今回は、九州で初夏におすすめのサーフポイントを5つご紹介します。九州エリアは、6月ごろから梅雨前線の影響を受けるため、日々サーフコンディションが変わります。エリアごとの特徴をおさえて、ベストなサーフポイントを見つけてみてくださいね。
おすすめのサーフポイント【5選】
九州のサーフポイントには、次の3つのエリアがあります。
- 日本海側(福岡県・佐賀県)
- 太平洋側(宮崎県・大分県)
- 東シナ海側(鹿児島県・熊本県・長崎県)
梅雨シーズンの九州は、サーフコンディションが変化しやすいため、3つのエリアの特徴を把握してサーフポイントを選びましょう。
ここでは、エリアごとのおすすめサーフポイントを5つご紹介します。初夏のコンディションの特徴もありますので、参考にしてくださいね。
①【福岡県】奈多ポイント
初夏の日本海側(福岡県・佐賀県)エリアでは、基本的に波の上がる頻度が少なくなります。しかし、前線の通過により、南西から西よりの風・波が強まると、波が上がる場合があります。
この時期は、西うねりを拾いやすい「奈多ポイント」がおすすめ。奈多ポイントは、福岡市の奈多漁港のとなりにあるサーフポイントです。漁港の左側のビーチによって、西風が軽減されるため、西風が強まったタイミングがねらい目ですよ。
なお、奈多漁港には駐車スペースがありますが、漁港の方に確認してから利用してくださいね。
ポイントのエリア | 福岡県福岡市東区奈多 |
ポイントの向き | 北北西 |
駐車場 | あり |
②【福岡県】野北ポイント
福岡県から、もう1か所ご紹介します。野北ポイントは、福岡のサーフスポットのなかでも、比較的サーフエリアが広いのが魅力。とてもきれいな海岸なので、海水浴客にも人気ですよ。
穏やかで優しい波のため、ビギナー向けですが、うねりがまとまりサイズアップすると中上級者も楽しめます。有料の駐車スペースがあり、ビジターサーファーも入りやすいポイントですよ。
ポイントのタイプは、ほとんどがビーチですが、左側には隠れたリーフがあります。ビギナーの方は、中央から右寄りのエリアで楽しみましょう。
ポイントのエリア | 福岡県糸島市志摩野北 |
ポイントの向き | 北西 |
駐車場 | あり(有料) |
③【宮崎県】お倉ヶ浜ポイント
梅雨前線に吹き込む南西風が強まると、太平洋側では波が小さくなる傾向があります。そのため、普段はコンスタントに波がある宮崎ですが、6月ごろは波がよくない時期といわれています。
しかし、うねりの反応が上向いてくる前線通過後は、ベストなタイミング。宮崎県日向市の「お倉ヶ浜ポイント」へ行ってみましょう。
全長約4kmに渡ってビーチが広がり、シャワーやトイレなどの施設も整っているので、ビジターにも人気の場所ですよ。
なお、メジャースポットのため、週末の朝夕の時間帯は、多くのサーファーで混みあうことがあります。混雑している時間帯を避けて行くとよいでしょう。
ポイントのエリア | 宮崎県日向市大字平岩 |
ポイントの向き | 南東 |
駐車場 | あり |
④【宮崎県】こどものくにポイント
レジャー施設「こどものくに」近くに位置するサーフポイント。全国から多くのサーファーが訪れるエリアです。
このポイントの特徴は、右から左へ行くにつれて、波のサイズが小さくなるところ。自分のレベルにあわせて、波のサイズを選べるのがうれしいですね。
ポイント周辺には、マリンアクティビティを楽しめるショップがたくさんあります。海沿いに宿泊施設が点在しているため、遠方からのトリップにも最適ですよ。
ポイントのエリア | 宮崎県宮崎市青島 |
ポイントの向き | 東 |
駐車場 | あり |
宮崎県へのサーフトリップでおすすめの宿泊施設は、下記の記事も参考にしてくださいね。
宮崎県おすすめのサーフポイント!サーフトリップに最適な宿もご紹介!
⑤【鹿児島県】江口浜ポイント
東シナ海側は、ほかのエリアと比べると、波の頻度が少ないのが特徴です。しかし、梅雨時期は、このエリアのシーズンインにおすすめ。前線によって南西の風波が強まると、ほかエリアよりも波質がよくなることがあります。
6月にぜひ訪れてほしいのが、鹿児島県の江口浜ポイント。鹿児島市内からも比較的アクセスしやすいビーチなので、サーファーにも人気です。
風が落ち着くタイミングと、潮周りがよい時間帯が重なれば、グッドコンディションに出会えるかもしれません。
ポイントのエリア | 鹿児島県日置市東市来町伊作田 |
ポイントの向き | 南西 |
駐車場 | あり |
サーフトリップで覚えておきたいこと
暖かくなると、よい波を求めてサーフトリップを計画する方が多くなります。最後に、トリップを楽しむために、覚えておきたいことを3つご紹介します。
これからサーフィンをはじめる方だけでなく、経験者の方も、改めて確認しておきましょう。
サーフィンの基本ルールとマナーを守る
ほかのサーファー達と、波を上手にシェアするには、基本のルールとマナーを守らなくてはなりません。モラルある行動を心がければ、ローカルサーファー達にも受け入れられて、よい波を楽しめるでしょう。
サーフィンの基本ルールとマナーについては、下記の記事もあわせてご覧ください。
サーフィンを始める前の基本ルールとマナー
施設の利用方法を守る
海に入るとき以外も、マナーを意識しましょう。たとえば、車は指定された場所に停める、禁止エリアに駐車しないなど、ルールをしっかりと守ってくださいね。また、ゴミは持ち帰るのが基本です。
知らずに間違えてしまうことがないよう、あらかじめ自治体のサイトなどで、調べておくのがおすすめです。
トリップに必要なアイテムをそろえる
サーフトリップで必要なものは、事前に準備しておきましょう。移動に便利なボードケースや、リペアグッズもありますよ。
サーフトリップで活躍する便利アイテムは、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
国内のサーフトリップスポット&便利アイテムをご紹介
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。