ネイチャーウォーキング♪失敗しない初心者のためのスノーシュー選び!

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ネイチャーウォーキング♪失敗しない初心者のためのスノーシュー選び!

すべての音を吸い込む静寂の白銀の世界に、一歩ずつ雪を踏みしめながら冬の大自然の懐に入っていけるスノーシューは、だれもが簡単に楽しめる冬のネイチャーウォーキングです。今回は、冬の厳しい大自然を楽しむため、初心者向けのスノーシュー選びについてご紹介します。

なぜスノーシューは雪上歩行できるの?

 

まだ、誰にも踏み固められていない雪原を歩くために生まれた道具がスノーシューです。

アフリカ大陸で誕生した人類が、北上して寒帯に生活エリアを広げ、雪の大地で暮し生きていくための必需品として作り出されたアイテムがルーツとされています。

雪に深く埋もれずに歩行可能で、雪の斜面を滑らないことなど、世界各地に似たアイテムがあります。

欧米では一般的にスノーシューと呼ばれ、北欧生まれとされるスキーはスノーシューから進化したともいわれています。

ところで、新雪の上をスノーブーツなどで歩くと雪に埋もれますが、なぜスノーシューは雪の上を歩行可能なのでしょうか?

それは、スノーシューが雪に浮いている状態だからです。

スノーシューは、雪に接する面積を広げることで、単位面積あたりの荷重を少なくして雪にめり込まない「浮力」を得ています。

そのため、体重のある人や荷物が重い場合は、表面積の広いスノーシューを選ぶ必要があります。

また、雪質や使用状況に応じたグリップ力も必要となります。

このように、スノーシューは用途や使用者の条件別に選ぶ必要があり、そのポイントをご紹介します。

 

 

3タイプに分けられるスノーシュー

スノーシューを用途別に分類すると、次の3タイプになります。

 

平地・低山・緩斜面用

開けた雪原や、低い山の林や森用のモデルです。

装着方法が簡単で、調整もしやすくシンプル構造の軽量タイプのため、初心者でも歩きやすいタイプです。

 

登山用

平らな雪原だけでなく、雪山登山で急斜面を上り下りするためのモデルです。

グリップ力の高いクランポン(爪・アイゼン)が付き、急斜面を登坂しやすくするためカカトを持ち上げるヒールリフトを装着したタイプが多くなります。

 

雪上ランニング用

雪上でのランニングやレース用のモデルです。

圧雪した雪面で使用するため、必要以上の浮力は持たず表面積は小さめで、左右の形状も足の運びが干渉しにくくなっています。

 

3つのモデルは、性能と価格面で大きな差があります。

ここでは、装着方法や取り扱いが簡単で、初心者向けとしておすすめしたい平地・低山・緩斜面用スノーシューの選び方をご紹介します。

 

 

スノーシュー選びの4つのチェックポイント

初心者用スノーシューの選び方には、4つのチェックポイントがあります。

スノーシューの構造を解説しながら、チェックポイントについてご説明します。

フレームの大きさと浮力

スノーシューの周囲にある枠をフレームといい、フレーム内側の部分をデッキといい、フレームとデッキ部分の面積が広いほど浮力は強くなります。

しかし、その分重くなるので、初心者用として選ぶ場合は浮力と重量のバランスが重要です。

そのスノーシューの適合荷重に、自分の体重と荷物の重さが収まるかがチェックポイントになります。

 

ブーツとビンディングの相性

スノートレックで使用するブーツ(シューズ)を、スノーシューに固定する締め具をビンディングといいます。

ビンディングのチェックポイントは、ブーツとのフィット感です。

フィット感が低いと、深雪など雪の抵抗が強い場所で、スノーシューからブーツが抜けてしまうことがあります。

しかし、スノーシューのビンディングは、メーカーや製品によって多様な形状があるため、どれが使用するブーツにフィットするかは試着がもっとも確実な方法となります。

そのとき、装着の容易性と緩みにくいことも合わせて確認します。

 

クランポン(爪・アイゼン)のタイプ

スノーシュー裏側のギザギザの爪をクランポンといい、雪面をとらえるグリップ力となります。

クランポンも、メーカーや製品によって数多くの種類があり機能も異なりますが、一般的にクランポンが大きく爪の数が多いほど雪面のグリップ力は高くなります。

その分、構造が複雑になり重量も増すので、使用するフィールドに合わせたクランポンを選びます。

足裏だけのクランポンは平地や緩斜面がメインで、斜面の上り下りが多いエリアでは、フレームやデッキの裏側全面にクランポンが配置されているモデルを選びます。

 

ヒールリフトの有無

ヒールリフトは、スノーシューのカカト部分にあるブーツのカカトを持ち上げて急斜面を上りやすくするためのパーツです。

初心者向けに平地での使用をメインに考えていても、日本の起伏の多い山間部で斜面の登坂はつきものです。

ヒールリフトがあれば、登坂はかなり容易になるので、使用するエリアに合わせたセレクトも重要です。

また、使用者のブーツサイズによっては、ヒールリフトに届かない場合もあるので試着時にサイズチェックは必須です。

 

 

合わせて選びたいアイテム

雪上のネイチャーウォーキングでは、スノーシュー以外のアイテム選びも重要なポイントがあります。次に、そのポイントをご紹介します。

 

ポールを使いこなせば4本足になれる!

スノーシューハイクで、ポールはスキー以上に必携アイテムといえます。

足場の悪い雪上で体を支え推進力になることから、ポールを使いこなすことで2本足を増やせます。

おすすめは、長さの調節可能なトレック用伸縮ポールで、雪上では少し長めのほうが雪を押しやすくなります。

また、雪をとらえるため大きめのバスケットに付け替え可能なタイプがおすすめです。

 

平地や低山ならスノーブーツがおすすめ

寒さと雪対策のため、スノーシューを履くための靴は防水性能と防寒性に優れたスノーブーツがおすすめです。

ただし、深雪でスノーシューが脱げないように、フィット感の高いブーツを選びます。

 

必要に応じたスパッツ選び

スノーブーツ以外のシューズで、防水性と防寒性に優れたトレッキングシューズならスノーシューに使用可能です。

ただし、シューズ内に雪の侵入を防ぐために、長めのスパッツは必須アイテムになります。

 

まとめ

スノーシューは、誰でも簡単に使いこなせる冬のウォーキングアイテムです。特別な技術は必要ありませんが、自分の使い方や体力に合ったアイテム選びができれば、行動範囲はさらに広げられます。この冬、最適なスノーシューを選び、冬の大自然の懐に一歩深く踏み込んでみてはいかがでしょうか。

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