春キャンプの最適な時期は4月下旬から
冬季休業をしているキャンプ場では3月中旬ごろから営業を再開するところがほとんど。しかし、3月はまだまだ寒く感じる気候です。
実際に、東京の3月の平均気温を見てみると約9度、また、最低気温は約5度まで下がります。
春キャンプとしておすすめの時期は、気候が暖かくなる4月からがおすすめ。4月は最高気温が19度ほどまで上がり、最低気温も10度ほどなので、日中は上着がなくても過ごせるほどの暖かさがあります。
とくにお花見キャンプを予定している方は、桜の開花予想を確認して早めにキャンプ計画を立てると良いでしょう。その際には寒さ対策をしっかりとしてください。
春キャンプの魅力
春キャンプの魅力①お花見ができる
春といえば全国各地で美しい草花が楽しめる時期です。そのなかでも桜は、特別楽しみという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キャンプ場は川の近くにあるところも多く、河川敷に美しく咲く桜並木が楽しめたり、見通しの良いキャンプ場一面に桜の木が植えられていたりします。
また、キャンプはお花見とは異なり、昼下がりのそよ風に花びらが舞う風景や夜桜など時間によって変わる桜のさまざまな魅力を楽しめるのもポイントです。
ぜひ春キャンプで桜を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。
春キャンプの魅力②初心者に優しい
虫が少なく、夏に比べると混雑していない春のキャンプ場。アウトドアやキャンプに慣れていない方にもおすすめです。
また、テントがあるとはいえ、外で過ごすことの多いキャンプ。気温が暑すぎても寒すぎても過ごしにくくなるので、夏や冬にキャンプをする際は、快適に過ごすための装備が必要になります。
それに対し、春はちょうど良い気候のため、キャンプ道具が揃っていなくても困りません。初心者でも楽しめるのが春キャンプの魅力です。
春キャンプの魅力③焚き火をするのにちょうど良い気温
夜はひんやりと肌寒く感じる春は夏ほど暑くないため、焚き火が気持ちよくできます。
しかし、キャンプ場が開き始める3月下旬の夜はまだまだ冷えるため、ジャケットやフリースなど冬用の防寒具を用意しておくと安心です。
春のキャンプで場所を選ぶ際に気をつけること
春キャンプの場所選びをする際に気をつけておきたいことをまとめました。
気候による被害を受けないキャンプ場を選ぶ
春のキャンプでは、強風や標高の高い場所における雪に注意をするようにしましょう。春とはいえ、3~4月上旬はまだまだ冷えることもあり、標高が高い場所だと雪が降る可能性もあります。
防寒対策や雪に対する車の準備などができていないと危険なので、アウトドア初心者の方はとくに、標高の高いキャンプ場は避けるのがおすすめです。
また、春一番や春の嵐という言葉にも代表されるように、春は風が強い日も多い傾向があります。風を遮るものが何もないキャンプサイトがあるキャンプ場に行く場合、強風には気をつけましょう。
強風の場合、風向きを考慮してテントを設置したり、テントを設置するタイミングを考えたりする必要があります。
キャンプ場の混雑状況を確認
キャンプがいちばん盛り上がるシーズンは夏ですが、春からキャンプを開始する人も多くなっています。
暖かくなり、ゴールデンウィークに近づく4月下旬からは混雑が予想されるため、キャンプを予定している方は、早めにキャンプ場の予約をしたり、問い合わせをしたりすると安心です。
春におすすめのキャンプ場を紹介
青野原オートキャンプ場(神奈川)
お花見ができるキャンプサイトとして有名なキャンプ場です。道志川の近くにあり、桜は河津桜とソメイヨシノが見られます。
車がなくても電車とバスを乗り継いで行け、デイキャンプサイトもあるので、荷物が少ない方にもぴったり。
キャンプ場には滝が見られるスポットがあったり、バードウォッチングができたりとアクティビティも楽しめます。
また、予約は不要なので、桜が咲いている時期は、計画を立てて早めの出発をするのがおすすめです。
ケニーズファミリービレッジ(埼玉県)
埼玉県飯能市にあり、都心から1時間とアクセスのよさがポイントのキャンプ場です。周辺施設も充実しており、車で15分くらい移動すると温泉があります。
ほかにもアスレチック施設、ムーミンバレーパークが近くにあるので、子どもがいる方にもおすすめです。
また、30分圏内の距離には鍾乳洞、カヌーが楽しめるダム、ハイキングができるお寺などがあり自然もじゅうぶん楽しめます。
レンタル品も豊富に揃えられており、テントなどのキャンプ用品やBBQの食材が全てパックになったプランもあるので、初めての方でも安心です。
成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場(千葉)
千葉県の牧場施設に併設されているオートキャンプ場は、キャンプに慣れていない方におすすめです。お花見ができるキャンプサイトがあるため、春からの利用も人気があります。
テントのレンタルもできるので手ぶらでもキャンプができ、シャワーやトイレなどの水回りが綺麗なのも特徴。
牧場が併設されているので昼間は牧場で遊べ、お子さんも1日中飽きずに楽しめます。また、ドッグランもついているため、ペットを連れてキャンプもできますよ。
COMORIVER(埼玉)
埼玉県にあるグランピングもできるキャンプ場で、春の時期は川沿いに咲き誇る桜を楽しめます。グランピングができるプランでは、テントタイプとキャビンタイプの2タイプから選べるのも特徴。
キャンプを体験してみたいけれど、アウトドア経験がなく、準備などのハードルが高いと感じる方も快適にキャンプ気分を味わえます。
また、キャンプ場では珍しいアウトドアサウナが楽しめるのも魅力です。おしゃれな施設でキャンプを楽しみたい方におすすめのキャンプ場です。
フォレストサンズ長瀞(埼玉)
ソロテントサイトやトレーラーレンタルなど、ほかのキャンプ場ではできない楽しみ方を提供しているキャンプ場です。
トレーラーはアメリカ直輸入のトレーラーをレンタルすることができます。利用人数に合わせて6タイプの中から選択でき、最大10名ほどで利用できるトレーラーも選べます。
食事の選択肢も豊富で、バーベキューセットやモーニング、お弁当などが利用できるのも魅力です。
また、レンタサイクルやボルダリングなどのアクティビティも用意されているので、子ども連れにもピッタリ。車で15分くらいのところには秩父温泉があります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。