沖縄ダイビング旅行での飛行機予約の注意点
沖縄ダイビング旅行といっても、沖縄本島に行くのと各離島に行くのでは、少し勝手が違います。
那覇までなら、主要な空港から直行便で行けますが、基本的に離島に行くには那覇で乗り継ぎの必要があります。
ただし、「石垣」「宮古」「久米(※夏期のみ)」の3島には直行便が就航していますので、どの便を利用して目的地まで行くかを、しっかりと計画しておく必要があるでしょう。
各島まで直行便は、以下の空港から運航されているのでチェックしておきましょう。
那覇 | 沖縄本島へは各地から数多くの直行便が就航しています。時期を選べば驚くほどリーズナブルに行くことができます。 |
【出発空港】羽田、成田、関西、中部、福岡、茨城、静岡、 岡山など多数 | |
石垣 | ダイバーから絶大な人気を誇るマンタの島。八重山諸島の島々への玄関口でもあり、西表、竹富、波照間などに行くなら石垣島を経由することになります。 |
【出発空港】羽田、成田、関西、中部、福岡 | |
宮古 | 地形ダイビングが人気の島。東洋一美しいと言われる与那覇前浜ビーチなど絶景ポイントがたくさんあり、女子旅でも人気があります。 |
【出発空港】羽田、関西、中部(※3月から成田もあり) | |
久米 | 夏の間だけ直行便が運航します。島全体と周辺海域が県立自然公園に指定され保護されており、温暖な気候でダイビングが盛んです。島全体がサンゴの砂でできたハテノ浜などの人気スポットもあります。 |
【出発空港】羽田(※夏期のみ) |
乗り換えや移動時間を考慮しよう
那覇経由便で各離島に行く場合、乗り継ぎ時間を十分に確保しましょう。
たとえば、JALやANAを利用する場合、那覇空港での乗り継ぎに最低でも30分以上は必要です。
また、那覇空港の国内線LCCではターミナルが分かれています。
複数の航空会社を利用する場合は、乗り継ぎ時にターミナルが変わることがあり、移動には無料シャトルバスを使うことになります。
この時、乗り継ぎ時間をしっかりと確保していないと、搭乗時間に間に合わないこともあるので、十分に注意をしましょう。
格安航空券に安易に飛びつかない
格安航空券は魅力的ですが、それなりの理由があると考えておくべきです。
たとえば、電車の始発や終電に間に合わないフライトだったり、受託手荷物の料金が含まれていなかったりすることも少なくありません。
安易に格安航空券に飛びつかず、自分の旅行スタイルに合わせて最適な旅行プランを立てることが、実はお得に旅をするコツなのです。
ダイビング器材を持ち運ぶときの注意事項
ダイビング器材を、飛行機に預けて持ち運ぶ時に注意しなければいけない点がいくつかあります。
まずは、各航空会社の受託手荷物の状況や確認しておきましょう。
JAL、JTAの受託手荷物について
- 機内持ち込みができる荷物…身の回り品1個+55×40×25cm以内の荷物で合計10kg以内。
- 無料で預けられる荷物…20kg以内かつ50×60×120cm以内の荷物(普通席の場合)。
- 超過手荷物料金…1kgあたり400円(最大100kg)
ANAの受託手荷物について
- 機内持ち込みができる荷物…身の回り品1個+55×40×25cm以内の荷物で合計10kg以内。
- 無料で預けられる荷物…20kg以内かつ3辺の合計が203cm以内の荷物(普通席の場合)。
- 超過手荷物料金…1kg超~10kg以下:+2,500円、11kg超~20kg以下:+3,500円、21kg超~30kg以下:+4,500円、以降10kgごと:+1,000円(最大100kg)
ピーチ(LLC)の受託手荷物について
- 機内持ち込みができる荷物…身の回り品1個+3辺の合計が115cm(50×40×25)以内の荷物(合計7kg以内)
- 無料で預けられる荷物…シンプルピーチには預ける荷物の料金は含まれていません。5個までは1個(1個につき20kg以内かつ3辺の合計が203cm以内)あたり1,600円で預けることができます。バリューピーチには1個分、プライムピーチには2個分が料金に含まれています。また、重さ20kg超~32kg以下は1,600円に加えて超過手荷物料金が1個につき1,500円かかります(ネットでの予約の場合預かり不可)。
リチウム電池は受託手荷物に入れない
水中カメラや、水中ライトに使われているリチウム電池は、衝撃や温度変化に弱いです。
飛行機に預けた荷物が収納される貨物室は揺れによる衝撃が大きく、リチウム電池が発火・爆発する恐れがあります。
そのため、リチウム電池の入った機器を持って行く時は、電池を外して機内に持ち込む手荷物の中に入れるようにしましょう。
また、スマホのモバイルバッテリーにもリチウム電池が内蔵されているので、機内に持ち込む手荷物に入れなくてはいけません。
ダイビング器材を送ってしまう時の注意事項
ダイビング器材を旅行日程に合わせて、利用予定のダイビングサービスや宿泊先に送ってしまうという人も少なくありません。
重たい器材を持って移動する必要がないので、女性にはとくにおすすめです。
ダイビング器材を送るには、近くのコンビニに持ち込むか自宅に取りに来てもらうこともできるので楽です。
ただし、飛行機で預ける荷物と同様にリチウム電池(バッテリー)は荷物の中に入れてはいけません。
また、ポイントを押さえていないと料金が割高になってしまったり、配達に時間がかかったりしてしまう場合もあるので注意が必要です。
運送方法による料金の違いに注意
ゆうパックやヤマト便などは、重いダイビング器材の発送にぴったりで、離島料金の設定がないため安価で送ることが可能です。
ただし、重量や大きさによって料金が変わるため、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
ゆうパック
3点の合計が170cm以下で重さ30kgまでの荷物に対応しています。
25kg超え~30kg以下は重量ゆうパックとなり、ゆうパックの基本料金にプラス500円になります。
たとえば、東京から沖縄へ3点の長さの合計が160cmで重さ20kgの荷物だと2,610円になります。
ヤマト便
3点の長さの合計が200cm以内で、重さ30kgまでならヤマト便で送れます。
たとえば、東京から沖縄へ3点の長さの合計が160cmで重さ20kgの荷物だと4,868円になります。
ちなみに、ヤマト便以外の宅配便は、沖縄の島々へ送ると割高になるので注意しましょう。
荷物の送り状の注意事項
荷物を送る時には届け先や依頼主などを記入した送り状を用意しますが、届け先などのほかに「品名」を記入する欄があり、ここの記入方法には注意が必要です。
なぜなら、「品名」に「ダイビング器材」とだけ記入をすると、知らせがないまま航空便から船便に変更されて発送されてしまうことがあるからです。
これは、BCDを含むダイビング器材を送る時に、航空貨物積載に関して「BC(高圧空気の供給能力なし)」と規定が変更になったからです。
知らぬ間に船便に変更されていると配達に時間がかかるため、ダイビング当日までに器材が届かないというトラブルが起こる可能性があります。
なので、ダイビング器材を送るときは、以下の点に注意をしましょう。
- 航空便を指定する
- 「品名」を記入する際は、「ダイビング器材(タンクなし)」「カメラライト(電池なし)」と記入する。
- 日程に余裕をもって発送する。
帰りの荷物も気をつけよう
旅の思い出にお土産などたくさん買い込むと、確実に行きよりも帰りの荷物のほうが重くなってしまいます。
また、お土産以外でもウエットスーツやBCDが完全に乾ききっていないと、水を含んで重くなっていることもあります。
そのため、行きの飛行機では無料で荷物を預けられたのに、帰りは超過手荷物料金が取られてしまったというパターンも少なくないようです。
荷物はできるだけ軽くしておくのが1番の回避方法ですが、帰りも配達で送ってしまうのもひとつの方法です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。