慣れるまでは人の多い人気の山を選ぼう
初めての女子ひとり登山なので、ある程度人がいる山を選択しましょう。山での滑落・遭難などの危険はもちろんですが、女性の一人歩きはやはりどこにいても不安がありますね。
また、ケガや急病など不測の事態が起きる可能性もあります。その際に、人気のない山では誰かに助けを求めることができません。自分だけはそんなことは起こらないと決めつけず、慎重に登る山を選びましょう。
慣れるまでは筑波山や高尾山のような、多くの人が登り、ロープウェイやケーブルカーがある難易度の低い山がおすすめです。
登山コースもたくさんあって自分のレベルに合わせて決めることができるので、ぜひ候補に入れてみてくださいね。
登山届の提出を必ずしましょう。
女子がひとり登山をすると言うと、母親などから心配されることもありますよね。周りの人を心配させないように、登山の際には身近な人に連絡をしておきましょう。
そして、基本的なことですが登山届を提出するのを忘れないようにしましょう。提出するのが面倒くさいと感じる人も多いかもしれません。
しかし、いくら人気のある、難易度の低い山へ登るとしても、やっぱり登山は何があるか分からない怖さがあります。万が一遭難した際は、1分1秒を争うことになります。自分の命は自分で守りましょう。
郵便やFAXでの提出はもちろんのこと、WEBで提出できる山もあります。大人のマナーとして、事前にきちんと調べておきましょう。
当日のアクセス・ルートの確認をしよう。
登山口は駅などからアクセスが悪く、バスの本数も少ないことが多いです。当日の電車やバスの時刻表の確認をし、時間に余裕をもって工程を組みましょう。
また、登山地図を再度確認しておきましょう。トイレの場所、水場の確認、危険個所について、事前にチェックします。
もちろん登山中も、地図は必ず持参するようにします。女子は地図が苦手と言う人も多いですが、ここは避けて通れません。基本的な読み方はマスターしておきましょう。
主なルートが看板などでしっかり確認できる山だとしても、崖崩れや滑落事故などで道が封鎖される可能性もあります。
その場合は、他のルートを自分で選んで進んでいかなくてはなりません。帰りの公共交通機関の時間に合わせ、自分の体力と相談し、最適なルートを選択しなくてはならないのです。
その際に、高低差やコースタイムが一目でわかる登山地図がとても役に立ちます。また、不測の事態に備え、事前にいくつかのルートを想定しておくとなお良いでしょう。
備品と行動食の準備を楽しもう
備品の確認と行動食、水分は忘れないようにしましょう。誰かと登山に行く際には忘れ物をしても、借りると言う選択肢がありますが、ひとり登山はそうはいきません。
事前にチェックリストを作成し、忘れ物がないように充分すぎるほどに確認をしましょう。
基本的に天気が崩れそうな予報のときは登山を中止するべきですが、晴れの予報の日でも山の天気は変わりやすいです。レインウェアーやザックカバーは必ず持っていきましょう。
念のための生理用品なども忘れずに。また、行動食も準備していきましょう。行動食は登山の生命線であるとともに、楽しみでもあります。
豆大福やマフィンなど自分の好きなものを持参しましょう。山では何を食べてもおいしく感じられますよ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。