カーボンの魅力は3つ
カーボンの魅力といってよくあげられることは、軽量性、剛性、衝撃吸収性の3つです。
カーボンの1番の強みは軽量性
まずカーボンというのは、一般的にカーボンファイバーやCFRPとよばれる炭素繊維強化プラスティックなどの素材のことです。
このカーボンの1番の強みというと、軽量であるということ。
鉄と比べると、その重さは1/4と軽量です。
しかし、カーボン素材は高価なので、すべてがカーボンでつくられたフルカーボンのロードバイクは最低でも250,000円を超してしまいます。
そうなるとなかなか手がでないので、フレームはアルミで、フォークはカーボンというように、部分的にカーボンがつかわれているロードバイクがおおいのです。
カーボンは剛性も秀逸
カーボン素材は、剛性が高いといわれることもあります。
この剛性が高いという意味は、変形しにくいということです。
その理由は、カーボンは引っ張ったときに形が変わる弾力性があるからです。
そのため、強度をたもったまま薄く加工できます。
衝撃吸収性が高い
カーボンは、衝撃や振動の吸収性が高いというところも魅力です。
サスペンションのように、はっきりとその効果を感じるわけではありませんが、ロングライドをしてみると疲れ方が違いますし、乗り心地のよさも実感することができます。
カーボン素材のロードバイクの注意
カーボンは軽量、剛性、衝撃吸収性といった特性があるすばらしい素材ですが、取り扱いかたによっては破損しやすいというデメリットもあります。
といっても、ぶつけたらすぐに壊れるということではなく、基本的にカーボンは強いです。
しかしこれはカーボンの繊維方向に加わる力に対してで、繊維の横方向にかかる力に対しては弱いのです。
たとえばぶつけたりして、いち部分に強い力がかかったりするとクラックといって、亀裂が入ってしまったり、割れたりしてしまうこともあります。
そうならないように、運ぶときや落車のときにも注意が必要です。
またカーボンを固めるために樹脂をつかっているのですが、これが紫外線や水に弱いといわれています。
紫外線や水がついたりすると、樹脂の部分から劣化がはじまり、回数を重ねるとカーボン繊維そのものも劣化します。
カーボンのロードバイクを炎天下に放置する人はいないと思いますが、もし屋外におく場合は、UVカット効果やシルバーコーティングされている自転車カバーをかけるなど、紫外線や水が自転車に触れないようすることが大切です。
カーボン製のロードバイクの寿命は5、6年といいますが、劣化すると寿命がもっと短くなります。
カーボンのロードバイクは値段も高いですし、長く乗るためには、車庫など室内保管できる場所を確保するのがベストです。
軽量で剛性もあるカーボンロードバイクのおすすめ
手堅いドイツブランドFelt(フェルト)のFR5
フェルトは、ドイツの自転車メーカーで、カーボン素材のロードバイクのコスパには定評があります。
フェルトのFR5はオールラウンダーのロードバイクで、日本限定モデルです。
日本限定モデルと限定モデルでないもの違いはなにかというと、日本限定モデルのみコンポーネントがShimano105が搭載されています。
またワンランク上のUHCアドバンスドカーボンがフレームとフォークにつかわれていて、普通の道からアップダウンの多い山岳地域のヒルクライムやダウンヒルまで、最高のパフォーマンスを約束してくれます。
台湾の実力派メーカーMerida(メリダ)のScultura 400 2019
メリダは台湾の自転車メーカーで、生産台数は世界第2位という実力派です。
Sculturaは、メリダの軽量オールラウンドのシリーズ。
フレームは軽量アルミですが、フォークはフルカーボンで、重量は8,9Kgと軽量です。
2019年モデルからリア11速のShimano105を搭載しているというところも、ポイント。
エントリーレベル向けのロードバイクですが、コンポーネントなどいいものをつかっているので、初心者ではないけれどもうちょっと上のレベルの自転車がほしいという人にもおすすめです。
カラーは、マットダークシルバーとパールホワイトの2種類があります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。