SUPの楽しみ方:船をボードに変えて、SUPフィッシング
フィッシング道具を搭載したSUPで沖に出て釣りを楽しむSUPフィッシング。
SUPという船より格段に手軽な方法で、船と同じような広範囲なポイントからの釣りを楽しめることから、すでに多くの愛好者が存在し、スクールまで登場しているほどです。
SUPフィッシングの魅力
SUPフィッシングの魅力は、海の場合、なんといっても沿岸沿いにおけるその機動力の高さ。
陸からのアプローチが不可能なポイントでも、近隣のビーチから出艇し、SUPで沖からアプローチできます。
また、途中でポイントを変えることも容易に行なえます。
SUPの実力が高くなれば、船と同じようにかなり沖合のポイントでも攻めることが可能で、トローリングして大物とのロングファイトを行なった例も聞かれます。
また湖ではバスフィッシングなど、川では渓流釣りというよりも河口付近での釣りなどでSUPは重宝します。
ただ、海・湖・川のいずれのフィールドにおいても、入漁権や漁業権が決められおり網が入れてあるところもあります。
必ず事前に管理者へ確認をした上で、許可されている場所で行なうようにしましょう。
さらに気をつけたいのは、フィッシングに夢中になり、天候変化への対応の遅れや、知らないうちに潮流で流される危険性です。
どこのポイントでもマナーを守って安全第一で楽しむようにしましょう。
SUPフィッシング用ボードもある
SUPボードのなかには折りたたみ式の背もたれ付のものや、ダブルブレードのカヤックパドルへ変更可能なボードセットなどが販売されています。
専用のボードを使用すればさらに快適なフィッシングが楽しめます。
SUPの楽しみ方:女性のあいだで人気上昇中のSUPヨガ
水面に浮かべたSUPのボード上でヨガを行なうSUPヨガ。
進化系の楽しみ方として、ハワイやアメリカ西海岸を発端に、各国で愛好者が増え続けています。
日本でも女優でタレントの田中律子さんが会長を務める「日本サップヨガ協会」が2014年に設立されるなど、女性を中心に人気を集めています。
SUPヨガの魅力と効能
SUPヨガは、プールなど室内で行なう場合もありますが、通常は海など大自然の穏やかな水辺を利用します。
アウトドアの魅力は、なんといっても室内では味わえない開放感や爽快感によってリラックスし、心身ともにリフレッシュされること。
青空の下で心地よい波の音を聞きながら、あるいは広がる水平線を眺めながら、かすかに揺らめくボードの上で行なうSUPヨガ。
そのときのリラクゼーションは、今まで味わったことがない素敵な感覚です。
すでにヨガを愛好している人にとっても、新鮮に違いありません。
SUPヨガにはじめてトライするなら
すでにヨガを嗜んでいる人はSUPの道具を用意し、一方ですでにSUPを楽しんでいる人は、ヨガを独学ではじめてスタートさせてもいいです。
どちらもはじめての場合は、体験イベントやスクールを利用しましょう。
SUPヨガのスクールや体験イベントは、全国で実に数多く開催されています。
スポーツジムが主に屋内で行なっているもの、湘南をはじめとする各地のマリンスポーツショップが開催しているもの、沖縄本島や離島などのリゾート地でアクティビティとして楽しめるものまでさまざまです。
一般社団法人日本SUPヨガ協会のHPにもイベントや定期レッスンの情報が掲載されているので、参考にしてください。
SUPの楽しみ方:水上で行なうチーム競技、SUPポロ
SUPポロとはSUPを使ったPolo競技のことで、水上のラクロスとも呼ばれています。
SUPメーカーと関連団体によって2015年にスタートし、日本では翌年から全国大会が開催されています。
残念ながら2018年にそのメーカーが撤退したため、日本では現在有志によって活動が続けられ、SUP Polo Japan Gamesがスタートしています。
SUP polo とは
ゲームは3名1チームで行なわれ、交代要員の2名を加えて最大5名で構成。
20m×25mの水上に設営されたコート内に3名ずつ計6名が入り、相手ゴールにボールを入れて得点を競う競技です。
試合は3分ハーフ、あるいは5分ハーフの前後半で行われます。
大会ごとに主催者が用意したSUPポロ用のボードと、ボールをすくってホールドできる専用のパドルを使用します。
主なルールは、まずボールを扱えるのはパドルでのみで、手や足、頭を使ったり、ボールを動かしてはいけません。
またボールをパドルでキープできるのは3秒までとなっています。
選手は立っている場合のみボールを扱うことが認められ、膝立ち漕ぎや水中にいるときにボールに触れることは禁止です。
ゴールキーバーは置かず、全員で攻撃し、防御することが特徴です。
また、ほかの選手に対して、パドルやボードの意図的な接触は禁止され、ボール保持者からボールを奪い取ることはできません。
パスやシュートはパドルを腰以下の高さでから行なわなければいけませんが、ブロックのときは、この限りではありません。
ボールがフィールド外に出たときは、相手側がその場所からプレーを再開します。