時期的に紅葉が一番早いのは山頂
筑波山の特徴
筑波山は、昔から「西の富士、東の筑波」とも称され、標高は1,000m以下と低いものの、美しさでは富士山とも劣らないといわれています。ブナ、ミズナラ、イロハカエデ、イロハモミジ、オオモミジといった落葉広葉樹の種類が多く、紅葉の季節になると山全体が美しく色づくことから、茨城県でも有数の紅葉スポットです。
筑波山の紅葉の期間は年によっても違いますが、10月下旬から12月上旬ぐらいまでと、1ヶ月半にもおよび長く楽しめます。
女体山と男体山の2つの峰があり、標高はそれぞれ877mと871mと低いですが、気軽に行ける山として人気があります。ハイキングには興味がないという人でも、車で途中まで登り、ロープウェイやケーブルカーで山頂まで行けるので便利です。
紅葉は山頂から
もちろん山頂に行かなくても紅葉を楽しめますが、1番最初に色づくのは山頂付近です。時期的に早い場合は、山頂まで行くことをおすすめします。
山頂から見る風景は、時期によっても違いますが、カラフルな山頂から、麓に行くに連れて緑が多くなる、美しいグラデーションを見られます。ロープウェイやケーブルカーに乗らずに、自分の体力にあわせて登山をしてもよいでしょう。
筑波山の登山は短長さまざまなコースがあります。「弁慶七戻り」や「ガマ石」といった不思議な力があるといわれる聖石があったり、縁結びにも効果があるいわれるスポットの宝庫です。
これらのスポットに立ち寄りながら、紅葉をながめるのもよいかもしれません。
筑波山神社やケーブルカー辺りも見ごたえあり
筑波山の中腹にある筑波神社やケーブルカーがあるあたりも、紅葉がみごとなエリアです。ケーブルカーやロープウェイを利用すれば、男体山・女体山の山頂手前まで行くことができます。
筑波山神社にお参りしてから、ケーブルカーで山頂を目指すというのが、筑波山の紅葉狩りの王道コースです。ケーブルカーからも、赤やオレンジ、黄色などの美しい紅葉を堪能でき、乗車時間があっという間に感じるほど。
ケーブルカーで山頂付近まであがったら、ぜひ男体山の山頂のまわりを一周する自然研究路も散策してみてください。だいたい1時間ぐらいで周ることができ、紅葉とともに関東平野を一望できます。
そしてロープウェイで女体山駅まで行ったら、歩いて女体山御本殿へお参りして、さらにその奥にある女体山の山頂に行ってみましょう。山頂からは赤く染まった山々が見られるだけでなく、天気がよく空気が澄んでいれば、富士山やスカイツリーも見えるときがあります。
ここで気をつけなくてはいけないのは、ロープウェイとケーブルカーの出発地と到着地が近くではない点です。
たとえばロープウェイは女体山側に、ケ−ブルカーは男体山側につくようになっています。これを間違えると、ケーブルカーに乗りたかったのに、ロープウェイ近くのパーキングに来てしまった、またはロープウェイに乗りたかったのにケーブルカーの近くに来てしまったということが起こります。
男体山と女体山のあいだは、歩いて行くことも可能ですが、間違えるとその後の予定に影響するので注意しましょう。
紅葉祭りでライトアップされる夜もおすすめ
筑波山では、11月上旬から12月上旬まで、筑波山もみじまつりを毎年開催しています。
2003年から開催されているこのお祭りの時期は、筑波山でもとくに美しい紅葉が見られるケーブルカーとロープウェイ沿線、宮脇駅周辺を中心に各駅で約100本のもみじが夜間ライトアップされます。
日の光に当たった紅葉も美しいですが、夜ライトアップされた紅葉は、とても神秘的でロマンチックなもの。デートにもよいですし、普通のもみじ狩りに飽きたという人にも、少し変わった角度から紅葉を楽しんでみましょう。
筑波山アクセス方法
つくばエクスプレスつくば駅下車、駅前のバス停より「筑波山シャトルバスにて「筑波神社入り口下車(乗車時間36分)、もしくは「つつじヶ丘」下車(乗車時間50分)
ほかのアクセス方法は、つくば市のサイトをご参照ください。
https://www.city.tsukuba.lg.jp/kankobunka/kankojoho/tsukubasan/1001419.html
ライター
Greenfield編集部
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