巨大な波に挑むビッグウェーブサーファーたちは、海の危険にどう備えているのでしょうか。パタゴニアは、海で命を守るための知識や技術を広めるイベント「“Worth it.” Japan Tour」を開催します。10月28日の東京・原宿を皮切りに、鎌倉、千葉・一宮、大阪・中之島の4会場を巡り、フィルム上映やトップサーファーによるトーク、ワークショップなどを実施します。
巨大な波に挑む。その裏側にある安全への備え

©Daniel Russo
数メートルを超える巨大な波に挑むビッグウェーブサーフィン。迫力あるライディングの裏側には、波に巻かれて長時間水中にとどまるリスクや、予測しきれない海の状況があります。
そんな過酷なフィールドで培われてきた安全への知識や経験を共有するため、パタゴニアがグローバルイベントシリーズ「“Worth it.” Tour」を展開しています。
今年9月に米国・カーディフでスタートし、ベンチュラ、ニュージャージー、サンタモニカ、カナダ・バンクーバーなどで開催。日本でも10月28日から、東京・原宿、鎌倉、千葉・一宮、大阪・中之島の4会場を巡るツアーが始まります。
注目は、ビッグウェーブサーファーの命を守るために開発された「PSI(Personal Surf Inflation)ベスト」です。
開発のきっかけは、2000年代前半にビッグウェーブの現場で起きていた事故でした。パタゴニアは、波に巻かれて90秒間水中にとどまる状況を想定し、サーフィン・アンバサダーと約10年にわたりテストと改良を重ね、2017年に製品化しました。
その開発の歩みを描いたフィルム『Inflation Point』が、今回のツアーで上映されます。
世界のトップサーファーが来日!フィルム上映とトークを開催

©davis tim
原宿、鎌倉、一宮の3会場には、パタゴニアのグローバル・サーフィン・アンバサダーが登場します。
ゲストのひとり、グレッグ・ロングは、20年以上にわたってビッグウェーブに挑み、複数の世界タイトルを獲得してきたサーファー。海の安全教育に取り組む「BWRAG(ビッグウェーブ・リスク・アセスメント・グループ)」のCEOも務めています。
さらに、BWRAGインストラクターとして活動するパチャ・ライトや、ビッグウェーブ世界チャンピオンに2度輝いたペイジ・アルムスも来日。フィルムの舞台裏や、実際の海で経験してきた危険、そこから得た知識などを語ります。
11月3日の千葉・一宮会場では、上映会に加えて特別プログラムも実施。ペイジ・アルムスによるプレサーフ・エクササイズや、グレッグ・ロングによるブレスワーク/サーフアプニアなどが予定されています。
また、11月7日の大阪・中之島会場には、日本のサーフィン・アンバサダーである田中宗豊さんと原田祥吾さんが登壇。日本の海で培われてきたビッグウェーブの経験やカルチャーを紹介します。
海で命を守るために。日本初の安全教育プログラムも
今回のツアーでは、国際的な安全教育プログラム「BWRAG Surf Responder & Ocean Safety Summit」も日本で初めて開催されます。
BWRAGは、ビッグウェーブサーファーたちを中心に設立された団体。海での事故に備え、救助方法や救命処置、リスク管理などを学ぶプログラムを世界各地で実施しています。
パタゴニアでは、PSIベストを単なる装備として提供するのではなく、安全に使うための知識や備えも重視。そのため、同製品はBWRAGの講習修了者を対象に販売しています。
なお、日本初開催となる安全教育プログラムは、募集開始後早期に定員に達し、現在は満席です。一方、フィルム上映やトークイベントには一般の人も参加できます。イベントは各会場とも参加無料・要予約。
大きな波に挑むためには、技術や勇気だけでなく、海を知り、危険に備えることも欠かせません。
世界のトップサーファーたちが積み重ねてきた経験に触れられる今回のツアー。サーファーはもちろん、海でのアクティビティを楽しむ人にとっても、安全について学ぶ貴重な機会となりそうです。
ライター
Greenfieldニュース編集部
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