アウトドア・フットウェアブランド「KEEN(キーン)」から、ユニークな機能を備えたシューレース「Bungee Shoelace Kit II」が登場しました。注目したいのは、靴ひもを固定する小さなロックパーツ。なんと、CO₂を吸着・保持する機能を持つ素材が使われています。お気に入りのシューズの足元から取り入れられる、新しいアイテムを紹介します。
靴ひもの小さなパーツに、CO₂を吸着・保持する新素材

KEENが発売した「Bungee Shoelace Kit II」は、伸縮性のあるシューレースとロックパーツを組み合わせたアイテムです。
今回注目したいのは、靴ひもを固定するシューレースロック。株式会社ベホマルが開発した、バイオマス由来のCO₂吸収材「美環®(びのわ)」を配合した素材が採用されています。KEENのフットウェア関連製品として「美環®」配合素材が使われるのは今回が初めてです。
KEENはこれまでも「CONSCIOUSLY CREATED:地球と人にやさしいツクリカタ」を掲げ、リサイクル素材の採用や有害化学物質PFASの排除など、素材選びから製造工程まで環境負荷を抑えるものづくりを進めてきました。
今回のシューレースでは、シューズそのものではなく“小さなパーツ”にも新しい素材技術を取り入れることで、環境への新たなアプローチを試みています。
約2gの素材に、テニスコート1面分の表面積

シューレースロックに使われる「美環®」は、ベホマルが開発したバイオマス由来のCO₂吸収材です。プラスチックや樹脂に混ぜて使用でき、製品の形状やデザインを大きく変えることなく、CO₂吸着・保持機能を付加できるのが特徴です。
「Bungee Shoelace Kit II」では、「美環®」を配合したプラスチック「DACプラ®」をシューレースロックに採用。1足分のロックは約20gの樹脂パーツで、そのうち約2gに「美環®」配合素材が使われています。
「美環®」配合素材は、内部に微細な構造を持つのが特徴。使用されているのはわずか約2gですが、内部まで含めた表面積はテニスコート約1面分にあたる約2,200㎡相当になるといいます。
なお、この性能はベホマル独自の試験条件によるもので、使用方法や加工条件などによって異なる可能性があります。
お気に入りの一足から始める、新しい選択肢
「Bungee Shoelace Kit II」は、BLACKとBLACK/WHITE POPの2色展開。価格は1,320円(税込)で、KEEN公式オンラインストア、KEEN直営店、全国の取扱店にて2026年8月5日から順次販売されています。
今回KEENと協業したベホマルは、「日常をCO₂回収スポットに」を掲げる滋賀県発のスタートアップ。大気中から直接CO₂を回収する「Direct Air Capture(DAC)」の考え方を取り入れた素材を、樹脂や塗料、インクなどさまざまな製品へ応用する研究開発を進めています。
アウトドアを楽しむうえで欠かせないシューズ。そのすべてを買い替えるのではなく、靴ひものようなパーツから新しい素材を取り入れるというのも、これからのアウトドアギアの選び方のひとつかもしれません。
お気に入りの一足を履き続けながら、足元の小さなパーツにも目を向ける。そんな身近なところから、アウトドアを楽しむ環境について考えるきっかけになりそうです。
ライター
Greenfieldニュース編集部
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