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川での水難事故はなぜ起きてしまうの?川に潜む危険をしっかり知ろう!

川での水難事故はなぜ起きてしまうの?川に潜む危険をしっかり知ろう!
夏は川遊びや海水浴など、水辺で遊ぶ機会が増えます。しかし、毎年多くの悲しい水難事故のニュースを耳にしますよね。家族を事故から守るためには、その理由を知る必要があります。川に行く前に、ぜひ参考にしてください。

なくならない水難事故

「水難事故」とは、海、川、湖、プールのほかに、用水路などでの事故も含まれます。そんな水難のほとんどが海と川で起きています。

川 危険

過去10年間の水難者数、死亡者・行方不明者数はほぼ横ばいです。50年程前に比べると半数までに減少していますが、その理由は、昔ほど川に近づかなくなったからと見られています。

近年の死者・行方不明者の割合を場所別に見てみましょう。

  • 1位《海》52.8%
  • 2位《河川》29.7%
  • 3位《用水路》8.6%
  • 4位《湖沼地》7.2%

全体では半数以上が海での事故です。しかしこれが中学生以下の子どもの場合だと、1位《河川》43.4%2位《海》28.3%と逆転。

河川での子どもの事故がいかに多いかが分かります。また、具体的にどんな河川で事故が起きているのかは、こちらの資料が分かりやすいです。

参考データ :河川財団 子どもの水辺サポートセンター 水難事故マップ

同じところで事故が起きていることが分かりますね。事前に遊びにいく川を調べておいて、危険な場所には近づかないようにしましょう。

 

川で水難事故が起きる理由

川 危険

 海に比べて浮力が少ない

海水は塩分を含んでいるため、人が浮きやすくなります。しかし川の水は空気を多く含んでいるため、人が浮きにくいんです。

とくに岩や落差によって白く泡立っている場所(ホワイトウォーター)は注意が必要です。そのあたりは40〜60%も空気が含まれていて、物体の浮力を奪ってしまいます。

また堰堤の下、テトラポットなどの人工物付近はリサーキュレーションという縦方向の渦が巻いています。

こうなっているとライフジャケットを着ていても浮き上がるのが困難です。このような人工物付近の事故は河川の事故全体の15%にも上ります。

水流(動水圧)により泳ぎににくい

川での水難は、泳ぎの上手い下手は関係ありません。川には流れがあるため、プールや海と同じようには泳げないからです。

川の流れのなかでかかる水圧は、流れの速さに比例して増加するのではなく、2乗になります。つまり、早さが2倍になれば4倍もの水圧がかかるということ。

たとえ膝くらいの深さでも、流れが速い場所では立っているのも大変なこともあります。また、川底には藻や水草、流木などの障害物が多く、足を取られてしまいがち。

転んだときに起き上がろうとしても滑ってしまい、パニックになって水を飲んでしまうことも多いんです。

天候の影響をうけやすい

川は雨が降ると増水したり、ダムの放水があったり、水量や流れが常に変化します。その場で降っていなくても、上流でゲリラ豪雨などが起こった場合、急激に水が押し寄せる場合もあります。

その知識がないまま油断していると、気づいたときには岸に戻れない!という事態が起こってしまうんです。

急な増水で取り残される危険があるため、中州で遊ぶのは絶対にやめましょう。

救助がむずかしい

川には海のように監視員がいない上に、救助ボートなども用意されていません。救助には必ず何かしらの浮く物が必要になります。

よくテレビなどで、溺れた人を助けにほかの人が飛び込むシーンを見かけますね。しかし現実はライフセーバーのように体力がある人でさえ、丸腰では飛び込みません。

下手に助けようとすると、二重遭難が起きてしまいます。溺れた人を救助しようとして、助けに入った人のじつに7割が犠牲になっているという事実を受け止め、冷静に判断しなければいけません。

 

川での水難事故をなくすためにできること

川 危険

川での水難事故を防ぐために、具体的にできることは次のとおりです。

  • 天候の変化に敏感になる
  • 堰堤やテトラポットなどの人工物に近づかない
  • 必ずライフジャケットを着用
  • 中州でバーベキューやキャンプは絶対NG
  • こまめに休憩する
  • お酒を飲んだら泳がない

「水辺が危険と分かっているなら、行かなければいいのでは?」と思っている人も多いでしょう。しかし、注目してほしいのは大人の死亡者・行方不明者数が子どもの13倍もの数だということ。

大人の事故の多くは海や川が危険ということを知らず、「自分は大丈夫」という根拠のない自信により起こります。

子どものころから自然に親しみ、大人が楽しさだけでなく厳しさも教えてあげることも必要です。この機会に大人が水辺の危険をよく知って、子どもと一緒に学んでいくことが大切でしょう。

こちらも合わせてご覧ください。

いくら気をつけていても、自然での遊びはなにが起こるか分かりません。しかし「無知」ということが一番危険なことです。危ないからといって海や川を遠ざけず、親がしっかり知識を持って子どもたちに教えてあげてください。ライフジャケットの着用もだいぶ普及していますし、今後事故件数が減ってくれるといいですよね。
   
   

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