お気に入りのテントを、子どもや孫の世代まで使えたら——。アウトドアブランド「道草飯店」から、長く使い続けることを目指して開発された「マゴテント」が登場しました。劣化につながる加水分解のリスクを抑えた素材を採用し、ファミリーとソロの2WAYに対応。キャンプスタイルが変わっても付き合い続けられる、新発想のテントです。
テントを長く使いたい。「加水分解」に着目したマゴテント

2026年9月16日に発売された「マゴテント」を手がけるのは、奈良県発のアウトドアブランド「道草飯店」。代表の寺田英志さんは、DODの元マネージャーとして200以上のキャンプ用品を企画してきた人物です。
開発で着目したのが、テントの劣化原因のひとつである「加水分解」です。一般的なテントに使われることのあるPU(ポリウレタン)コーティングは、時間の経過とともに水分などの影響を受けて劣化することがあります。
マゴテントではPUコーティングを極力使わず、アウターにシリコンコーティング生地とTC(ポリコットン)生地を採用することで、加水分解のリスクを抑えています。※グランドシートにはPUコーティングが使用されています。
背景にあるのは、「10年後、20年後も、子どもたちは今と同じようにキャンプを楽しめているだろうか?」という寺田さんの思い。近年の猛暑や豪雨、クマの出没などフィールドの変化を感じる一方、アウトドア用品をつくる立場から、自然を楽しむための道具が短期間で使えなくなり、廃棄されていく状況にも疑問を感じていたといいます。
そこで、買い替えることを前提にするのではなく、ひとつのテントをできるだけ長く使うという発想からマゴテントが生まれました。
子どもが巣立ったらソロに。変化する家族に一張りで対応

長く使える素材だけでなく、使い方そのものを変えられるのもマゴテントの特徴です。セットには、ファミリー用とソロ用の2種類のインナーテントが付属。子どもが小さい時期はファミリー用を使い、家族構成やキャンプスタイルが変わったらソロ用へ切り替えられます。ソロ用も最大2人まで就寝可能です。

ファミリーキャンプでは、付属のタープを接続すれば、就寝スペースと開放的なリビングスペースを確保。ソロでは、インナーテントの横にリビングスペースをつくることができ、必要に応じてタープをプラスできます。同じ幕がファミリー仕様とソロ仕様で大きく表情を変える様子も楽しめます。

さらに煙突ポートを備え、薪ストーブにも対応。マゴテント2張りを連結してツールームのようにしたり、テント+タープ+テントとつないで2家族で使用したりと、キャンプの人数やシーンに合わせてアレンジできます。
「買い替えない」を選べるキャンプギアへ
マゴテントの価格は99,000円(税込)。アウターテントに2種類のインナーテント、タープ、グランドシート、ポール、ロープ、収納バッグまで含まれたオールインワンセットです。総重量は17.6kgとなっています。
「孫の代まで」という名前には、単なる耐久性だけではなく、キャンプを長く楽しめる未来を残したいというブランドの思いも込められています。(なお、実際に孫の代まで使用できることを保証するものではありません)
新しいギアが次々と登場するキャンプの世界で、一張りをできるだけ長く使い続ける。そのために、劣化しにくい素材だけでなく、家族の成長やスタイルの変化まで見据えて設計されたマゴテント。
子どもと囲んだキャンプの時間とともに、道具そのものも年月を重ねていく——。そんなキャンプギアとの付き合い方を提案する一張りです。
ライター
Greenfieldニュース編集部
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