夏といえばバーベキュー! 渓流でのバーベキューは、いつもより美味しく感じるものです。ですが、自然でのバーベキューはそれなりの準備とマナーがあります。 今回は大のバーベキューファンの筆者が、渓流でのバーベキューの心得と用意するべき道具をご紹介します。

渓流でバーベキューする際には注意が必要

渓流 バーベキュー

 

キャンプだけでなく公園や花見など、いろいろな場所でバーベキューを楽しめる時代になりましたね。

とくに、渓流でのバーベキューは避暑的なメリットもあるので、昔から楽しまれています。

ただし、自然に入るからにはそれなりの準備とマナーもあります。

場合によっては罰金や逮捕もありえるので、まずは渓流でバーベキューするときの心得を覚えておきましょう。

 

その1:禁止エリアでのバーベキューは罰金・逮捕もありえる

近年、渓流や川辺でのバーベキューには禁止エリアが設けられていることがあります。

個人の所有地の場合は、とくに表記がなくても立ち入ることは禁止されています。

また、川の流域で火気使用禁止になっている場合もあります。

ほんらい、川辺でのバーベキューは危険な行為や禁止行為がなければ問題ありません。

しかし、近年は目にあまる行為が増えており、自治体が制限していることがあるのです。

氾濫や引火の危険など環境的な要因がないわけではありませんが、ほとんどが迷惑行為によって禁止されています。

個人の所有地に立ち入ればもちろん逮捕もありえますし、禁止エリアでバーベキューをすれば罰金刑になることも。

前もって、バーベキュー予定地の管理者に問い合わせるなどして、トラブルを防ぐことが必要です。

 

その2:渓流公園で練習してみよう

不法行為になるリスクを避けたいなら、バーベキューが許可されている公園などで練習してみてはいかがでしょうか。

夏から秋口にかけて、有料もしくは無料でバーベキューを許可している公園は全国各地にあります。

川遊びも一緒に行える渓流公園も多いので、家族であればそういった場所もおすすめです。

用具のレンタルや食材の販売を行っている場合も多いですし、管理人に確認すれば必要な道具も教えてくれますよ。

いきなりサポートのない自然の渓流に行くよりも、手軽に安心して楽しめますね。

 

その3:前持った準備が必須!

自然の渓流にしろ、公園の場所を借りて行うにしろ、それなりの準備は必要です。

とくに自然の渓流に行くなら、バーベキューをして帰るだけでなく、リスクに対しての準備が必要です。

たとえば、蚊や蜂などの害虫対策や、怪我への応急処置などです。

無事に帰ってくること前提ですが、万が一の事態に備えた準備をかならずしてから行くようにしましょう。

 

 

どんな渓流ならバーベキューをしていいの?

渓流 バーベキューの注意

 

原則として、法律では河川でのバーベキューを禁止はしていません。

ただし、周りに引火しやすいものがあったり、先人のマナーの悪さや不法行為によって自治体が条例で禁止している場合があります。

そのため、まずは市役所や区役所や町役場などの管理者へ連絡。

バーベキューが禁止されていないか、また、許可されているエリアがあるか確認しましょう。

直火禁止など、バーベキューの方法まで指定されていることもあるので、合わせて確認しておくと安心ですね。

つぎに、その場所が個人の所有している土地か確認しましょう。

とくに田舎では、一見して近くに家がなく、人の手が入っていないように見えても個人の土地の場合があります。

個人の土地に勝手に入れば不法侵入で、逮捕もありえるので注意しましょう。

バーベキューが可能な場所でも、迷惑行為や違法行為があれば退去命令が出ることもあります。

  • 自分が近所に住んでいたとして、迷惑になっていないか
  • この場所に自分が来ても不愉快じゃないか考えて片付けを終える

このように、最低限相手の立場に立った行動を心がけてバーベキューを楽しみましょう。

 

 

渓流バーベキューで用意するべきアイテム

渓流バーベキュー

 

渓流でのバーベキューは、家のキッチンに立って料理するのとは準備するものが違います。

普段の料理では必要ないけど、バーベキューではとっても便利なアイテムをご紹介します。

 

キッチンバサミ

料理は基本的に包丁で行いますが、バーベキューではキッチンバサミがおすすめ。

キッチンバサミで料理すれば、まな板も必要ないので省スペースですし洗物も少なくすみます。

包丁を持ち歩くよりも、キッチンバサミをケースに入れて持ち歩くほうが安全です。

 

バケツ

キッチンではあまり使わないバケツですが、バーベキューではなにかと役に立ちます。

食材をまとめる、食材や食器を洗う、万が一火がどこかに移ってしまったときや、怪我をしたときなども助かります。

食器の持ち歩きや、ごみを入れて持ち帰るときなどにも役立ちますね。

百円ショップなどの安いものでもいいので、いくつか用意しておくといいでしょう。

 

着替え

ふとしたときに困るのが着替えです。

突然の雨や、お子さんがいれば食器を倒してしまったなど、さまざまなトラブルが考えられますよね。

汚れたら川で洗うこともできなくはないですが、濡れた衣服を着るのは体温を急激に下げるため避けたほうが無難です。

スウェットやジャージなど、持ち歩きやすく動きやすい服の予備を準備しておくと安心です。

 

近年のアウトドア人気もあって、夏の川辺は大混雑です。このため毎年トラブルが後を絶たず、禁止エリアも多くなっています。まずはトラブルがないよう管理された場所や、アクセスしやすい場所で楽しみ、万全の準備を心がけて楽しいバーベキューにしましょう。 

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。