キャンプで昆虫採集するときの服装
キャンプで昆虫採集をするときにはどんな服装をしたらいいのか、いくつかポイントがあるのでわかりやすく紹介します。
動きやすく露出が少ない服
昆虫採集では、しゃがんだり手を伸ばしたりして体を動かすことが多いので、動きやすい服装が大前提です。また、草むらに入ることで足元からマダニやヒルに咬まれる危険があります。
さらに、場所によってはアブやハチに刺されるリスクもあるので、肌の露出を控えることが重要です。長袖・長ズボンがのぞましいですが、暑さが厳しい場合は虫よけ機能がある素材や通気性のあるメッシュ素材の服を選びましょう。
とくに足元の靴とズボンの間は害虫に狙われやすいので、隙間から肌が露出しないようにしてください。
動きやすい靴
昆虫採集のときは履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズなど、動きやすい靴がおすすめです。足元がぬかるんでいるなど地面の状況が悪い場合は、足元が汚れない長靴が活躍します。かかとをホールドしないサンダルは、木の根にひっかかったりつまづいたりして危険なのでやめましょう。
帽子
昆虫採集では熱中症対策に帽子も必須です。黒のような暗い色は熱が集まりやすく、虫も寄ってきやすいので避けましょう。白のような明るい色を選ぶと、熱反射をすると同時に虫が寄ってきにくくなります。また、大きいツバの帽子は日除けにはなりますが、虫を探すのに視界を遮ってしまうことになるので注意が必要です。
キャンプで昆虫採集するための道具
昆虫採集に夢中になっていると、つい自分が虫に刺されたことを忘れてしまうことがあります。虫よけスプレーなどでしっかり虫よけ対策をしてから昆虫採集を楽しみましょう。刺されてしまったときのために、あらかじめポイズンリムーバーや虫刺され薬を準備しておくことをおすすめします。
森や林などでの昆虫採集
虫網
昆虫採集に必要な道具といえば、真っ先に思い浮かぶのは虫網です。虫網は持ち手が元々長いタイプや伸縮性のあるタイプがあります。キャンプでは長い虫網は車に載せる場合荷物になります。また、小さなお子さんは長すぎる持ち手の網は扱いにくいため、伸縮タイプがおすすめです。
網目の大きさは、大きすぎると小さな昆虫が逃げてしまい、小さすぎると空気の抜けが悪く虫網が重く感じてしまうので、俊敏な動作がしにくくなります。扱いやすい虫網を見つけてみましょう。
虫かご
昆虫採集に必須の虫かごにはいろいろなタイプがあり、プラスチックの観察しやすいタイプ、カゴのような持ち運びしやすいタイプ、ネットのような柔らかいタイプなどがあります。
キャンプ場で虫を捕まえたら逃がしてあげることが前提なので、大きすぎる虫かごは荷物になってしまうことも。持ち運びしやすく観察しやすい虫かごがおすすめです。
ピンセット
木の割れ目など手が届きにくい場所にいる昆虫を採集するには、ピンセットがあると便利。木の皮の間にいる昆虫を捕まえるときは、昆虫を傷つけないように、また、皮を剥がして木を傷つけてしまわないように注意が必要です。
スコップ・シャベル
木の根元など地中にいる昆虫を捕まえるには、スコップやシャベルが使えます。落ち葉などをやさしくよけながら虫を探してみましょう。必要以上に地面を掘り起こすことのないよう配慮してください。
ヘッドライト
夜間や明け方など暗い時間に昆虫採集する場合は、灯りが必要です。懐中電灯は片手がふさがってしまうので、ヘッドライトがあるととても助かります。
川や湖など水辺での昆虫採集
網目の大きい網
水辺での昆虫採集のときに使う網は網目の大きいものがおすすめ。網目が細かいと水が抜けにくいので、水から引き上げる際に網が重く、扱いにくくなってしまいます。持ち手の長さも虫網同様、子どもの扱いやすさを考慮して選びましょう。
バケツ
水辺の昆虫を入れておくためにバケツは虫かごのような役割をします。キャンプ用とは別に、昆虫採集用バケツを用意しておくと便利です。
ポップアップテント
日差しが厳しい川辺では、休憩をするのにポップアップテントがあると、日陰が作れて休憩場所になります。荷物をポップアップテントに置いておくよう徹底すれば、紛失を防げますし、片付けも簡単です。
キャンプで採集した昆虫を観察するための道具
キャンプで捕まえた昆虫をじっくり観察してみると、昆虫のことがよくわかり、新しい発見があるかもしれません。夏休みの自由研究などに役立つこともあります。昆虫を観察するのに便利な道具をご紹介します。
手袋
軍手や手のひらがゴム加工してある丈夫な手袋があると、虫に咬まれたり刺されたりするリスクを軽減できます。また、しっかりと保定できないと虫を傷つけてしまったり、観察するのが難しくなったりしてしまいます。虫が苦手でもしっかりと捕えていられるというメリットもあります。
プラスチックケース
昆虫の観察には透明のプラスチックケースが見やすく、撮影もしやすいです。プラスチックケースは100円ショップやホームセンターなどで購入できます。
ルーペ
ルーペがあると、より詳しく昆虫を観察できます。レンズがむき出しになっているタイプのルーペは、レンズが傷つかないように、持ち運ぶ際はカバーや柔らかい袋などに入れておきましょう。
カメラ
キャンプで捕まえた昆虫は持ち帰らず、捕まえた場所にリリースして帰りましょう。カメラで写真を撮れば記録に残せます。一眼レフなど大きなカメラは昆虫採集には邪魔になりますし、壊してしまう危険があるのでコンパクトなカメラがおすすめです。
昆虫図鑑
捕まえた昆虫について詳しく調べるのに図鑑があると便利です。キャンプ場では大きな図鑑よりポケットサイズの図鑑のほうが持ち運びやすく、ぱっと簡単に開けるので手軽に調べられます。
スマホでも検索はできますが、調べる過程でもさまざまな情報に触れられるのは図鑑のメリット。好奇心が刺激され、いつのまにか昆虫博士になっているかも!
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。