※このページにはアフィリエイトリンクが含まれています。
転倒や滑落、転落などの事故と道迷いが登山中に起こる遭難の2大要因だといわれています。山で道に迷ったことがあるという人は少なくないのではないでしょうか。筆者もそのひとりです。今回は道迷いを防止する登山用GPSの選びかたとおすすめを教えます。

登山には登山用GPSが必須

登山用GPS

道迷いとは、自分がいまどこにいるのかわからなくなることです。道に迷って焦り冷静さを失うことは地図の読み違いにもつながります。

3,000m級の山の山頂付近には、ほとんど樹木がなく見通しがきくため、比較的道迷いは少ないと言われています。

逆に初心者向けの低い山の場合は、山頂まで樹木でおおわれていることが多いため、標高の高い山よりも油断しがちで道迷いが発生しやすいようです。

また、標高の低いマイナーな山には道案内が少ないことなども道迷いの多い原因のひとつと考えられています。

ひと昔前までの登山ではコンパスと地図だけが頼りでした。しかし、今はGPSがコンパスにとって代わり、登山の必需品とされています。

GPSがあれば「今あなたがいるのはここですよ」と空から冷静にナビゲートしてくれます。

筆者は、いまだにコンパスと地図を携えて登山するスタイルをとおしていますが、どうってことのない難易度の低い山の山頂付近で迷い、反対側の尾根を伝って下山するという失敗をつい最近したばかりです。

GPSがあればこんなことは起こらないのに、と改めて必要性を実感させられました。

 

登山用GPSがおすすめな理由

登山用GPS

最近はスマートフォンにダウンロードして気軽に使えるGPSアプリが豊富にでています。なぜアプリではなく登山用ハンディGPSの方がおすすめなのでしょうか?

登山用GPSおすすめ理由①バッテリーの稼働時間が長い

登山用GPSは10時間以上バッテリーが稼働するものがほとんどなので、バッテリー切れの心配が減ります。

また、乾電池でも作動する登山用GPSであれば、予備の電池を携行することでバッテリーの残量を心配しなくてすみます。

登山用GPSおすすめ理由②山の過酷な環境に対応

零下になる冬山では、スマホがうまく作動しないケースが多々あります。また、雨にあうことも多いので防水機能も欠かせません。

登山用GPSは零度以下の気温でも作動し、多少雨に濡れても壊れる心配が少ないでしょう。

登山用GPSおすすめ理由③GPS機能に特化している

登山用GPSは、ナビゲートシステムのみに特化しているため、操作がシンプルで「使いやすい・わかりやすい」というメリットがあります。

登山用GPSを選ぶポイント

登山用GPS

登山用GPSを選ぶとき注意したいポイントをまとめました。

選ぶポイント①バッテリーの駆動時間

登山用GPSを選ぶポイントのひとつにバッテリーの駆動時間があります。できるだけ駆動時間の長いものを選ぶようにしましょう。また、乾電池に対応している登山用GPSを選ぶことも大きなポイントです。

選ぶポイント②どの衛星に対応しているか

私たちは位置情報取得端末のことをGPSと呼んでいますが、正式には「米国軍事衛星」の名称です。

ほかにも世界には日本の「みちびき」、ロシアの「GLONASS」、中国の「北斗」、ヨーロッパの「Galileo」といった衛星があります。

各衛星から発信される電波(信号コード)の交点で位置情報を表示するため、より多くの衛星に対応したGPS端末ほど誤差が少なくなります。

また、山影の電波が届かない場所でも、複数の衛星に対応することで、互いに補いあいながらナビゲートしてもらうことが可能です。

選ぶポイント③見やすさ

どんなに高性能でも、自分がどこにいるのかわからないような見づらいGPSでは使いものになりません。分かりやすい地図を格納した登山用GPS端末にすることも選ぶときの大切なポイントです。

選ぶポイント④防水機能と耐久性

突然の雨や厳冬期にはバッテリーが作動しなくなったりと、山では想定外のハプニングがつきものです。多少雨に濡れても壊れない、厳冬期でも作動する登山用GPSを選びましょう。

 

おすすめの登山用GPSをご紹介

登山用GPS

上記で説明した選びかたポイントをそなえた登山用GPS端末を紹介します。

GARMIN(ガーミン) eTrex 22x 日本語仕様 city+山岳詳細地図

筆者が現在購入を検討している登山用GPS端末です。国土地理院の等高線山岳マップを搭載しており、山の地形とルートを正確に把握することが可能。

ほかのガーミンの機種よりもリーズナブルで、登山に必要な最低限の機能をそなえています。

バッテリーの駆動時間 約25時間
乾電池への対応 単三電池2本
対応する衛生 GPS/GLONASS/みちびき
見やすさ 国土地理院の等高線山岳マップを搭載
日本詳細地図(山)セット eTrex 22x 日本語版
日本詳細地図(山)セット eTrex 22x 日本語版

GARMIN(ガーミン) eTrex 32x 日本語仕様 city+山岳詳細地図

国土地理院の等高線山岳マップを搭載して、瞬時に現在地がわかる登山用GPS端末です。また、メニューが日本語に対応しているため、とても使いやすいという特徴があります。

バッテリーの駆動時間 最大25時間
乾電池への対応 単三電池2本
対応する衛生 GPS/GLONASS/みちびき
見やすさ city+山岳詳細地図を搭載している

GARMIN(ガーミン) eTrex 30xJ

GPS機能に加えて、電子コンパス、気圧高度計、気温計などの機能をそなえています。8メガバイトのメモリを搭載しており、大量のルート記録やカスタムマップが保存可能です。

電子コンパスと気圧高度計の機能があるため、山の斜面でも方角がわかりやすいという特徴があります。

バッテリーの駆動時間 約25時間
乾電池への対応 単三電池2本
対応する衛生 GPS/GLONASS/みちびき
見やすさ 20万分の1の日本全国地図内蔵(ルート検索可能)

 

筆者はGARMIN(ガーミン) eTrex 22x 日本語仕様 city+山岳詳細地図の購入を検討しているところです。登山用GPSについて理解を深め、どの機種が良いのかを考え探していくなかで、必要な情報をコンパクトにまとめました。GPS端末を検討している方はぜひ参考にしてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。