ファイヤーブラスター(火吹き棒)の活用シーン
ファイヤーブラスターは、狙った位置に直接空気を送り込めるため、着火のタイミングで炎を大きくしたり、弱くなった炎を復活させたりするのに役立ちます。おもな活用シーンは以下のとおりです。
- バーベキュー
- アウトドア料理
- 焚き火
- 薪ストーブ
ストローのような長い形状になっており、口で吹き込んで、火種に空気をピンポイントに送れます。火力をうまく調節すれば、肉などの食材をムラなく効率的に焼けるでしょう。
また、周囲の灰を巻き上げることがないので、煙や火の粉が飛び散るリスクも軽減できます。ファイヤーブラスターがあれば、薪の配置を変えたときや、一度消えかかった炭火を復活させる場合も重宝するでしょう。
ファイヤーブラスターを選ぶ4つのポイント
ファイヤーブラスターを選ぶときは、以下の4点をチェックしましょう。
- 素材
- 価格
- 形状
- サイズ
それぞれ具体的に説明していきます。
①素材で選ぶ
まずは、素材ごとの違いを理解しましょう。火吹き棒の素材は、大きく分けて「竹・真鍮・ステンレス・アルミ」の4タイプ。それぞれの特徴をおさえておきましょう。
竹
金属製にはない、自然の温かみが感じられます。しなやかで優しい質感も魅力。熱さを感じにくいため、火吹き作業に適した素材といえるでしょう。
真鍮
亜鉛と銅を主成分とする合金で作られており、耐久性が高いのが特徴。また、見た目がおしゃれなものが多く、経年変化によって独特の色合いが楽しめます。
ステンレス
ステンレス製は、錆びに強く、長持ちしやすいのがメリット。雨の日や水辺でも気にせず使えます。軽量なうえ、耐久性にも優れているので、はじめて火吹き棒を扱う人にも向いています。
アルミニウム
軽量で持ち運びしやすいのがアルミ素材です。ただし、ステンレス製に比べて、サビには弱いのがデメリット。水に濡れたときは、しっかり拭き取って、お手入れを忘れないでください。
②価格で選ぶ
ファイヤーブラスターを初めて使用する人は、まず低価格のものから試すとよいでしょう。100円ショップで取り扱っている場合もあるので、ぜひチェックしてみてください。
竹やアルミタイプも、比較的手に入れやすい価格のため、とりあえず使ってみたい人にぴったり。また、真鍮タイプは使えば使うほど味が出て、経年変化を楽しめます。価格は高めですが、メンテナンスをしながら、じっくり育てたい人に最適です。
低価格なものから、数万円程度の商品までバリエーションが豊富なので、使う頻度や予算に応じてチョイスしてみてください。
③形状で選ぶ
一体型の竹素材をのぞくと、ファイヤーブラスターの形状には、おもに2つのタイプがあります。それぞれのメリットとデメリットについては、以下の表にまとめました。
メリット | デメリット | |
伸縮型 |
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分割型 |
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頻繁に持ち運びたい人や、手軽さを求める人は、伸縮型が適しています。ギアを長く愛用して育てたい人や、清潔に使いたい人は、メンテナンスがしやすい分割型がよいでしょう。
④サイズで選ぶ
使い勝手を重視するなら、サイズも忘れずにチェックしてください。伸ばした状態の一般的な長さは約60cm前後。短いものだと約45cmくらいで、80cm以上の長いタイプもあります。
長い火吹き棒は、火元から適切な距離を保てるのがメリット。火花や熱などによる火傷のリスクを減らせるでしょう。ただし長い分だけ重くなるので、コンパクトに収納できない点がデメリットといえます。
一方で60cm以下の短いものは、軽量でコンパクトに持ち運びができます。しかし、火元との距離は近くなるので、火傷には十分注意してください。
【素材別】キャンプ用におすすめのファイヤーブラスター5選
竹素材・真鍮・アルミ・ステンレスの素材別に、おすすめ商品をピックアップしました。ファイヤーブラスターを探している人は、ぜひチェックしてください。
①竹|CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)/火吹竹40cm
自然素材の天然竹が使われている、環境に優しい火吹き棒です。軽量でありながら強度が高く、耐久性に優れているのがポイント。
使いやすさに定評のあるブランド「CAPTAIN STAG」の商品なので、快適な使い心地に期待がもてます。昔ながらの雰囲気を楽しみたい人は、ぜひ検討してみてください。
形状 | 一体型 |
使用時サイズ | 約40cm |
重さ | 約90.72g |
②真鍮|野良道具製作所/ALL真鍮製火吹き棒「野良ブラスター」 2本継60cm
真鍮製の分割式ファイヤーブラスターです。シンプルなデザインと、高級感が感じられるところが魅力。収納袋が付属しているため、持ち運びも便利です。
長く愛用してギアを育てたい人や、耐久性のある火吹き棒を探している人におすすめの商品です。
形状 | 分割型 |
使用時サイズ | 約61cm |
重さ | 約380g |
③ステンレス|snow peak(スノーピーク)/火吹き棒
炎や煙の逆流を防止する機能が付いている、ステンレス製の火吹き棒です。誤って空気を吸い込まないよう、安全面を考慮して作られているのがうれしいところ。
長さが約87.5cmあるので、椅子に座ったままピンポイントに火元を狙えます。スノーピークならではの、シンプルでおしゃれなデザインも魅力です。
形状 | 分割型 |
使用時サイズ | 約87.5cm |
重さ | 約310g |
④ステンレス|Bush Craft Inc.(ブッシュクラフト)/ファイヤーブラスター
とても軽量なステンレス製の火吹き棒です。最大長さは47.6cmほどの伸縮タイプで、収納時には約9.2cmまでコンパクトにたためます。ポケットからサッと取りだせるところがGOOD!
本革製のケースが付属しており、ブッシュクラフトのロゴとネームのおしゃれなデザインも見逃せません。荷物を軽量化したい人に、ぴったりのアイテムです。
形状 | 伸縮型 |
使用時サイズ | 約47.6cm |
重さ | 約21g |
⑤アルミ|SINANO WORKS(シナノワークス)/FIRE BLASTER ASOBI
軽い息でも、力強く吹ける構造が特徴です。長さは約60cmの分割タイプで、アルミ製の本体に持ちやすいグリップが付属しているのが便利!
使いやすいシンプルな設計なので、初めてファイヤーブラスターを使う人に向いています。
形状 | 伸縮型 |
使用時サイズ | 約60cm |
重さ | 約120g |
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。