キャンプ場にゆでたそうめんを持っていく方法
まずはキャンプ場に到着後、すぐにそうめんを食べられる方法を紹介します。夏のキャンプ場でそうめんをゆでるのは、かなり過酷な作業です。どうせなら、そうめんは自宅から冷え冷えの状態で持っていきましょう。筆者が実践している、ゆでたそうめんのおいしさを保つ方法を伝授!
自宅でゆでて凍らせておく
事前に自宅でそうめんをゆでておき、小分けにして持っていくと楽ですよ。
- ゆでたそうめんの水気をしっかり切る。
- 一口ずつになるように小分けして、タッパーやジップロックに入れる。
- 冷凍庫で一晩凍らせ、出発前にクーラーボックスに入れる。
- そうめんがじわじわと溶けて、お昼にはちょうど食べごろに。
小分けにせずまとめて入れてしまうと、お昼までに溶けません。ひと手間かけておいしいそうめんを食べましょう。
コシの強いそうめんを少し硬めにゆでる
食べるまでに少し時間が空いてしまうので、そうめんが伸びることを計算に入れ、やや硬めにゆでるようにします。
また、揖保乃糸などコシが強めのそうめんを選ぶと、時間がたってもおいしく食べられますよ。
キャンプ場でそうめんをおいしく食べるためのポイント
キャンプ場で即おいしいそうめんを食べるために、つゆも家で作って持参しましょう。
家で作ったつゆのおいしさを保つために筆者が利用しているのは、スープジャー。魔法瓶でも代用できますよ。キャンプ場でそうめんつゆをおいしく食べるためのポイントを紹介します。
スープジャーが便利!事前に冷やしておこう
スープジャーの保冷ができるだけ長く続くよう、使う前によく冷やしておきましょう。蓋を開けた状態で一晩冷蔵庫に入れておけばOK!急ぎの場合は氷水を入れて蓋をし、5分ほど置きます。使う直前に氷水を捨てると、保冷機能が持続しますよ。
筆者が使っているのはサーモスの真空断熱スープジャーです。保温だけではなく、保冷にも優れていて重宝しています。
スープジャーがなければ、手持ちの魔法瓶のボトルでそうめんつゆを持っていくとよいでしょう。ただし、開口部が狭いと、つゆに入れる野菜などが入らないので、食材を小さく切るなどの工夫が必要です。
また、スープジャーと異なり、少しだけ洗いにくいのもデメリット。できればスープジャーを用意するのがおすすめです。
食材は加熱や流水洗浄をしておこう
スープジャー内で雑菌が発生しないよう、食材はできるだけ加熱し、殺菌するようにしましょう。加熱できない食材は、水道水で丁寧に流水洗浄します。
とくに夏場は雑菌が発生しやすいので、食材やスープジャーをあつかうときには、石鹸でよく手を洗うことも忘れずに。
6時間以内を目安に食べよう
スープジャーでそうめんつゆを持っていくときには、6時間以内に食べきるようにしましょう。一般的なスープジャーは、保温・保冷ともに6時間までが目安とされています。
6時間以上たつと中身の品質が維持できなくなってしまうため、朝に作ったらお昼に食べるのがベスト。夕食に回すと温度が上がって雑菌が繁殖し、食中毒になるリスクが高まるので、注意してくださいね。
本当においしい!そうめんつゆのアレンジレシピ3選
ぜひキャンプ場で食べたい、おいしいそうめんつゆのレシピを3つご紹介!自宅で調理して持っていけば、キャンプ場ですぐに冷たいそうめんが楽しめますよ。
- 夏野菜たっぷり!シャキシャキそうめんつゆ
- ごまだれ好き必見!冷しゃぶ風つゆ
- 夏にピッタリ!カレーそうめんつゆ
切るだけ、焼くだけ、煮るだけの簡単なレシピなので、ぜひ最後までご覧くださいね。
1.夏野菜たっぷり!シャキシャキそうめんつゆ
旬の夏野菜をたっぷり使った、食べごたえのあるそうめんつゆです。野菜はすべて細かくみじん切りにするので、苦手なお子さんもおいしく食べられますよ。
- トマト:中1個
- ナス:中1個
- キュウリ:中1本
- そうめんつゆ(3倍濃縮):30cc
- 水:40cc
- 氷:2片
【作り方】
- ナスを5mm角に切る。
- ナスを耐熱皿に入れてラップをかけ、600wで2分加熱し、そのまま冷ます。
- トマト・キュウリを5mm角に切り、小さめのボウルに入れる。
- 3に冷ましたナスを入れて軽く混ぜ合わせる。
- そうめんつゆと水を加え、よく混ぜたあとスープジャーに入れる。
- 最後に氷を加え、スープジャーの蓋をしっかり閉めたら完成。
【ポイント】
- オクラやエダマメを入れてもおいしい。
- 野菜を細長く切ると、そうめんと一体感が出て食べやすくなる。
2.ごまだれ好き必見!冷しゃぶ風つゆ
濃厚なごまの風味と焼きネギの香りが味わえる、豆乳仕立てのそうめんつゆです。あっさり系より濃厚なめんつゆが好きな方におすすめですよ。
- 長ネギ:1本
- 豚バラ:150g
- そうめんつゆ(3倍濃縮):30cc
- 豆乳:200cc
- すりごま:大さじ2
- 料理酒:50㏄
- 氷:2片
【作り方】
- 豚バラを一口大に切る。長ネギは白い部分を1㎝幅の斜め切りにする。
- 鍋でお湯を沸かし、料理酒と豚バラを入れる。肉に火が通ったらザルにあげ、冷水で冷やす。
- トースターや魚焼きグリルにアルミホイルを敷き、長ネギを並べて軽く焦げ目がつくまで焼いて冷ましておく。
- スープジャーに豆乳・そうめんつゆ・すりごまを加えよく混ぜる。
- 豚バラと長ネギと4を入れて軽く混ぜる。
- 最後に氷を入れて、スープジャーの蓋を閉めたら完成。
【ポイント】
- 豚バラをゆでるときはこまめにアクをとる。
- 豆乳はあらかじめ冷やしておく。
3.夏にピッタリ!カレーそうめんつゆ
夏野菜を使ったカレー味のそうめんつゆです。お好みの野菜やルーで作れば、いつでも大好きなカレーが楽しめます。
- カレールー:1片
- そうめんつゆ(3倍濃縮):30cc
- 水:200cc
- 天かす:大さじ1
- ナス:中1個
- オクラ:2~3本
- オリーブオイル:大さじ1
【作り方】
- オクラは軸を削り、ナスは1㎝程度の斜め切りにする。
- 小鍋または小さなフライパンにオリーブオイルを入れて熱したあと、ナス→オクラの順に入れて火を通す。
- 野菜に火が通ったら水を入れ、軽く煮立ってからカレールーを入れて溶かす。
- カレールーが溶けたら、そうめんつゆを入れて鍋を火からおろし、冷ましておく。
- スープジャーに鍋の中身を注ぎ、氷を入れて蓋をしたら完成。
【ポイント】
- 冷やすと脂が浮いてくるので、気になる方はスープジャーに入れる前に取り除く。
- カロリーOFFのルーで作ると脂が浮きにくくなる。
- トマトやズッキーニなど、お好みの野菜でOK。
ライター
akari
母子キャンプ歴7年。アウトドアを楽しむシングルマザーです。大人一人でも子供とキャンプを楽しめるコツやおいしいキャンプ飯のレシピをご紹介します。薪ストーブinのおこもり冬キャンが大好き。