冬キャンプで焚火陣幕を使うメリット
焚火陣幕は、焚火を囲んで使用するアイテムです。そもそも陣幕とは、奈良時代から戦国時代にかけて、陣を設営する際に用いたもの。大河ドラマで、武将の後ろに幕が広げてあるのを、見たことはないでしょうか。
現在は、キャンプの焚火周りで使用する陣幕が一般的です。焚火陣幕を使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
①火の粉を防いでくれる
火の粉が服やテントに飛んでくるのを防ぎます。火の粉で穴があくのは、避けたいところです。もし、他人のものに火の粉が飛んでしまうと、思わぬトラブルになるかもしれません。そのようなリスクを軽減してくれます。
②風よけになる
強風から火を守ってくれます。また、立てる場所や角度を工夫すれば、風の向きをコントロールすることが可能です。素材は、焚火の近くに設置しても大丈夫な、難燃性のものがよいでしょう。
③暖かさが増す
焚火陣幕は、サイト全体を暖かくします。焚火の周りを囲むことで、熱が逃げにくくなるためです。
寒さが厳しい冬キャンプ。焚火にあたっている部分は暖かいけれど、それ以外は肌寒いと感じませんか。そんなとき、焚火陣幕に熱が反射すると、焚火の暖かさが増します。
④プライベート感を演出できる
周りのキャンパーからの視線をシャットアウトします。となりのサイトとのあいだを区切ると、プライベート空間を作ることが可能です。レイアウトを工夫すれば、テントやタープのなかを隠せますよ。
⑤収納スペースとして使える
焚火調理をする場合、収納スペースとして使用できます。その際は、ポールに調理器具をかけるタイプを選んでください。置き場所に困る調理器具を、使いやすくおしゃれに収納できます。
キャンプ用の焚火陣幕の種類3つ
焚火陣幕の種類を3つ、紹介しましょう。
①プライベート感のある「四角型」
四角型は、長方形と裾が広がった台形タイプがあります。長方形は、目隠しできる面積が広いため、プライベート感を出したいときにおすすめです。台形タイプは、見た目がスタイリッシュでおしゃれ。焚火部分は覆いつつ、適度に視界が開けているのが特徴です。
②風よけメインで使いたい「三角型」
三角型は、焚火部分だけを覆うタイプです。そのため、目隠しをしたい方だと、もの足りないと感じるかもしれません。しかし、布部分が少なく、コンパクトに収納できます。風よけをメインに使用したい方、景色を楽しみたい方におすすめです。
③暖かく過ごせる「金属製(リフレクター)」
金属製のパネルを、つなぎあわせたタイプです。リフレクターと呼ばれています。素材はアルミやステンレスが多く、丈夫なのがポイントです。また、パネルが熱を反射し、暖かく過ごせます。折り畳めばコンパクトになるので、持ち運びに便利です。
※陣幕の選び方は、こちらの記事をご覧ください
この記事を書いた人
Greenfield編集部
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