海外のサーフィン東京オリンピック代表選手

出典:WSL
東京オリンピックで新たな競技に登録されたサーフィンでは、男女各20名の選手が出場します。
海外の選手は1カ国につき男女2名ずつが出場でき、オリンピック代表になるためには指定された大会で勝ち抜かなければいけません。
世界最高峰のサーフィンであるワールドサーフリーグ(WSL) のチャンピオンシップツアー(CT)ランキングは、オリンピック出場にもっとも優先される大会です。
2019年の大会で、女子サーフィン選手上位8名がオリンピックへの出場が決定しました。
まるでモデルや女優のように美人ぞろいですが、波の上ではダイナミックなキレのある技で、アスリートとしての実力を見せつけてくれる選手ばかりです。
今回はその中から、海外で活躍する5名の女子サーフィン選手を現役サーファーの筆者がご紹介します。
注目の海外女子サーフィン選手
カリッサ・ムーア(Carissa Moore)選手

出典:WSL
アメリカ代表のカリッサ・ムーア選手は1992年8月27日生まれ、ハワイ出身。
2019年に世界最高峰のWSLサーフィン大会CTの女子ワールドツアーチャンピオンに輝き、さらに4度もツアーチャンピオンを獲得したサーフィン女王です。
とにかく力強くかっこいいパワーサーフィンが魅力!難易度の高い技をくりだすトッププロサーファーで、東京オリンピックでメダル獲得の期待がかかる強豪選手です。
力を抜いたターンから波のトップでスナップを効かせる技は、美しいボードさばきが大きなしぶきをあげるので目が離せませんよ!
キャロライン・マークス(Caroline Marks)選手

出典:WSL
アメリカ代表のキャロライン・マークス選手は、2002年2月14日生まれ。
幼いころに地元のサーフィン大会に初参加し、優勝。ジュニア時代からさまざまなサーフィン大会で好成績を残してきました。さらに15歳という女子史上初の若さで、WSLのチャンピオンシップツアー参戦権を獲得。
2019年CTランキングではサーフィン女王のカリッサに続く2位に輝き、若干17歳でアメリカ代表として東京オリンピックへの道を開きました。
波に背中を向けたバックサイドの強烈なリップで、大きなしぶきを派手に上げる彼女のサーフィン姿に釘付けです!
ステファニー・ギルモア(Stephanie Gilmore)選手

出典:WSL
オーストラリア代表ステファニー・ギルモア選手は1988年1月29日生まれ。
WSLサーフィン大会CTの女子ワールドツアーチャンピオンに入賞すること、なんと7回!圧倒的強さを見せつける選手です。
2019年のCTランキングは4位。アメリカと肩を並べる強豪オーストラリアの、レジェンドのような存在です。いつも素敵な笑顔を見せてくれるモデルのような彼女ですが、波乗りのときはアスリートとして一変!
長身と長い手足をしなやかに動かし、波の力をフル活用してバックサイドから決めるサーフィンのテクニックは本当にキレイです。
サリー・フィッツギボンズ(Sally Fitzgibbons)選手

出典:WSL
オーストラリア代表サリー・フィッツギボンズ選手は1990年12月19日生まれ。
2009年から11年もの間、WSLのCTトッププロサーファーとして成績を上げてきたサリー選手は、ステファニー選手に続くオーストラリアの強豪女子サーファーです。
チャンピオンシップツアーの「Oi Rio 2019」では5f〜6fの波での高度な技を炸裂し、サーフィン女王のカリッサ選手を破り見事優勝しました。
高得点が狙えるチューブかどうか波を見分けてライディングしたり、波のピークを滑りフローターを決めるなど、スピードのあるクールなサーフィンが魅力です!
タティアナ・ウェストンウェブ(Tatiana Weston-Webb)選手

出典:WSL
ブラジル代表のタティアナ・ウェストンウェブ選手は1996年5月9日生まれ。
2013年、2014年に国際サーフィン(ISA)のワールドジュニアチャンピオンシップで2年連続優勝。2015年からはWSLのCTの舞台で、世界のプロサーファーと戦うようになりました。
誰もが認めるほどの美貌とサーフィンの実力で、2019年CTランキング6位に入り、ブラジルトップの成績でオリンピック代表に選ばれました。
体を大きく使い、まるで簡単そうに高度な技を決めていくスムースなライディングがすごくかっこいいので、彼女のサーフィンテクニックに注目です!