気がありますが、雪中キャンプや冬山ではおすすめできません。ヒートテック素材のインナーは、たしかにあたたかいのですが、汗をかきやすく、乾きにくいという特徴があるため、厳しい環境下では逆に体温を奪ってしまうおそれがあります。
雪中キャンプの服装ポイント②燃えにくい素材
雪中キャンプでは、薪ストーブを使ったり焚火をしたりする機会が多いので、アウターは燃えにくい素材を選ぶようにしましょう。燃えにくい素材として、ウールやコットンなどがあります。
化学繊維は燃えやすくちょっとした火の粉でも穴があいてしまうことがあるのでおすすめできません。
雪中キャンプの服装ポイント③動きやすい素材
雪中キャンプでは、テント設営前の雪かきなど体を動かすことが多いので、作業しやすい伸縮性のある素材を選ぶことが重要です。
雪中キャンプの服装ポイント④脱着しやすい衣類
雪中キャンプでも冬山登山でも、服装の基本は重ね着(レイヤリング)です。作業などをしてあつくなってきたらすぐに脱げて、寒くなってきたらすぐに着られる脱着のしやすい服装を選ぶようにしましょう。
雪中キャンプの服装ポイント⑤防水機能をそなえたアウター
雪中キャンプや冬山登山でもっとも避けなくてはいけないのが、雪や雨によって衣類が濡れて低体温症になる事態です。
雪が衣類につくと体温で溶けて水分が衣類に浸透することがあるので、防水機能をそなえたアウターを着て作業するようにしましょう。
雪中キャンプにおすすめの服装
アウターを中心に雪中キャンプにおすすめのアイテムを紹介します。
ARCTERYX(アークテリクス)アトムフーディ
アルパイン環境で、ミッドレイヤーとしても単体でも定評ある機能性を持つこのフーディは、長年にわたりクライマーやバックカントリーの旅行者に愛用され続けています。
幅広いコンディションや負荷レベルを想定して設計されたアトムの最新作。
断熱性能のあるストームフードで暖かさをプラスしています。
パタゴニア フーディニ ジャケット
軽量かつ丈夫で耐風性と耐摩耗性を兼ね備えたこちらのフーディニ・ジャケットです。
シェルとフロントファスナーにはDWR(耐久性撥水)を施した急な悪天候にも対応する機能性の高さが魅力的です。
ファイントラック(finetrack) FMM0901 ドラウトポリゴン3
撥水性能を持つ生地を採用しているため、雪が解けて水分が中に浸透するということを防いてくれます。ナノエアフーディなどよりも薄手であるため雪中での作業がしやすいでしょう。
雪中キャンプのおすすめ防寒対策グッズ
防寒対策になる便利な小物グッズなどを紹介します。
ハクキンカイロ ハクキンウォーマー
ちょっとした熱源があるだけで、全身がポカポカとあたたかくなります。ハクキンカイロは、1923年に生まれた超ロングセラーアイテム。一回の給油で24時間もあたたかい状態が続きます。
THERMAREST(サーマレスト) アウトドア キャンプ マットレス モンドキング3D R値8.0
R値とは地面の冷気を遮断する能力を示す単位です。R値が高いものほど冷気を遮断してくれます。雪中キャンプではR値6以上が必要だといわれています。
サーマレスト「モンドキング」は空気を入れて膨らませるのではなく、はじめから断熱材が入っているのでしっかりと冷気を遮断してくれます。
ファイヤーボックス
どのシーズンでも大活躍してくれるファイヤーボックス。とくに雪中キャンプでは威力を発揮してくれます。そのへんに落ちている枝が燃料になるので、携行する荷物も少なくてすみます。
ファイヤーボックスがあれば、テントの前で焚火をしながら暖をとることや調理することが可能です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。