サーフィン上達のための体幹トレーニング
体幹トレーニングはサーフィン上達には欠かせません。しっかりとした体幹は、パドリング時や、テイクオフ後のボードコントロールの時にも役立ち、いいパフォーマンスに繋がります。
ここでは一般サーファーにおすすめの基本的な体幹トレーニングをご紹介します。
トレーニング①クランチ
腹筋をダイレクトに鍛えるポピュラーな方法です。
主に腹直筋を鍛えるこちらのトレーニングはライディング中の体勢を安定させる効果があります。初めは10~20回などやりやすい回数かはら始め、慣れてきたら徐々に回数を増やしていくといいでしょう。
トレーニング②プランク
こちらも主に腹筋を鍛えるトレーニングです。
クランクと違って動きの少ないトレーニングですが、効果があります。このトレーニングを日常的に行っていくとパドリング時やライディング時の安定感が増すことを実感できると思います。
初め慣れないうちは20~30秒でおこない、徐々に時間を延ばしてみたり、片足を上げた状態で左右おこなうなど難易度を上げていくといいでしょう。
トレーニング③サイドプランク
プランク同様、姿勢維持のトレーニングです。
サーフィンでは、不安定なサーフボードの上で体を捻りボードコントロールをおこなうような動作があります。
サイドプランクはそんな姿勢をサポートする腹斜筋を鍛える効果があります。プランク同様、時間を延ばしたり片足を上げたりして難易度を上げるといいでしょう。きちんと左右同様におこないましょう。
パドリング上達のためのチューブトレーニング
ご存じの方もいると思いますが、パドリングの上達にはチューブなどを使用すると効果的にトレーニングすることができます。
ただトレーニングといっても、チューブをガンガン引っ張って腕や肩の筋肉を鍛えるイメージではありません。
あくまでチューブを使用して適度な負荷をかけながら肩甲骨の可動域を大きくするイメージで使用するのがおすすめです。
サーフィン時はパドリングしている時間が圧倒的に多いです。パドリングを楽にできる体ができているとよりサーフィンが楽しめます。
パドリングで重要なのは体幹の安定と肩甲骨の可動域です。日頃デスクワークなどが多い方は、特に日頃から肩甲骨まわりを動かしておくといいと思います。
フォーム練習にはスケボートレーニング
波にうまく乗るためには乗っている時のフォームが重要です。
フォームを練習するには反復して練習するのがベストですが、海では波に乗れる本数も限られているので反復練習は難しいです。
そこで、スケボーが大活躍するのです!スケボーを使用することで海ではできないフォーム練習をしっかりと行うことができます。
クレイトンさんのSK8トレーニング動画
こちらは海外の動画になりますが、登場しているのはサーフィンコーチのクレイトンさん。南アフリカ出身のトッププロ、ジョーディ・スミスをコーチしたことでも有名です。
以前NHKの『奇跡のレッスン』という番組でも紹介されたことがあります。
そのクレイトンさんがサーフスケートを使ってターンを説明する動画です。ここで紹介される、まっすぐな棒をハンドルのように握っておこなうターン。
このフォームが重要です。このフォームができるとサーフィン中もスピードにのったままターンをすることができます。
上半身だけを回してボードを振り回すようなボードコントロールをすると失速して良いターンができません。
そんなサーファーの方の矯正にもなるような動画です。
サーフスケートならCARVER
サーフスケートは様々なブランドがありますが、サーフスケートの代名詞ブランドといえばやはりCARVER。
乗り味はスムーズでサーフィンのターンに近いフィーリングが得られます。
CARVERでもトラックがC7とCX4の2タイプがありますが、筆者はスムーズな反発のあるCX4がおすすめです。
長さはショートボードの動きをイメージされるなら30インチ前後がいいかと思います。
好きなサーファー映像でイメージトレーニング
ここまでさまざまなトレーニング方法をご紹介しましたが、最後にご紹介するのは動画をみてのイメージトレーニング。
サーフィンには様々なスタイルがあります。
例えばショートボードでもパフォーマンス重視なスタイルやスタイリッシュなスタイルなど十人十色です。
いまはYouTubeなどで国内外の有名サーファーの動画がチェックできるので、自分がお気に入りのサーファーの動画を見てフォームやスタイルの参考にするといいでしょう。
筆者がおすすめの動画チャンネルは海外のサーフィンウェブマガジンSTAB MAGAZINEのYouTubeチャンネル。
色々なスタイルのサーファーが登場するのでお気に入りのサーファーを見つけることができるのはもちろん、海外の有名ブランドのボードのレビュー動画もあって面白いです。
動画イメージの注意点
動画イメージをする際に、動画のコンディションと実際に入るコンディションとのギャップがある事を意識しましょう。
大抵の動画は良い波で撮影されている事が多いです。そのままのイメージで乗ってしまうと、そもそも違うコンディションなので食い違いが出てしまいます。
あくまで動画は好きなサーファーのスタイル参考にするようにしましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。