ボルダリングマットの種類は?
クッションの構造の主流は2種類!
ボルダリングマットのなかには衝撃吸収のためのクッションが入っています。
主流はクッションの構造が2層のものと3層のものです。
2層構造のボルダリングマット
2つの種類のクッションで構成されており、一番多いタイプとなります。
クライマーが着地する面にやや硬めのポリエチレンフォーム、地面側に柔らかめのウレタンフォームで構成されているのが一般的です。
3層構造のボルダリングマット
上下部両側にやや硬めのフォーム、中間が柔らかめのフォームで構成されています。
地面に石や木があっても、変形することなくクライマーの衝撃を拡散できるようになっています。
折り畳み方のタイプに違いがある
ヒンジタイプ(板状収納型)
2枚のクラッシュパッドが真んなかで合わさっており、折り畳んだ際に板状になります。
完全に隙間がなく折り畳めるので、収納にはとても便利です。
ブリトータイプ(巻き収納型)
くるくると巻いた、3つ折りの状態で収納することができます。
大型のボルダリングマットで採用されることが多いタイプですが、小さく折り畳めてコンパクトになるのは大きなメリットです。
タコスタイル(2つ折り型)
1枚のマットをタコスのように折り曲げるタイプです。
ヒンジタイプのように隙間なく折り畳むことはできませんが、隙間にシューズなどを収納できて便利です。
ボルダリングマットを選ぶときに注意しておきたいことは?
室内のボルダリングではしっかりと厚みのある大きなマットが敷き詰められていますが、外岩でのボルダリングでは厚くて大きな物があれば良いというわけではありません。
持ち運びのしやすさや衝撃吸収性などさまざまな観点から最適なボルダリングマットを選ぶ必要があります。
行く人数は何人なのか?
1人で行くのか、複数人で行くのかによって選ぶ大きさも変わってきます。
1人で行く場合は落ちた際にスポットしてくれる仲間がいないため、安全性を考えてしっかりとした大きさと厚みのあるものがおすすめです。
目安としては大きさが120cm×90cmくらいで、厚さに関しては10cmほどの厚みのものを選べばまず間違いはありません。
複数人で行く場合には、車への積み込みや電車移動のしやすさも考えてひと回り小さめのものを選ぶのが良いでしょう。
また、マットの隙間を埋めたりスタート用のマットとしても使える小型のサブマットが1枚あると便利です。
持ち手部分も必ずチェック!
選ぶ際には、持ち手部分も必ずチェックするようにしてください。
マットは軽いものでも重さが4kgほどあるので、外岩などで利用する場合は持ち運びに便利なリュック型や肩掛けタイプがおすすめです。
おすすめのボルダリングマット
mountain dax(マウンテンダックス) /ゴレイロトリプルⅡ CG-433
ザックで有名なマウンテンダックスのシンプルで頑丈なボルダリングマットです。
リーズナブルさと高品質を兼ね備えた一品となっています。
Metolius/ Shortstopクラッシュパッド
コストパフォーマンスが非常に高いメトリウスのサブマットです。
厚さが2cmと極薄ながら、着地衝撃はしっかりと吸収してくれます。
一枚あると安心感が違い、小さな隙間にも入りアプローチの邪魔にもなりません。
BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) /ドロップゾーン
ブラックダイヤモンドの名作人気モデルです。
厚みも9cmとしっかりあるので、ハイボールの課題にもぴったりです。
スクエア型コーナー形状で、他のボルダリングマットを並べでも隙間ができにくくなっています。
極薄でも着地衝撃をしっかりと吸収してくれるので安心です。
BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)/インパクト
厚さ10cmとハイボールにも対応しながら、軽くてアプローチの負担も考えられています。
ヒンジタイプで移動や撤収も簡単。
メインマットとしても、メインマットに括り付けてサブマットとしても活用できます。
ペツル(PETZL) /アルト
耐久性、クッション性能、使い勝手も抜群のマットです。
防水生地なので天候の急変にも安心です。
フラップが全周に付いているので、ブラシなどの小さな荷物も落ちる心配がありません。
肩だけでなく、チェストとウエストにもベルトが付いているのでアプローチの負担も少なくて済みます。
CAMP(カンプ) /ミニドゥ
メインパッドとしても十分なサイズで、3.8kgという軽さは女性にもおすすめです。
異なる衝撃吸収素材を使用した一体成型フォームを採用し、クライマーの衝撃を柔らかく吸収する高品質なボルダリングマットです。