シュノーケリングは1人ではやらない
シュノーケリングの事故が多い原因として多いのが、1人で行っているときです。
ダイビングなどでもそうですが、シュノーケリングをするときは、1人では行わず2人以上で行うようにしましょう。
複数の人で楽しめば、知らない危険についても教えてもらえたりしますし、自分1人では判断できないようなことも、複数で判断することができるので、リスクを避けることができます。
また万が一何か起こったときにも、助けてもらったり、少なくとも助けを呼んでもらえます。
ですからシュノーケリングをするときは、何人かのグループで行くか、もし一緒に行く人がいない場合はダイビングスクールなどが企画するようなプロのダイバーなどがレクチャーやケアしてくれるようなツアーに参加すると良いかもしれません。
またシュノーケリングの怖い所は、魚などに見とれてしまって、知らず知らずに足がつかないような深い場所に行ってしまうことです。
そして急にそのことに気がついて、パニックになってしまったりすることも。
泳ぎが得意だとしても、海とプールとは条件が異なっています。
とくに海や川には流れがあって、場所によっては、「離岸流」と呼ばれる沖に戻る流れがあります。
シュノーケリング中も、この離岸流に流されるとどんどん沖にでてしまい、なかなか戻れないということもおきます。
そうならないようにするには、流れや波が少ない穏やかな場所でシュノーケリングをしたり、万が一のために、ライフジャケットや浮輪などを持っていくのもおすすめです。
シュノーケリングの基本をマスターしてから
シュノーケリングは、それほど練習しなくても楽しめると言う面も人気の理由ですが、安全面を考えると、少なくとも基本的な技術をマスターしてからのほうが安心です。
シュノーケリングの基本テクニックと言うと、マスククリアやシュノーケルクリアの2つがあげられます。
これは2つとも、マスクやシュノーケルに入ってしまった水を出す技術です。
シュノーケリングをしていると、波などの影響もあって、マスクやシュノーケルに水が入ってしまうことがあります。
その場合慣れていないと、一瞬マスクの中が曇ってしまったり、呼吸ができなくなるので、焦ってしまい、それが引き金となって事故が起きるということもあります。
そうならないように、まずは自分でマスククリアやシュノーケルクリアなどができるように、しっかりと練習してから入ったほうが良いです。
またシュノーケリングは、ずっと水の中で泳いでいるので体力を消耗するスポーツです。
楽しさで、そのことを忘れてしまうと、帰るときに必要な体力が残っていないということになってしまうこともあります。
楽しいから好きなだけではなく、1、2時間などある程度時間を決めて楽しむことも、安全に楽しむためには必要です。
1番危険なのはパニックになること
シュノーケリングで1番危険なことは、パニックになってしまうことです。
パニックになってしまうような原因は、シュノーケリングではたくさんあります。
- マスクやシュノーケルに水が入った
- 足がつかない場所にきてしまった
- 周りに誰もいなくて、びっくりした
- 簡単だと思って1人でやってしまった
- 水中の危険な生物に刺された(クラゲなど)
- どんどん沖に流されている
筆者はシュノーケリングの際に、強い波で岩礁にぶつかって、プチパニックになったことがあります。
岩礁にはイソギンチャクがびっちり張り付いていて、ぶつかったひょうしに手や腕に触れてしまって、軽いしびれを感じたためです。
幸いにも、大事には至りませんでしたが、海の中にはこういった隠れた危なさもあります。
このほかにも、パニックになってしまう原因はいろいろとありますが、パニックになってしまうと、さらに状況が悪くなってしまいますので、まずは落ち着くことです。
たとえ沖に流されてしまっても、体力があればほとんどの場合は戻ることができます。
焦ってしまったり、パニックを起こすことが、状況を悪化させてしまうので、落ち着いて、どうしたら良いかを良く考えましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。