東北のオートキャンプ場の特徴について
東北エリアならではのオートキャンプ場の特徴は、つぎの3点です。
- 広大な敷地で自然が多い
- 温泉が多い
- 雪中キャンプができる場所もある
以下で順に説明します。
広大な敷地で自然も多い
東北地方の面積は約67,000㎢。これは北海道から沖縄までの8つの地方区分のなかで、3番目の大きさです。
東北地方は、青森県 ・岩手県・秋田県・山形県・ 宮城県・福島県の6つの県から成り立ちますが、宮城県を除く5つの県が、日本の都道府県のなかでも上位10以内の大きさ。宮城県も16位のため、県ごとに見ても広い土地だといえるでしょう。
広大な土地をもつ東北には、車をとめてもじゅうぶんな広さを確保できる、オートキャンプ場が多数あります。周りのサイトとの距離感を保ちつつ、地形を生かした大自然をゆっくりと楽しめるのが、東北のオートキャンプ場の魅力のひとつです。
温泉の数が多い
温泉といえば、北海道や長野をイメージする方が多いかもしれません。しかし、東北地方は宮城県を除く5つの県で、日本の温泉地数ランキング上位10位以内に入るほど、温泉が多いエリアです。
オートキャンプ場に併設されていたり、徒歩圏内にあったりと、キャンプ中でも気軽に温泉を楽しめます。
雪中キャンプができる場所がある
東北地方には、冬でも営業しているオートキャンプ場が多数あります。同じ東北でも日本海側と太平洋側で積雪量や天気が大きく異なるため、目的別に行き先を変えるのもよいでしょう。
雪を見ながらキャンプを楽しみたい方は日本海側、比較的穏やかな気候で冬キャンプを楽しみたい方は太平洋側にあるキャンプ場がおすすめです。雪中キャンプは上級者向けですが、コテージなどを利用すると、初心者でもじゅうぶん冬のキャンプを楽しめます。
初心者にもおすすめ!東北のオートキャンプ場5選
ここからは、東北のおすすめオートキャンプ場を紹介します。初心者でも安心して楽しめるキャンプ場ばかりなので、場所選びの際の参考にしてください。
つがる地球村オートキャンプ場(青森県)
青森県の滞在型のリゾート施設「つがる地球村」にあるオートキャンプ場。冬でもキャンプを楽しめます。利用料は中学生以上650円という良心的な価格にもかかわらず、シャワーやコインランドリーも完備。
一般オートサイトは1区画10㎡あり、テントとタープ、車をおいてもじゅうぶんな広さです。圧迫感なく広々とした空間でのんびり過ごせます。つがる地球村には、大型遊具や温泉などの施設も充実。時間を余すことなく楽しめるでしょう。
宮古姉ヶ崎オートキャンプ場(岩手県)
リゾートホテル「休暇村陸中宮古」にある宮古姉ヶ崎オートキャンプ場は、東日本大震災の時に被災した「中の浜キャンプ場」を高台に移転し、防災機能を付け加えて整備されました。
バイオマス(木質チップ)ボイラー、ソーラー発電設備、貯水槽があり、災害時には温水シャワー等を280人が3日程度使える設計で、有事に備えたキャンプ場です。
手つかずの自然を楽しみつつも、AC電源や水道設備が完備されたサイトで、不自由なくキャンプを楽しめます。ホテルまでは徒歩3分。ホテルの大浴場も利用できるもうれしいポイント。
また、テント設営済みでキャンプ道具や食材がセットになった、手ぶらでキャンプパックもあるため、はじめてのキャンプにもおすすめです。
なまはげオートキャンプ場(秋田県)
秋田県の観光名所、なまはげ館や男鹿水族館GAOから車で20分程度に位置するオートキャンプ場です。管理人常住で品ぞろえ豊富な売店があり、レンタル品も充実。近隣には温泉施設もあるため、快適なキャンプができるでしょう。
温泉施設では、予約しておくとバーベキューに使える食材セットも購入可能です。地元で採れた海鮮もあり、この土地ならではの食を楽しめます。
鮭川村エコパーク栗の木オートキャンプ場(山形県)
さまざまな自然体験が楽しめる「鮭川村エコパーク」にあるオートキャンプ場です。オートサイトは、AC電源のある11m×11mのゆったりサイズ。キャンプ場内にはお湯が使える炊事場やシャワー、コインランドリーもあります。
鮭川村エコパークでは、石窯ピザ焼き体験や、炭火を使ったバームクーヘン作り、木工クラフトなどの体験メニューも豊富。大人も子どもも飽きることなく楽しめます。
田人オートキャンプ場(福島県)
勿来ICから車で5分、福島県の山間部に位置する、大自然に囲まれた通年営業のオートキャンプ場です。
場内には川が流れており、せせらぎに癒されるでしょう。屋根付き炊事場やバーベキューエリア、室内のトイレや休憩所もあるため、雨が降っても安心です。
インターネット環境はよくありませんが、有料でWi-Fiを利用できるのもうれしいポイント。また、車で約20分の源泉かけ流しの温泉施設を、無料で楽しむこともできます。
※この記事の情報は2023年12月現在のものです。内容が変更する場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPで確認してください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。