家族での海遊びの際は、安全・快適・楽しさ・エコの4つの視点から持ち物を選ぶことが大切です。そこで今回は、紫外線や水の事故から家族を守る「安全グッズ」、暑さや疲れを軽減する「便利アイテム」、子どもが喜ぶ「エンターテイメントグッズ」、そして美しい海を次世代に残す「エコグッズ」まで、必要なアイテムを厳選しました。チェックリスト付きで忘れ物も防げます。ぜひ、次の海遊びの際に参考にしてください。
家族を守る必須の「安全グッズ」

海遊びで最も重要なのは家族の安全です。例えば、日焼け対策を怠ったために皮膚の病気にかかってしまったり、たった10cmの水深で溺れたり、こんなはずじゃということが少なくありません。しっかりと用意しましょう。
日焼け対策アイテム
日焼け止めは必需品で、SPF30以上・PA+++以上を選び、2~3時間おきに塗り直しましょう。ただ塗り過ぎは肌にも海にもよくないため、ラッシュガードやトレンカなど、UVカット素材の水着の着用をおすすめします。帽子はつばが広く、顎紐付きのものが風に飛ばされず安心です。
ライフジャケット
水の事故を防ぐため、子どもには年齢に応じた浮き輪やライフジャケットを着用させてください。サイズは必ずピッタリフィットするもの。子ども用は股通しベルトと笛付きのものを選びましょう。
マリンシューズ
足のケガ防止にはマリンシューズが効果的で、岩場や貝殻から足を守ります。水はけが良く、乾きやすいものを選びましょう。ピッタリしたサイズを選ぶと、フィン(足ひれ)を装着した時に泳ぎやすいです。
ポップアップテント
ポップアップテントで日陰を確保し、熱中症を予防します。かさばるイメージが強いですが、子どもが片手で持ち運べるような軽量タイプもあり、着替え時などにも便利に使用でき重宝するアイテムです。
救急セット
万が一に備えて絆創膏・消毒液・解熱剤を含む救急セットも必携です。とくに海辺は細菌が多く、水に濡れると止血しにくいため、早めの処置が大切です。家族を守るため必ず持参しましょう。
多めの水分補給用飲料
脱水症状を起こさないようこまめな水分補給が必要です。スポーツドリンクや麦茶を多めに用意しましょう。
海遊びを格段に楽にする「便利グッズ」

快適な海遊びには、暑さ対策と荷物の工夫が欠かせません。家族で思いっきり楽しむための便利グッズを紹介します。
クーラーボックス
ソフトタイプはかさばりにくく、ハードタイプは保冷力が高いです。好みのタイプを選択し、飲み物や食べ物の鮮度を保ちましょう。氷の代わりに凍らせたペットボトルを使えば、溶けた後も飲料として活用できて一石二鳥です。
レジャーシート
防水・砂が付きにくい素材がおすすめ。折りたたみ式のビーチチェアがあれば、長時間でも疲れずに過ごせます。
ビーチワゴン
荷物運搬にはビーチワゴンが便利で、重いクーラーボックスや大きなパラソルも楽々運べます。とくにグループでの行動に重宝します。
ポータブルシャワー
体に付いた砂や塩分をその場で洗い流せて快適です。帰路に時間がかかる時や、車内を極力汚したくない人はおすすめです。
ポップアップテント
日差し避け以外にも、プライバシーを守りながらスムーズに着替えができる快適アイテムとして重宝します。
速乾性大判タオル
複数枚用意し、体を拭くだけでなく日除けとしても活用できます。メーカーにもよりますが通常のバスタオルよりもかさばらず、吸収性も抜群。アクティビティだけでなく温泉などにもおすすめです。
子どもが夢中になる「エンターテイメントグッズ」

子どもの海遊びを盛り上げるアイテムで、思い出に残る一日にしましょう。なお、壊れやすいものや海ごみにつながるものは、避ける方が望ましいです。
砂遊びセット
定番中の定番。バケツ・スコップ・型抜きに加え、砂を運ぶダンプカーや城を作る道具があれば、創造力豊かな作品が完成します。
水鉄砲
家族みんなで楽しめる人気アイテム。背負い式の大型水鉄砲なら、補給回数も少なく白熱したバトルが楽しめます!
シュノーケルセット
海の中を覗けるシュノーケルセットは、子どもの好奇心を刺激する魅力的なグッズ。小学生以上なら、浅瀬で魚や貝を観察する楽しみが広がりますよ。
防水カメラ
水中での子どもの表情や海の生き物を撮影でき、素敵な思い出として残せます。安全面を考慮し、必ず大人の監視下で使用しましょう。
海を守る「環境配慮グッズ」

美しい海を次世代に残すために、環境に配慮したアイテムを選びましょう。
ゴミ袋、エコバック
生分解性のものを使用し、プラスチックごみの削減に貢献します。エコバッグも複数用意し、濡れた水着や砂の付いた道具を分けて収納できます。
日焼け止め
「リーフセーフ」と表示された製品を選んでください。従来の日焼け止めに含まれる化学物質は、サンゴ礁の白化現象の原因となることが分かっています。天然成分のものなら、海の生態系への影響を最小限に抑えられます。
水筒、食器
使い捨てのペットボトルではなく、繰り返し使える水筒やタンブラーを持参しましょう。食器類も使い捨てを避け、洗って繰り返し使えるものを選択します。竹製やバイオプラスチック製の食器なら、軽量で割れにくく海遊びに最適です。
海で遊んだ後は必ずゴミを持ち帰り、できれば落ちているゴミも拾って帰る習慣を子どもと一緒に身につけましょう。
家族の海遊び持ち物チェックリスト

今回紹介しました、海遊びグッズのチェックリストです。次回の海遊びに、ぜひ活用してください。
□ 日焼け止め(SPF30以上)
□ 帽子・サングラス
□ 浮き輪・ライフジャケット
□ マリンシューズ
□ 簡易テント
□ 救急セット
□ 飲み物・塩分補給食品
□ クーラーボックス・保冷剤
□ レジャーシート・チェア
□ ビーチワゴン
□ ポータブルシャワー
□ 簡易テント
□ 速乾タオル(複数枚)
□ 着替え・下着
□ 砂遊びセット
□ 水鉄砲・水風船
□ シュノーケルセット
□ 防水カメラ
□ 生分解性ゴミ袋
□ リーフセーフ日焼け止め
□ 繰り返し使える水筒・食器
□ エコバッグ
前日に家族みんなでチェックリストを確認し、当日の朝に最終チェックを行えば忘れ物を防げます。
車に積み込む際は、使用頻度の高いものを取り出しやすい場所に配置しましょう。
ライター
non
マリンスポーツのジャンルを得意としたwebライター。海遊びの楽しみ方やコツを初心者にも伝わるよう日々執筆活動中。スキューバダイビング歴約20年、マリンスポーツ専門量販店にて約13年勤務。海とお酒と九州を愛する博多女です。