キャンプの必須アイテムウインドスクリーンとは?
ウインドスクリーンとはなにか、どんなときに使うのかについて解説します。
ウインドスクリーンとは
キャンプ場で強風が吹いていると、バーナーの炎が真横になびいて調理どころではなくなってしまうことがありませんか?また、焚火のときには風で火の粉がとびちって火災の原因にもなりかねません。
そこで大活躍してくれるのがウインドスクリーンです。ウインドスクリーンは風を防いでくれる壁の役割をしてくれるので、炎が強風に影響されず安定した火力で調理がおこなえます。
ブッシュクラフトでは焚き火の時に、風をさえぎるための壁をそのへんに落ちている木などで作ることがありますが、素材が自然のものから人工のものに変化したと考えたらわかりやすいでしょう。
ウインドスクリーンはどんなときに使う?
キャンプ場でよく見かけるウインドスクリーン。具体的にはどんなときに使うと便利なのでしょうか。
風があって着火しないとき
焚火などをはじめるとき、着火をさまたげるのが風です。できるだけ風のない状態で小さい炎から大きな炎へと育てていかなくてはなりません。
ウインドスクリーンがあれば、風で小さい炎が消える心配がなくなります。
風が強くて炎が上にむかって燃えないとき
風が強いと炎が真上にむかってのびないので、バーナーの上でお湯を沸かそうとしてもいつまでたっても沸騰してくれません。
ウインドスクリーンをつかって炎に風があたらないようにまわりを囲むことで、風を気にすることなく調理や焚火ができます。
とくに海辺では朝方と夕方によく風が吹くので、ビーチでキャンプをする場合は持っていると便利です。
燃焼効率を高めたいとき
バーナーの周囲をおおうことで、熱が外に逃げにくくなり空気のとおり道が安定するため、燃焼効率が高くなります。
一定の温度で調理したい場合(ご飯を炊くときなど)、風が吹くたび燃焼効率と温度が下がっていたのではおいしく炊けません。ウインドスクリーンがあれば、温度を一定に保つことができます。
ウインドスクリーンの種類と転倒防止対策
ウインドスクリーンの種類と転倒防止対策について説明します。
ウインドスクリーンの種類
ウインドスクリーンは
- バーナーの周囲を局所的にかこむタイプ
- 焚火などの大きな炎を少し離れたところでかこむタイプ
大きくわけて2種類あります。
バーナーの周囲を局所的にかこむタイプは10枚程度の金属板をつなぎあわせたものが一般的です。焚火などの大きな炎を少し離れたところでかこむタイプは四角い幕を広げて支柱を打ち込み使用します。
素材はバーナー用は金属素材が多いのに対して、焚き火用は燃えにくいテント素材でできたものが多いようです。
ウインドスクリーンの転倒防止対策
金属素材のウインドスクリーンは設置すると円筒形になるため、基本的に倒れにくい構造をしています。強風のときには、バーナーもろとも倒れるおそれがあるので、石などを周囲に配置して固定するとよいでしょう。
固定する箇所を増やすと安定感も増します。また、地面にピンを突き刺して固定できるタイプもあります。
テント素材のウインドスクリーンは支柱を打ち込んだあと、さらにペグなどで固定することで倒れにくくなります。
ウインドスクリーンの選びかた
ウインドスクリーンの選びかた①使用目的や使用アイテムにあわせて選ぶ
ウインドスクリーンは、使用しているバーナーや焚火アイテムのサイズにあわせて選ぶことが重要です。
バーナーの面積をかこむのにじゅうぶんな長さがあり、高さは炎がかくれるサイズであることがポイントになります。
ウインドスクリーンの選びかた②コンパクトで持ち運びに便利なものを選ぶ
キャンプ道具は種類が多く、かさばるものが多いので、簡単に折りたためて軽く、コンパクトなものを選ぶようにしましょう。
ウインドスクリーンの選びかた③機能的なものを選ぶ
キャンプ場ではテント張りや焚火の用意、調理の用意と作業が目白押しです。素早く設置できる機能的なものを選ぶようにしてください。
おすすめのウインドスクリーン
上記の選びかたポイントをふまえておすすめを紹介します。
焚き火用のおすすめ
FLYFLYGO 焚火陣幕 コットン キャンプ アウトドア
焚火陣幕は火の粉に強いコットン100%。風よけにもなるし目隠しとしても重宝します。鉄のフレームにさまざまなクッキングアイテムを吊るして使用します。
バーナー用のおすすめ
TOAKS (トークス) チタニウム ウインドスクリーン 超軽量15g
チタン製の超軽量ウインドスクリーン。くるくるっと巻いてコンパクトに収納できるので、持ち運びに大変便利です。
Alpinista 防風板 ウインドスクリーン 折り畳み式 アルミ製 10枚
地面に突き刺せる4本のペグを備えており、強い風でも倒れにくいウインドスクリーンです。10枚のアルミ板で構成されているため、四角や丸形などさまざまな形のバーナーに対応しています。