冬こそおいしい魚もいるので、ぜひ繰り出して釣りを楽しみましょう!
今回は冬の堤防釣りで狙いたい魚種と、注意したい3つのポイントをご紹介します。
堤防釣り【注意点その1】まずは冬用の服をそろえよう
冬の釣りでの一番の大敵が寒さですよね。
とくに風をさえぎるもののない堤防では、その寒さはより身にしみるでしょう。
まずは、冬の堤防にも耐えられるウェアを用意しましょう。
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動かなくても暖かいウェアを選ぼう
堤防の釣りでは、ルアーフィッシングなどアクティブな釣りほど動かないですよね。
熱を生み出す筋肉を動かさないので、体温も落ちていきます。
動かない釣りでも暖かさを維持するためには、「冷気を通さないアウター」「体温を逃がさないミドラー」「発熱を助けるインナー」を用意しましょう。
もちろん手袋やネックウォーマーやキャップなど、小物類も十分用意しましょう。
インナーだけで暖かさが段違い
冬のウェア選びでとくに重視するべきがインナーです。
すでに紹介していますが、最近では湿気を吸って熱に変える「発熱インナー」も一般的になっていますね。
発熱インナーに限らず、保温性の高いインナーにこだわれば、体感温度はかなり変わります。
堤防釣り【注意点その2】安全装備を夏以上に整えよう
冬の釣りで、ウェア以上に気遣ってほしいのが安全装備です。
もちろん夏の釣りでも用意しているはずですが、冬はより注意しなければいけません。
もし気になる装備があれば、今のうちに用意しておきましょう。
冬の海は転落=死
冬の海は、落ちた瞬間から一刻を争うほど危険です。
ライフジャケットはもちろん、落ちないための準備も必要です。
しっかり安全な釣り場を確認し、滑らないシューズの用意も必須です。
滑り止めは路面状況に合わせて、スパイクも検討するとより安心ですね。
車の事故にも注意
海釣りでは多くの方が車で向かうかと思いますが、もちろん車にも冬用の準備が必要です。
まれに車ごと海に落ちてしまったという事故も聞きますよね。
雪の振る地域では、スタットレスタイヤの装着やタイヤチェーンの準備など、不要かもと思っても準備だけはしておくようにしましょう。
堤防釣り【注意点その3】心が折れないように釣り続けよう!
ここまで準備していても、最後には心が折れて早期撤退してしまうことも少なくありません。
もちろん悪天候などで撤収する判断は必要ですが、せっかくの釣り日和を逃してしまうのはもったいないですよね。
ちょっとした準備で快適になるので、可能な範囲で用意していきましょう。
温かいドリンクを持っていこう
筆者が冬の釣りでの楽しみのひとつにしているのが、暖かいドリンクです。
保温ポットに入れていくのも手軽でいいですが、現地で入れたコーヒーやココアは最高です。
そこまで荷物も増えないので、ぜひ楽しみの1つにしてください。
ポータブルヒーターもおすすめ
最近ではアウトドアシーンでポータブルヒーターを利用する方が増えてきましたね。
屋外では体を温めることは難しいですが、手先を暖めるだけでもかなり気持ちが楽になります。
カセットガス式のものはコンパクトかつ軽量なので、とくにおすすめです。
堤防釣り:冬の堤防で狙いたい魚種5選
堤防という限られたエリアの中でも、冬も釣れる魚や、冬に旬を迎える魚はたくさんいます。
とくに狙いたいおすすめの魚を、釣り方や調理法も合わせてピックアップしてみました。
冬にかけて油が乗る『タチウオ』
近年ルアーのターゲットとしてもおなじみのタチウオは、とくに冬に味がよくなる魚です。
大振りで油が乗った身は、お刺身や炙りにしても最高ですね。
冬本番に向けて数が減っていくので、餌とルアーの二刀流がおすすめです。
短い時期に逃さず釣りたい『カマス』
タチウオと同じく冬に大きくなり、味もよくなるのがカマスです。
40cmオーバーも珍しくないので、釣っていても楽しいターゲットですね。
おすすめは塩焼きで、強めに塩を振ってスダチを絞れば秋刀魚にも負けていません。
サビキでも狙えるカマスですが、冬の釣り方はルアーがおすすめ。
切られないようにショックリーダーは太めにしておくと安心です。
冬こそ元気な『アイナメ』
日本各地で釣れるアイナメは、冬こそ元気になる魚です。
美味しい時期こそ夏ですが、冬は岸近くに生活圏を移し、荒食いするのでおすすめしたいターゲットですね。
冬のアイナメはとくに淡白な味なので、バターとガーリックを効かせたムニエルなどいかがでしょうか。
ロックフィッシュなので、テキサスリグを使ったルアー釣りが最高に面白いのでおすすめです。
唐揚げ・煮付け・味噌汁に『カサゴ』
カサゴは年中無休で釣れるイメージがありますが、もちろん冬でも活発に食いついてきます。
冬に元気になるというよりは、寒さ関係なく活性が高いイメージですね。
唐揚げや煮つけ、味噌汁などどんな調理でも美味しいのも魅力的です。
釣り方もオールシーズン変わらず、餌釣りでもルアーでもそこに居れば食いついてきます。
北海道の冬といえば『カジカ』
地域は限られますが、これが釣れると冬の訪れを感じさせる魚がいます。
宇宙船のような見た目と、「鍋壊し」の通称を持つカジカです。
もちろんおすすめは鍋で、カジカをメインにしたカジカ汁もおすすめ。
シーズン中はルアーやぶっこみ釣りでよく釣れます。
引きは弱いですが、重いのでタックルはややヘビーなものがおすすめです。
服装や安全装備は抜かりないように準備し、温かい飲み物などもあると、それも楽しみの一つになりますね。
ぜひ冬の静かな堤防で、自分の世界に浸って魚とのやり取りを楽しみましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。