ソロストーブ「キャンプファイヤー」とは
ソロストーブは、アメリカ合衆国テキサス州のジェフ&スペンサー兄弟によって2010年に開発されたウッドバーニングストーブです。ソロストーブは以下の4点の条件を満たしています。
- コンパクトで軽い最小限の装備
- 環境への配慮
- 燃焼効率が高く使いやすい
- 頑丈で壊れにくい
当初はソロストーブライトしかありませんでしたが、アウトドアファンからの熱烈な支持と要望を受けて、キャンプストーブのタイタン、キャンプファイヤー、その上の焚き火台という位置づけのレンジャー、ボンファイヤー、ユーコンなどが登場してきました。
そのなかでも、今回筆者が購入したのはソロストーブキャンプファイヤーです。キャンプファイヤーには以下のような特徴があります。
キャンプファイヤーの特徴①二次燃焼構造
ソロストーブは、薪などの燃料が直接燃えるのではなく、発生した煙が燃える二次燃焼構造をしています。煙が燃えるため煙が少なく、燃焼効率が非常に高いので勢いよく長時間燃焼し続けます。
筆者の実験では、最初にゴロンとした木材を2、3個投入しておくだけで30分以上燃え続けました。薪を追加すれば何時間でも燃え続けます。
キャンプファイヤーの特徴②コンパクトで片付けも簡単
ライトやタイタンにくらべるとキャンプファイヤーはコンパクトとはいえませんが、直径18㎝の円筒形をしているので持ち運びに便利です。
使い終わった燃焼室を見てみると、薪が完全燃焼して白い灰だけになっています。逆さにして灰をゴミ袋に入れ、煤などをさっと拭くだけで片付けは完了です。
キャンプファイヤーの特徴③焚き火が簡単
筆者がキャンプファイヤーを購入したのは、焚き火が簡単で火の管理に手がかからないと思ったからです。実際、燃焼効率が高いため、くべた薪や枝がもえやすく、着火もしやすくて早いという特徴があります。
ソロストーブキャンプファイヤー購入の決め手は燃焼効率と省エネ
筆者は以前からソロストーブがほしいと思い、探していました。
購入するならライト、タイタン、キャンプファイヤーの、どれかひとつでいい、どれにしようかと迷っていたところ、Mr SYUさんの動画を拝見して、よしこれにしよう!とソロストーブキャンプファイヤーを購入することに。
購入の決め手は、長さ17㎝までの比較的大きな薪や枝を放り込むことができることです。燃焼効率が高く省エネでありながら、強い火力で燃え続けてくれるという動画内のコメントも背中を押してくれました。
そのほか、具体的には以下のようなことが決め手になりました。
キャンプファイヤー購入の決め手①燃焼効率が高いため焚火が簡単
燃焼効率が高くよく燃えるため焚火が簡単におこなえるのではないかと想定しました。
キャンプファイヤー購入の決め手②大きな薪が入るので時間に余裕がうまれる
ゴロンとした塊状の薪を放り込んでおけばどんどん燃えてくれるので、調理に専念できると思いました。
キャンプファイヤー購入の決め手③強い火力で調理がおこなえる
火力が強いためさまざまな料理に対応できるのではないかと想定しています。
ソロストーブキャンプファイヤーの使い勝手を検証
ソロストーブキャンプファイヤーを使って、事前に想定していたことが、実際どうだったのか検証してみました。
検証①燃焼効率が高いため焚火が簡単
購入時に想定していたとおり、最初にゴロンとした木を放り込んでおくだけで、どんどん燃えてくれました。焚火というよりも石炭やコークスのように燃料を補給する感じでしょうか。
検証②大きな薪が入るので時間に余裕がうまれる
長さ17cmまでの薪や枝が燃焼室に収まるので、小枝を常に補充しなくてはならないということがありません。筆者がおこなった検証では、最初に大き目の薪を2、3個くべておけば30分以上強い火力で燃焼し続けました。
検証③強い火力で調理がおこなえる
画像にあるように、大きなダッチオーブンでも調理ができるほどの強い火力です。親父キャンプ飯ではありませんが、炒飯づくりにもピッタリ。
検証④ファイヤーボックスとの違いは?
筆者は長い間、ファイヤーボックスを愛用しています。ファイヤーボックスとソロストーブの違いはズバリ、焚火を楽しむかそれとも燃焼効率を楽しむかではないでしょうか。
ソロストーブのメリット・デメリット
メリット | 二次燃焼で火の粉が飛び散らないため安全。 |
燃焼効率がよく、高いレベルの焚火の技術がもとめられない。着火も簡単。 | |
強い火力で長時間燃え続けるので調理に集中できる。 | |
火の管理が楽、焚火するというより固形燃料を投入する感じ。 | |
デメリット | ファイヤーボックスにくらべて焚火の楽しみが少ない。 |
ファイヤーボックスのようにコンパクトに折りたためない。 |
ファイヤーボックスのメリット・デメリット
メリット | 焚火が楽しめる。炎をみて楽しめる。 |
コンパクトに折りたたんで持ち運べる。 | |
その辺の枝が燃料になる。 | |
デメリット | ソロストーブにくらべて焚火の技術が必要。 |
ソロストーブにくらべて燃焼効率が低い。 |
ソロストーブキャンプファイヤーはこんな人におすすめ!
燃料を現地調達したい人
そのあたりに落ちている枝や木の幹がソロストーブの燃料になります。17㎝以内の長さに切りたいのでノコギリがあると便利です。
強い火力で調理したい人
着火のときに、ゴロンとした大き目の木材を投入しておけば、30分以上高火力で燃え続けます。ちょくちょく薪や枝をくべる必要がないため調理に集中できます。
薪くべの手間をはぶきたい人
ソロストーブは燃料としての薪を投入する感じです。それに対して、ファイヤーボックスの場合は、多少焚火の知識と技術を要します。そのためソロキャンプ初心者のかたにもおすすめしたい焚き火ギアです。
ソロストーブキャンプファイヤー
大きさ | 直径17.8 cm 高さ17.5 cmの円筒形 |
重量 | 約1㎏(998g) |
素材 | ステンレススチール |
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新潟燕三条市にある150年の歴史をもつ高儀の折りたたみノコギリです。プロ用として庭師のためにつくられているため切れ味がよくて頑丈。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。