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釣りは魚の行動を予想することが重要です。
天気は釣果への影響が大きく、天気から予想し魚の行動に合わせた釣りが重要です。その予想の精度を上げるために、ベテランは1週間前からの天気を把握します。
今回は長期的な天気から予想する渓流釣りを解説します。
 

晴れが続いていると魚はどうなる?

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釣りに行く予定日の前、ずっと晴れている場合。

近年は年中悪天候が多く、なかなかそんな天気に見舞われることも少ないですよね。

ちなみに11月が1年のなかでもっとも大気が安定し、晴れている日が多いそうです。

しかし、ほとんどの地域で禁漁期間にあたるので注意しましょう。

では、晴れが続くと魚たちはどういう行動を取っているのでしょうか。

 

晴れは活性が低くなってしまう!

晴れていれば足場もよく、気温も安定するので釣りに行きやすいのですが、残念ながら釣果はあまりあがらないことが多いです。

これは渓流の魚が晴れを嫌うからで、太陽が出ているときは活性が下がっているからです。

人間の影も川底に映りやすく、魚のプレッシャーを上げやすいです。

また、好天が続くと水温も上がりやすく、低水温を好む渓流の魚にとっては活動しにくくなります。

こういうときは魚は岩陰に隠れて、あまり捕食行動に入りません。

釣れないときにイライラすると、行動に現れて魚に伝わりより釣れなくなります。

晴れているときはあまりやっきにならずに、まったりと釣るといいでしょう。

 

晴れの日に魚が好むポイントは!?

晴れが続くと魚は警戒して活動しにくくはなりますが、長く何も食べなければ魚も空腹を感じます。

晴れていると一切食べないわけではなく、安全に捕食できるポイントに移って活動するようになることがあります。

具体的に言えば、昼に木陰になっている支流や、水上の天敵から身を隠しやすい水深の深いエリアです。

ルアーフィッシングはしにくくなりますが、倒木や流木が多かったり、大きな岩が転がっているようなエリアに潜むこともあります。

それでもプレッシャーがあがっていることには変わりないので、魚に刺激を与えず、慎重に釣る事が少ないチャンスを逃さないポイントです。

 

 

雨が続いていると魚はどうなる?

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渓流の雨は釣りの好機と言われています。

ただし、数日雨が続いている場合、雨の降り方によって魚の行動が変わってくることを知っていましたか?

では、どういう状況が好釣なのでしょうか。

 

魚は雨は好きだが過度の増水は嫌う

渓魚は基本的に雨を好みます。

これは外敵の姿が見えにくく、水面が荒れて自分の姿も見えにくくなるから。

また、増水して水が濁れば、より安全が確保できるので活発に活動できるからです。

ただし、雨が降り続いてあまりに流れが強いようだとまったく違う行動をとります。

渓流の魚は、常に水流にさらされているので水流に強い魚体で、筋肉質で流れに逆らって泳ぐこともできます。

しかし、あえてそのなかを泳ごうとはせず、あまりに激流だとさすがに耐え切れません。

もちろん激流のときだと人間も川に近づけないですが、水位が上がって水の流れが速いようだと活性が下がっている可能性を頭に入れておきましょう。

 

支流を狙うべき理由

ある程度大きい魚や、ゴタ場で川底の流れが弱まったり、隠れられる場所が多ければ魚はその場からあえて移動しません。

しかし、小さな魚や隠れられる場所が少ない場合、魚は移動してやりすごすことがあります。

具体的には、流れが比較的おだやかな支流で身をひそめたり、流れだまりでやりすごすことがあります。

このため、長く雨が降って水流が強くなったあとは、魚の生息域が変わり、今まで釣れなかった場所で思わぬ釣果があがることがよくあります。

増水している最中はさまざまな危険があるので、天気が落ち着いたタイミングで渓流に行く場合には、支流から攻めてみるのもおすすめです。

 

晴れ続きの後の雨や曇りとき魚はどうなる?

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梅雨明け時期など、晴れが続いた後、ザッと雨が降りはじめることがありますよね。

結論から言うと、晴れが続いたあとの雨はもっとも釣果が上がりやすいタイミングです。

釣り人の間では、晴れが続いた後は大雨が降って状況を変えてくれないかとよく話すものです。

では、なぜ晴れが続いた後の雨が好機なのでしょうか。

 

空腹の魚は一番の狙い目

晴れ間の見える渓流では、魚は警戒して姿を現しません。

川の中から外敵の姿も見やすくなりますが、渓流の魚は警戒心が高く、外敵の姿が見えると数日陰に隠れて姿を現さないこともあるほどです。

ただし、その間も魚は流れに逆らってたえずひれを動かし、呼吸しているので、体力はどんどん消耗します。

そういった状況から、雨が降り自分の身を守りやすくなると、魚は体力を回復させるために、いつも以上に活発に餌をとるようになります。

雨で昆虫が水に落ちて流されてくるので、魚からしてもこれ以上にないタイミングです。

このタイミングを狙えば、釣果にも繋がりやすくなります。

 

広範囲を探ってみる

活性があがっているということは、魚の活動範囲も広がっています。

隠れていそうな場所を狙うセオリーとは違う場所にいることも多く、場合によっては中層や表層付近を泳いでいることもあります。

このため、活性が特にあがっているタイミングでは、少しセオリーに反して広範囲探るようにするといいでしょう。

 

渓流は長期的な天気の影響を受けて環境が変わります。魚の習性と照らし合わせれば、天気を釣果につなげることもできます。
最近は天気予報の精度も上がりより予想しやすくなっているので、週末まで天気予報を見ながら釣りの準備をしてはいかがでしょうか?

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。