秋キャンプの服装はレイヤリングが基本!
初秋なのか、冬間近なのか、また地域や標高によっても違いますが、秋キャンプはとにかく寒さとの戦い。9月の初めでも、標高の高いキャンプ場では、夜は冬のような気温になることもあります。
風邪をひかずに楽しい1日を過ごすためには、寒さに打ち勝つ準備が必要です。アウトドアでの服装は、大人も子どもも「レイヤリング(重ね着)」が基本。
一般的にレイヤリングとは、「ベースレイヤー」「ミッドレイヤー」「アウターレイヤー」の3レイヤーのことを言います。
「ベースレイヤー」は一番下に着る肌着のこと。
人が「寒い」と感じるのは、気温が低かったり風が強かったりすることだけではなく、実は体に付いている汗が冷えることも原因の1つなんです。
特に子どもは汗をかきやすいので、速乾性のある化繊や、汗冷えしにくいウール素材のベースレイヤーをおすすめします。
ボトムの下にも暖かいタイツを仕込んでおきましょう。
「ミッドレイヤー」は、暖かいフリースやセーター、スウェットなどを。こちらは普段着慣れているものでOKです。
その上に防風・防水の「アウターレイヤー(ハードシェル)」を羽織るのが基本の3レイヤーですが、秋冬の寒い季節はこれにダウンなどの防寒着をプラスします。
さらに、ネックウォーマーやニット帽などのあったか小物を揃えれば完璧です。
子どもは調節しやすい服を
子どもは汗かきなので、ちょこちょこと動き回っていると、冬でも汗だくになっていたりしますよね。活動するときはあまり着させすぎないようにし、着脱しやすい前開きの服を選んでください。
もちろん、野外で遊ぶのですから汚れてもいい服で。着替えはちょっと多い?というくらい多めに持っていき、汗をかいたな、と思ったら着替えさせましょう。
靴下も結構汚れたり濡れたりするので多めに持っていってくださいね。
また、トイレに行きやすいことなども考えて、上着を脱がないとズボンが下げられないオーバーオールなどは避けた方がいいですよ。
ママは動きやすくて暖かい服を
女性は寒がりですので、考えつく限りの防寒対策を。少しかさばってしまいますが、冬用の一番暖かい上着を持っていってもいいと思います。
マフラーやレッグウォーマーを使い、首、足首、手首など「首」の付くところを温めると効果的に暖まりますよ。
また、お腹や背中にホッカイロはマスト。子どもと一緒に遊んだり、世話をすることを考えると、ママも動きやすく汚れても構わない服を選びましょう。
焚火に注意!
キャンプのメインイベントとも言える焚火。子どもたちも燃え上がる火に興味津々になるはず。焚火のときは、燃えやすい化繊の服は危険ですので着させないでください。
火の粉で穴があくだけならまだしも、袖が燃えてしまったりしたら大変なことになります。もちろん、大人の服も同様です。
防寒でダウンなどを着るときは、インナーダウンにして上に燃えにくい素材のジャケットやコートを羽織るか、表地がコットンなどの素材のダウンを選ぶようにしましょう。
寝るときは何を着る?
寝るときは、リラックスできる服装がベスト。とは言っても、トイレなどで外に出ることも考えて、パジャマはやめたほうがいいです。ジャージやスウェットなどがちょうどいいでしょう。
寒いときは、フリースなどを重ねたり、首もとをブランケットで埋めたりするといいですよ。
女性は足が冷えやすいので、靴下の上にモコモコのルームソックスなどを重ね履きして工夫してください。おすすめはウールの靴下ですが、究極の冷え性ママさんには、ダウンシューズなんてものもあります。
シュラフの暖かさや、電源サイトなら電気毛布があるかないかで服装は調節する必要がありますが、寒いからといってあまり厚着しすぎないように。
特にダウンの寝袋の場合は、ダウンの特性上濡れると保温力が下がってしまうため、着込みすぎで汗をかくと逆効果になってしまいます。
また、暑くて寝袋から出てしまう子どもはあまりいないかと思いますが、布団タイプの場合は暑さで布団を蹴飛ばしてしまうこともあるかもしれません。
いつも家で蹴飛ばしてしまう子は、程よく保温してくれるスリーパーを着せるのもアリですね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。