「霧島連山」のみどころ
韓国岳
霧島連山の最高峰「韓国岳(標高1,700m)」は、韓の国(朝鮮半島)から見えるほど高いことが名前の由来だといわれています。
トレッキングやトレイルランニングを楽しむ登山客で年間を通してにぎわっている人気の山です。
韓国岳は今も火山活動が活発なため、登山の際は事前に火山情報を確認するようにしましょう。
新燃岳
新燃岳(標高1,421m)はしばしば噴火したというニュースなどでご存知の方も多いかと思います。
有史以前から現代まで度々噴火を繰り返している火山です。
2003年頃までは火口に雨水がたまって火口湖がありましたが、現在は火口湖がなくなり、溶岩が火口を満たしています。
一時期は溶岩が火口から流れ出す恐れがあると心配されていましたが、現在は小康状態を保っています。
地球のエネルギーが実感できる世界でも数少ない火山スポットです。
気象庁の噴火予報では「噴火警戒レベル1、活火山であることに注意留意」となっています。
いまのところ、危険は少ないとされていますが、事前に気象庁の火山情報を確認するようにしてください。
高千穂峰
坂本竜馬が妻・お龍と新婚旅行で訪れて登山したとされる高千穂峰(標高1,574 m)。
霧島連山の中では韓国岳(標高1,700m)に次いで高い火山です。
天照大神の孫「ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)」が降臨したとされる神話「天孫降臨」の舞台としても有名。
高千穂峰の頂上には「ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)」が突き立てたとされる青銅製の天逆鉾が突き刺さったままになっています。
登山する際には、気象庁の噴火警報や霧島市の防災情報をこまめにチェックしましょう。
「霧島連山」でおすすめのトレランコース
えびの高原⇒韓国岳⇒大浪池⇒えびの高原
「えびの高原」から韓国岳、大浪池のルートは、最も人気のあるトレイルランニングコースです。
「えびの高原」には温泉宿泊施設も充実しているので、ここを拠点にして移動すると便利かもしれません。
「えびの高原」から硫黄山を左下に見ながら韓国岳山頂を目指します。
韓国岳山頂はガスがよくかかっているので、火口に転落しないように注意しましょう。
韓国岳山頂から南西方向へ進路を変えて大浪池へ向かう登山道を進みます。
韓国岳避難小屋をこえるとすぐに大浪池。
大浪池の周囲には登山道が整備されているのでトレランには最適です。
えびの高原⇒白鳥山⇒白紫池⇒六観音池
このトレランコースも「えびの高原」から出発します。
「えびの高原」から韓国岳、大浪池のルートの1/3ほどの距離です。
「えびの高原」のすぐ北に白鳥山がそびえているのでわかりやすいでしゅう。
二湖パノラマ展望台や白鳥山北展望台があり、美しい白紫池と六観音池が堪能できます。
ちなみにこのコースは「霧島・えびの高原エクストリームトレイル」のトレイルランニングルートです。
えびの高原⇒えびの岳⇒えびの高原
えびの高原を出発して、南西方向にそびえる「えびの岳」のカルデラ(お鉢周り)を周遊するトレランコースです。
このコースも「霧島・えびの高原エクストリームトレイル」コースに含まれています。
走行距離は約5㎞です。
「霧島連山」周辺の宿泊施設

出典:霧島温泉郷
国民宿舎 えびの高原荘
「えびの高原」を起点としたトレランに便利な宿泊施設。
宿泊施設内には炭酸水素塩温泉の「えびの高原温泉」があります。
公営の国民宿舎ということで、温泉と料理が素晴らしい上にリーズナブルです。
宿泊:10,650円~(1泊2食付)
電話:0984-33-0161
住所:宮崎県えびの市末永1489
霧島温泉郷
丸尾滝の周辺は霧島温泉郷として知られる温泉郷があります。
硫黄谷温泉は坂本龍馬が夫婦で訪れた温泉として有名です。
霧島温泉郷の中心的温泉地として「丸尾温泉」があります。
「丸尾温泉」が霧島温泉と呼ばれているようです。
「丸尾温泉」には10数軒の宿泊施設が点在しています。
「霧島連山」までのアクセス
「霧島連山」は鹿児島空港から直線距離で北東へ約18㎞の地点にあります。
鹿児島空港からレンタカーで移動すると便利です。
列車を利用する場合は、JR肥薩線の表木山駅から列車で北へ向かい「栗野駅」または「えびの駅」下車、バスに乗り換えて霧島山方面へ。
もしくは表木山駅から列車で南へ向かい、隼人駅で日豊本線に乗り換えて霧島神宮駅下車、駅からは霧島神宮行きのバスに乗車してください。