ブッシュクラフト野営地を決めるときの注意点
ブッシュクラフトと聞けば「とりあえず山に入り焚き火をする」と思われがちですが、それは大きな間違いです。日本の山はだれかの所有地である事がほとんどのため、うかつに山に入ると不法侵入として警察沙汰になる可能性もあります。
どうしても山でブッシュクラフトがしたいときは、自身で山を買うか山の所有者に直接交渉をするかのどちらかです。
筆者は山を共有するFacebookのグループに参加しているので、そちらを利用しています。気になる方はSNSで検索してみてください。
ブッシュクラフト野営地を決めるポイント
ブッシュクラフトをするための野営地を決めるポイントは3つ。
- 自然を堪能できる
- 法律に引っかからない
- 木が調達できる
この3点を抑え、存分にブッシュクラフトを楽しめるおすすめの野営地が「キャンプ場」と「河川敷」です。
この2つの野営地は難易度が全く異なり、必要な装備まで変わってきます。キャンプ場に関しては特に気にすることは無いのですが「河川敷」は要注意。
山としての危険だけでなく川の水にも危険が溢れているので、後に紹介する必要装備は必ずチェックしましょう。
おすすめブッシュクラフト野営地【キャンプ場】
キャンプ場は、初心者~中級者におすすめの野営地です。
ブッシュクラフターのほとんどがキャンプ場を利用しています。特に山奥の「無料キャンプ場」や「◯◯青年の家キャンプ場」は人が少なく、程よい手つかず感で、野営地として人気のあるスポットです。
残念なことに焚き火跡やゴミの放置問題で封鎖される無料キャンプ場が増えてきています。そのため、Googleマップでは営業になっているのに閉鎖されていることもしばしば。利用の際方は直接電話で聞くことをおすすめします。
ブッシュクラフト必要装備
大人の野遊び技術が詰め込まれたマニュアル本。ロープワークやナイフワークはもちろんのこと、火遊び技術や自然の知恵まで網羅されています。いずれ山ごもりやサバイバルをしたい方には必須の教科書です。
本は荷物になると考える方には、電子書籍としての購入もおすすめです。
ロープといえばパラコード。パラシュートにも使われているロープで250㎏もの荷重に耐えられます。ブレスレットとして使用している方も多く、ブッシュクラフトにおいては必要なアイテムです。
ハンモックやテントなどロープは多様な使い方ができるので、なるべく丈夫なロープを長さや太さ別に揃えておきましょう。
ブッシュクラフト中級者向け野営地【河川敷】
中級者~向けの野営地が「河川敷」です。手つかずの自然を堪能でき、スリルを味わえるので刺激が欲しいブッシュクラフターにはもってこいのスポット。ただし、山には危険が多く潜んでいることを忘れてはいけません。
野生動物に細菌に虫、その他にも注意しなければいけない要素がたくさんあります。
特に注意して頂きたいのが、上流と下流の天候の違い。下流の天候は町中と大差ありませんが、上流の天候は激しく変化します。
そのため、上流で降った雨による急激な増水に、天候の変わらない下流の人達は気づけず対応が遅れてしまう。こうして起きる水難事故が毎年発生しています。十分な経験を積むまでは経験者と共にいくようにしましょう。
ブッシュクラフト必要装備
SAWYER PRODUCTS
汲んだ川の水をそのまま飲めるように作られた、ポータブル浄水器。
川には細菌や寄生虫が必ず潜んでいます。死に至るケースもあるので、川の水をそのまま飲むのは絶対にやめましょう。川の水を飲むのなら「煮沸」と「ろ過」は必ず行いましょう。アウトドア上級者の方なら1つはもっている代物です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。