川や山でのアクティビティ体験
沖縄県は160の島から構成されていて、そのなかでもいちばん大きいのが本島です。
本島はマリンスポーツ以外にも、川や山などのアクティビティも盛んなので、登山やトレッキング、そして川下りやカヌー、釣りなど、自然を感じながらさまざまなスポーツをすることができます。
また南国である沖縄は、年間をとおして温度差が少ないので、1年じゅうスポーツを楽しむことができるのも魅力のひとつです。
とくに沖縄北部には、希少な植物や動物のいる、やんばる国立公園もあるので、ほかとは少し違ったアクティビティ体験をすることができますよ。
おすすめスポット①「やんばる国立公園」
東京ドーム3個分の面積をほこる、やんばる国立公園は沖縄本島北端にあり、沖縄県国頭郡国頭村、大宜味村および東村ならびにこれら3村の周辺海域を区域とする国立公園で、ほとんど手つかずの自然が残されています。
国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、ヤンバルクイナなどの希少動植物が生息・生育し、石灰岩の海食崖やカルスト地形、マングローブ林など多様な自然環境を有しています。
やんばる国立公園では、このような亜熱帯の大自然を舞台に、景勝地めぐり、トレッキング、カヌー、アニマルウォッチング、ドライブなどのレジャーが盛んに行われており、訪れる公園利用者へ良質な自然とのふれあいの場・機会を提供しています。(参考記事:観光省やんばる国立公園サイト)
本島最大級のマングローブ群生地
やんばる国立公園内には、山のほかに川や滝もありますが、とくに特徴的なのは、本島最大級といわれるマングローブ群生地があるところです。
マングローブ群生地は慶佐次川(げさしがわ)河口約10haに広がっていて、木道が整備されている場所では、カヌーやカヤックのツアーも行われています。
マングローブはもちろんのこと、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ケナガネズミなど沖縄独特の動物も見ることがでるので、子ども連れにもおすすめのスポットです。
楽しめるアクティビティは?
このあたりで楽しめるスポーツは、カヤック、リバートレッキング、カヌー、パラセーリング、パラグライダーなどがあります。
また、やんばる国立公園内には川遊びをはじめ、リバートレッキングやキャニオニング、リバーカヤックなどがあり、川からの景色を堪能することができます。
おすすめはマングローブカヤック
沖縄でカヤックというと、マングローブカヤックとシーカヤックの2つがあげられます。そのなかでも北部で体験することができる、マングローブカヤックがおすすめ。
マングローブの群生地は日本では沖縄と奄美大島だけなので、沖縄北部にいくならぜひ体験してほしいアクティビティです。
ツアー内容としては、比謝川(ひじゃがわ)や慶佐次川(げさしがわ)など、マングローブが生い茂る川をカヤックで漕ぎすすめながら、沖縄の歴史や自然に触れたりできるツアーや、サンセットとナイトカヤックがセットになっているツアーなどがあり、年齢を問わず楽しむことができます。
おすすめスポット②沖縄の青の洞窟がある恩納村
恩納村(おんなそん)は本島の中央部に位置する村で、青の洞窟があることでも有名です。
青の洞窟はイタリアのカプリ島にある洞窟で、太陽の光が反射し海中を通過して、青くライトアップされたように輝いて見えることで知られていますが、この青の洞窟の日本版といっていいものが恩納村にあるわけです。
恩納村近くの海はとくに透明度が高いといわれており、コバルトブルーの海は一見の価値があります。また、南国のような白砂ビーチなど、穴場スポットがいくつもあり、マリンスポーツを楽しんだり美しい海に沈んでいく夕陽を眺めたりとリゾート気分を満喫することができます。
楽しめるアクティビティは?
このあたりで楽しめるスポーツは、ダイビング、シュノーケリング、バナナボート、ウェークボードなどのマリンスポーツのほか、ゴルフ場も多く、水陸両方を楽しむことができます。
おすすめは青の洞窟のシュノーケリング
恩納村周辺で楽しめるマリンスポーツのなかで、おすすめは青の洞窟のシュノーケリングです。青の洞窟は、東シナ海を一望できる真栄田岬(まえだみさき)にあり、ダイビングやシュノーケリングスポットとして有名。
半分海中にある洞窟は魚やサンゴなどの種類も多いので、餌付けなども体験できます。神秘的な洞窟を上から見るだけではなく、海のなかから見るといったことも最高に素敵ですよ。
ツアーには、ボートに乗って行くプランや小さな子ども向けプランもあります。また、普通のシュノーケリングに飽きたという人には、ナイトシュノーケリングのプランもありますのでぜひ体験してみてください。
おすすめスポット③美ら海水族館のある観光資源豊富な本部町
本部町(もとぶちょう)は本部半島に位置する、美ら海水族館や瀬底島、水納島、備瀬のフクギ並木など人気の観光スポットがギュッと詰まった町です。
美ら海水族館のある海洋博公園は、水族館の他にイルカショーを無料で楽しめるオキちゃん劇場、南太平洋の雰囲気が楽しめる海洋文化館、沖縄の南の星空を楽しめるプラネタリウム、亜熱帯の植物を見ることが出来る熱帯ドリームセンターなど、1日じっくりと楽しめる大きな公園です。
車で行ける離島として人気の瀬底島周辺にはウミガメが生息しており、ボートシュノーケリングやダイビングではウミガメと泳げるチャンスも!
そして船でたった15分で行ける水納島は、その海の美しさには沖縄県民であっても唸るほど。ピーク時期には船が毎便満席になるほどの人気観光スポットです。
楽しめるアクティビティは?
美しい海に囲まれた場所でもあり、カヤックやシュノーケル、ダイビングやSUPなど海のマリンアクティビティに加え、水納島ではパラセーリングやボートシュノーケリングも楽しめるなど、海を満喫するマリンアクティビティが豊富に揃っています。
おすすめは体験ダイビング
これからの時期本部半島でおすすめのマリンスポーツは、体験ダイビングです。
一時期熱帯化現象で白化した珊瑚もここ数年でまた色付き始め、20年以上前の海の様子に戻りつつあります。
冬はプランクトンの影響で透明度が増すため、海の中を楽しむには絶好の時期。
海水温も内地より5度ほど高めのため、5mmのウェットスーツを着れば大丈夫!
このチャンスにぜひ復活した珊瑚を楽しみに、体験ダイビングに挑戦しましょう!
おすすめスポット④世界遺産今帰仁城跡や古宇利島がある今帰仁村
本部町のお隣に位置するのは、沖縄の世界遺産群の一つである『今帰仁城跡(なきじんじょうせき)』のある、天然資源豊富な今帰仁村(なきじんそん)。
観光スポットとして有名な古宇利島も今帰仁村です。
美しいビーチに加え沖縄の昔ながらの雰囲気漂うローカル感が、撮影スポットとしても人気を博しており、数々のCMやドラマ、映画の撮影地として採用されています。
昨今で言うならば、映画『糸』のビーチでの撮影は今帰仁村の『村民の浜』で撮影されました。
PVでもそのシーンが流れていますが、海の美しさに目を奪われた人も多いのでは?
沖縄は真冬であっても平均気温が10度を下まわらず、晴天であれば18度〜24度にもなるため、海沿いを散歩するだけでも気持ちよく過ごせます。
見てるだけでも癒される美しい景色は、天然ビーチに囲まれた今帰仁村ならでは!
楽しめるアクティビティは?
シーズン中であればカヤックやSUP、ダイビングやシュノーケルなどマリンアクティビティを楽しむ事が出来ます。
色付く珊瑚と青い海、天然ビーチと青い空に最高に癒されます。
秋冬などのオフシーズンは北風が強く吹き付ける今帰仁村では、ウィンドサーフィンがおすすめ!
その他ジョギングやサイクリングも気持ち良く、マリンアクティビティ以外も天然ビーチとのどかな街並みが癒しを与えてくれます。
おすすめは今帰仁城跡観光
これからの時期おすすめなのが世界遺産今帰仁城跡の観光。
石垣に囲まれた世界遺産の頂上から眺める景色は、ここだけのもの!
目の前に広がる遠浅の海では水色と青の境界線が180度続き、そのコントラストが最高に美しい!
そして海と空の境界線と手前に広がる木々の蒼。
沖縄の守り神『ノロ』の拝所(うがんじゅ・祈る場所・聖地)も敷地内にあり、聖なる場所として村から大切にされている今帰仁城跡はパワースポットでもあるのです。
裏手に回るとまるで『天空の城ラピュタ』のような景色が広がり、十二分に楽しめる観光スポットです。
1月末になると寒桜が咲き、さくら祭りも楽しめます。
北部まで来たら今帰仁城跡に訪れ自然のパワーを注入しましょう!
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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