蔦沼(つたぬま)の魅力
蔦沼は青森県十和田市、八甲田山の麓にある美しい秘境です。
奥入瀬エリアには蔦七沼と呼ばれる7つの沼があり、そのうちの1つが蔦沼になります。
大自然を手軽に楽しめる!
蔦沼の最大の魅力は、手つかずの大自然を目の前で楽しめること!
夏は新緑、秋は紅葉というように、季節によって異なる絶景を楽しむことができます。
周辺には約2.8kmの自然遊歩道が整備されているため、行き帰りは大自然のなかでピクニックを楽しむこともできます。
遊歩道を1周する場合の所要時間は1時間30分程なので、日帰りでも十分楽しめますよ!
蔦沼の紅葉の魅力
蔦沼は樹木が沼の岸ギリギリまで迫っているため、紅葉シーズンになると紅葉が沼一面に映し出され、大迫力の絶景を楽しむことができます。
また、蔦沼周辺にはブナが多いので、赤色の強い紅葉が出やすい特徴があります。
これらのさまざまな要因が重なり、蔦沼の絶景が生み出されているのです。
例年の見ごろ時期
蔦沼の紅葉が見ごろを迎えるのは、例年10月下旬です。
10月中旬から色づき始め、毎年10月20日前後に最盛期を迎えるケースが多い傾向にあります。
蔦沼を含む奥入瀬エリアは、全国的にみて比較的早い時期に見ごろを迎えるので、最盛期を見逃さないように注意しましょう。
紅葉が一番綺麗な時間帯
蔦沼の紅葉は時間帯によって美しさが異なります。
どうせなら一番紅葉が美しい時間帯に出かけたいですよね。
どの時間帯に出かけるべきか、事前にチェックしておきましょう。
一番おすすめは早朝
蔦沼が一番美しく見えるのは、紅葉が赤く染まる早朝の時間帯です。
朝日を浴びた木々が真っ赤に染まり湖に映し出された光景は、年に数回しか見ることのできない絶景です。
日の出時間の前後30分は色の変化が楽しめるので、日の出前には現地に到着しておきたいですね。
ただ、早朝に行けば必ず絶景を楽しめるというわけではありません。
朝焼けに染まる紅葉を楽しむには、晴れていて無風であることが絶対条件になります。
そのため、曇りの日には見られない可能性もあります。
早朝の時間帯は気温が3度くらいまで下がることもあるので、しっかり防寒してから出かけるようにしましょう。
昼間の紅葉も必見
早起きが苦手という人は、昼間に出かけても十分楽しめますよ。
早朝に真っ赤に染まっていた紅葉は、太陽が高く昇るにつれて、黄色や淡い赤色に次第に変化していきます。
色とりどりに染まった蔦沼の木々と青空のコントラストは一見の価値ありです。
早朝の紅葉を楽しんだ人も、すぐに帰ってしまうのではなく、しばらく滞在して昼間の美しい紅葉を楽しんでみましょう。
蔦沼へのアクセス方法
蔦沼へは公共交通機関、もしくは自家用車でアクセスすることができます。
電車・バスのアクセス方法
JR東北新幹線青森駅からJRバス「みずうみ号」に乗り、蔦温泉で下車します。
蔦温泉の裏手に蔦沼があります。
バスの乗車時間は2時間8分ほど。
みずうみ号はJR新青森駅(乗車時間1時間52分)からも乗車可能です。
蔦温泉から小路を辿って、徒歩10分ほどで蔦沼に到着します。
蔦沼まではバリアフリーとなっているので、車椅子の方も安心して楽しめますよ。
車でのアクセス方法
東北自動車道・黒石ICから蔦温泉の駐車場まで車で約1時間ほど。
青森駅から蔦温泉までは車で1時間30分ほどで到着します。
青森駅からタクシーに乗ってアクセスする場合は、約12,000円ほどの料金がかかります。
紅葉シーズンは混雑に注意
どの方法で出かけるにしろ、紅葉真っ盛りの時期は混雑必至です。
蔦沼は大人気の紅葉スポットなだけに、シーズン中は大勢のカメラマンや観光客が押し寄せるので注意しましょう。
渋滞に注意
渓流沿いの車道は片側一車線で道幅が狭く、土日祝日は慢性的な渋滞が発生します。
また、毎年紅葉シーズンになると交通規制が敷かれ、一般車両は通行止めとなるので注意が必要です。
紅葉の最盛期には早朝3時くらいからカメラマンが集まりはじめるため、遅い時間帯に出かけると混雑に巻き込まれて、絶景を見逃してしまうかもしれません。
車で出かける場合は、事前に規制情報をチェックしておきましょう。
駐車場の混雑に注意
蔦温泉には広めの駐車場が用意されていますが、紅葉シーズンの休日は大混雑が予想されます。
紅葉の最盛期は時間に余裕を持って出かけるようにしましょう。
渋滞や駐車場の混雑に巻き込まれたくないなら、電車やバスなどの公共交通機関を利用して出かけることをおすすめします。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。