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どんな趣味もマナーがあり、とくに海釣りではマナーが身の安全にもつながります。
じつは釣果にもつながるマナーもあり、海釣りを存分に楽しむためにはマナーを知っておくことは大切ですね。
今回は初心者が注意してほしい海釣りのマナーと注意点を解説します。

①定められた、もしくは許可された場所で釣りを楽しもう

海釣り マナー

 

最近海釣りでよく問題になるのが、立ち入り禁止エリアでの釣りです。

漁港でもトラブルが絶えず、たびたびメディアにも取り上げられていますね。

マナー以前に違法行為でもあるので、ぜったいに避けるべき行為です。

 

立ち入れる=釣りOKではない

よく初心者がやりがちなのが、「立ち入り禁止の立て札がない場所なら釣ってもいい」という勘違いです。

そもそも、漁港などは釣りのために整備されているわけではなく、釣り人はあくまで開放してもらっている立場です。

防波堤に関しても同じで、波を防ぐために建てられたもので、釣りをするために作られた場所ではありませんよね。

立ち入れるからと誰でも立ち入って、本来の役割を果たせなくなったり、危険な状態になると本末転倒です。

知らなくても、立ち入り禁止の場所に入れば逮捕されてもおかしくないので、釣りが禁止されていないかあらかじめ確認してから出向くようにしましょう。

 

許可された場所でも関係者への配慮を最大限しよう

近年釣り場はどんどん減っていますが、関係者の理解や先人たちの努力でまだ釣りを許されている場所は多く残っています。

許可されているからなにをしてもいい、というわけでなく、ここでもあくまで開放している立場ということを再確認しましょう。

漁港は漁業関係者のために整備されているので、漁業関係者の迷惑をかけないように、防波堤は危険を防ぐためで、波が高いときに入らないなど、未然に関係者へ迷惑をかけない行動を心がけなければいけません。

それぞれ関係者の邪魔になれば追い出されても文句は言えませんし、今後立ち入り禁止になってもおかしくはありません。

あくまでも釣り場本来の役割を邪魔しないよう、最大限配慮しながら釣りを楽しみましょう。

 

 

②周辺の釣り人へ配慮しよう

海釣り マナー

 

近年釣り場が少なくなっていることもあり、たいてい知れている釣り場は人でいっぱいです。

もちろん人と人とのあいだにも、ルールとマナーは存在します。

地域ごとの暗黙の了解もありますが、かならず以下の3つは覚えておくようにしましょう。

 

割り込み厳禁!気になるときは声をかけよう

釣り場の場所取りは、基本的に早い者勝ちです。

なるべく空いているスペースから入るのもマナーですが、もしどうしても釣り人と釣り人の間に入らなければいけないこともありますよね。

そのときは一言あいさつをし、入らせてもらうことを告げることも大切です。

釣っているあいだはご近所さんなので、なるべく気持ちのいい関係を心がけましょう。

 

「クロス」に注意

投げ釣りやルアーフィッシングで注意したいのが、クロスという状況です。

先にキャスティングした人のラインにかぶせてしまうキャスティングのことで、絡んでしまい邪魔することにほかなりません。

最悪、ラインが切れて大切なルアーや仕掛けを無くさせてしまうことにもなりかねません。

初心者で腕に自信がないという場合には、まずは無理に混んでいる場所で投げようとせず、あまり魚がいなくて人気のない釣り場や時間を狙って練習することも必要です。

 

魚種によって間隔を考えよう

魚がかかって隣の人と絡んでしまうお祭りは、ある程度は避けられないトラブルです。

1つの原因として、魚がかかったあとに、走って隣の人のエリアまで行ってしまうことがありますよね。

これは魚種によってある程度予測できるので、狙う魚種や、その時期に釣れる魚を把握しておくのも大切です。

たとえば海釣りでよくお祭りの原因になるのがサバで、サバ狙いなら最低でも隣と10mは間隔は取っておきたいところです。

 

③周辺住民・管理者に迷惑をかけない

海釣り マナー

 

配慮しなければいけないのは釣り人同士だけでなく、その周辺の住民や管理者に対しても同じです。

これは日常生活では誰もが守っていることだとは思いますが、どうしてもレジャー気分だと忘れてしまいがち。

常識と思えることでも、今一度確認し、釣りの地位を落とさないよう意識して楽しみましょう。

 

周囲への迷惑で立ち入り禁止・釣り禁止に

釣り人同士のトラブルよりも、周囲への迷惑がもっとも自分たちの首を絞める行為です。

釣り人同士なら暗黙の了解で許されていることでも、周辺住民などが迷惑だと思えばなんの意味もありません。

釣り人同士のトラブルよりも、関係のない一般の方への迷惑のほうが、立ち入り禁止になったり、釣り禁止の措置をとられやすいので、慎重になりすぎるぐらいがちょうどいいでしょう。

 

夜釣りは話し声にも注意

海釣りでは夜に出かけることも多いですよね。

どうしても大物がかかったりすると大声を出しがちですが、夜に大声を出されて迷惑じゃない人はいないでしょう。

住宅地が近くにある場合はもちろん、漁港管理者の宿舎があるような場所もあるので、基本的には夜に大声を出すのはご法度です。

 

ゴミの持ち帰りは必要以上に

近年漁港などで問題になるのが、ゴミの問題です。

有志の釣り人でゴミ拾いなどもしていますが、実際にはそれでは追いつかないほどに、心ない釣り人がゴミを残して捨てて行っているのが現状です。

自分がやっていないと思っても、周囲からすれば「釣り人が捨てていった」ということには変わりなく、あなたもきっとひとくくりに思われています。

悪意のある釣り人のせいで、釣り場が閉鎖になっては自分も損するので、少しの面倒を請け負って自分が捨てていないゴミも拾うのが理想的です。

その少しの面倒が、巡り巡って自分が楽しむ釣り場を守ることにきっとつながります。

 

 

④身の安全を確保しよう

海釣り マナー

 

釣りでケガをしたり、命を落としたりするのは自己責任だと思われがちですが、それだけにとどまりません。

釣り場での事故は、釣り禁止にされる理由の1つです。

慣れているから、一見危なそうに見えないからなどで気を抜かずに、身の安全は十分すぎるぐらいに注意しましょう。

 

ライフジャケットは基本の装備

ライフジャケットは、海釣りでは基本の装備として考えましょう。

泳げるとしても、落ちた時にケガをして泳げなくなる可能性もありますし、水流の強い場所だと流されて簡単に陸に近づけなくなります。

最近は価格も下がっていますし、ベルトタイプで動きやすいものもあるので、必ず用意するようにしましょう。

SuperSunny ライフジャケット 手動/自動膨張式 ベルトタイプ 全9色
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靴も釣り用に準備しよう

靴は動きやすいほかにも、場所に合わせて選ぶ必要があります。

テトラポット周りは釣りやすいですが、テトラポットは滑りやすく、スニーカーでは非常に危険です。

磯場でも、設置面積が小さくなるので、ただのゴムソールではすぐに滑ってしまいます。

どちらも滑って落ちると非常に危険なので、専用の靴を用意するか、装備がないなら立ち入らないようにしましょう。

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釣りはだれでも楽しめる素晴らしい趣味ですが、人の行い一つで台無しにもなりかねません。
実際、マナーを守れない釣り人が増えた結果、日本全国で釣り場がどんどん減っているのも事実です。
釣りの人気が再興し始めている今こそ、ひとりひとりがマナーを守り、みんなが快適に釣りを楽しめる環境を守っていきたいですね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。