ロードバイク:キャリパーブレーキ用のブレーキシュー
キャリパーブレーキはロードバイクのブレーキとしてもっともシェアの多いブレーキですね。
キャリパーブレーキの場合、ブレーキ本体にブレーキシューブロックを取り付けたカートリッジが装備されています。
基本的には同じものに交換すればOKですが、それぞれのブレーキシューブロック、カートリッジは各社さまざまな規格があるので注意しましょう。
また、発熱しやすいカーボンホイール(リム)用のブレーキシューもあるので、ホイールとの互換性も確認して交換しましょう。
メーカー別キャリパーブレーキシューの選び方
例えばSHIMANOのキャリパーブレーキ用ブレーキシューは、ほとんどのモデルで共通の規格が採用されています。
ブレーキシューに現行型の「R55C4」、もしくは旧型の「R55C3」の表記があり、それぞれ兼用できます。
R55C4、もしくはR55C3のブレーキシューを使用している場合は、105以上のブレーキシューが制動力が高いのでおすすめです。
「R55C+1」は耐摩耗性に優れるモデルの品番ですが、ブレーキ本体のマウント方式によってはほかの品番と兼用はできないのでご注意を。
これもむずかしく考えず、同じものに交換すればOKです。
ほかにも「R55C4-1」というカーボンリム用の規格もあります。
R554と兼用可能ですがブレーキシューが1㎜薄く、ワイドリムホイールでもクリアランスを確保できますね。
ホイールを交換した場合は、ブレーキシューも見直すといいでしょう。
SRAM純正のキャリパーブレーキシューはなかなか入手しにくいですが、じつはSHIMANOのブレーキシューが流用できます。
カートリッジとボルトはそのまま流用し、R55C4(R55C3)のブレーキシューブロックを取り付ければ交換できます。
一部型番や年式によっては取り付けられない場合があるので、メーカーの指定品以外を使う場合はショップで確認したほうが安心です。
何らかの理由でSHIMANO製が流用できないブレーキシューの場合は、SWISS STOPのブレーキシューから探しましょう。
SWISS STOPはSRAM標準装備のブレーキシューを手掛けるメーカーなので、SRAMのブレーキシューのほとんどをカバーしていて、種類も豊富です。
カンパニョーロのブレーキシューは少し特殊で、ブレーキシューブロックの交換に専用工具が必要です。
交換用の工具がなければ、ショップで購入しそのまま取り付けてもらう方がいいでしょう。
ロードバイク:Vブレーキ用のブレーキシュー
最近発売されているロードバイクではほとんど見かけなくなりましたが、クロスバイクでは主流のブレーキで、マウンテンバイク、シクロクロスにも搭載されている場合が多いです。
マイナーではあるものの、形状を生かして空力を重視したエアロVブレーキもあり、一部ロードバイクに搭載されていることもありますね。
ブレーキシューブロックのみ交換できるタイプもありますが、キャリパーブレーキと違い、ブレーキシューに取り付けるための軸が合体している形もあるので、購入前には要確認です。
Vブレーキ用ブレーキシューの選び方
Vブレーキはキャリパーブレーキとディスクブレーキにシェアを奪われ、マイナーなブレーキになりましたが、ブレーキシューは多数販売されています。
とくにVブレーキ用のブレーキシューは互換性が高く、社外品が多く販売されています。
Vブレーキは構造がシンプルで、社外品でも取り付けられれば機能することも多いです。
ただし制動力や、ブレーキアームの調整幅との相性を考えると、やはりもともと付いているもの、もしくはそれと互換性のある同一のメーカーのものがおすすめです。
SHIMANOではVブレーキのラインナップは徐々に少なくなり、今後ブレーキシューの供給もどこまで続くかわからないので、可能ならいくつか予備を用意しておいた方が安心かもしれませんね。
ホイールとの相性や、路面コンディションに対応できるよう準備すればなお安心です。
ロードバイク:ディスクブレーキ用のブレーキシュー(ブーレキパッド)
ディスクブレーキは、近年ロードバイクにもよく搭載されるようになってきたブレーキです。
ほかのブレーキと違い、ホイールの根元に取り付けたブレーキディスクを、独立したキャリパーで挟み込む形でブレーキをかけます。
ブレーキシュー(ブレーキパッド)の取り換えはほかのブレーキより難しいので、可能なら専門店に持ち込んで交換してもらうのがおすすめです。
ディスクブレーキ用ブレーキシュー(ブレーキパット)の選び方
ディスクブレーキ用のブレーキパットはほかのブレーキと違い、ブレーキパットは内蔵する形になるため、メーカーやグレードごとに形状が異なり、互換性が低いです。
メーカー内でも互換性はシビアなので、かならずメーカーの互換表を確認するか、ショップで聞いてから購入することをおすすめします。
ブレーキパットの素材は主に2種類で、レジンとメタルに分けられます。
それぞれ特性が違い、スピードコントロールが得意なレジンと、制動力が高いメタルそそれぞれメリットがあります。
たいていの場合、同じ形状で2種類、もしくはチタンなど特殊な素材も含めて複数の選択肢があるので、求める性能でパットの素材を選びましょう。
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ライター
Greenfield編集部
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