魚がたくさんいるポイントでは釣れる可能性が上がります。難しいことを考えなくても、3つのポイントを抑えれば好ポイントに出会えますよ。
今回は、初心者こそ重視したい海釣りのポイント選びのコツを伝授します。
まずは定番の人気ポイントを探そう
釣りデビューするなら、まずは定番の釣り場からはじめてみましょう。
人が集まるということは一定の釣果が期待でき、情報も多いです。
いまはインターネットで情報が集められるので、多くの方が釣り場情報をインターネットで調べているでしょう。
しかし、インターネット上に釣り場を公開するのは、情報を公開している人にもデメリットになるので、正確な情報はなかなか手に入りません。
じつは釣り場情報を得るには、アナログな方法が良かったりもします。
釣り新聞をチェック
インターネットで、「釣り+地名」で検索すれば、簡単に情報が手に入ります。
しかし、それは本当に釣りに詳しい人が書いた正確な情報かはわからず、しかも混雑を警戒して釣り好きほど本当の一等地をさらしたがりません。
たとえば「○○漁港」と紹介して、細かいポイントはばれないよう写真に風景を写さない工夫をしたりしていますよね。
そこで有効になるのが釣り新聞です。
週刊が多いのでリアルタイムな情報は掴みにくいですが、写真も豊富で場所を特定しやすいですし、情報を売っているのでより詳細なデータが記載されています。
汚れている釣り場こそ好ポイント?
人気の釣り場は、悲しいことですがゴミも多いです。
しかしポイント選びで考えると、そのゴミもひとつの情報になります。
ゴミがない場所はマナーがいい人が集まっているとも考えられますが、「そもそも人が少ない=釣れていない場所」という可能性もあります。
逆にゴミが多い場所は、マナーが悪い人も含めて「人が多い=魚が釣れやすい」と予想できるので、最初のうちはそういった場所を選ぶのもひとつの方法です。
もちろんゴミがないにこしたことはないので、ポイント選びがてらゴミ拾いもして、きれいな釣り場にするのはいかがでしょう。
水の中の障害物を探ろう
では、実際にポイントに出向いたときに、どう場所を選べばいいのでしょうか。
じつはルアー釣りや投げ釣りでは、目に見える環境よりも、目に見えない環境のほうが重要です。
簡単に言えば魚の住みやすい環境、住みにくい環境は水中の障害物で決まるので、目に見えないことがほとんどです。
水中の環境を読む能力が、ベテランと初心者の大きな違いとも言えるでしょう。
テトラポットはわかりやすい障害物
水中に魚が隠れやすい岩や海草帯があるかは、実際に投げて探ってみないとわかりません。
唯一、水の上から見てわかるのがテトラポットです。
波を打ち消すテトラポットは、水流を複雑に絡めて防波堤などに波がぶつかりにくいようにしています。
つまり海の中はテトラポットが絡み合って魚が隠れやすい環境になっていると予想できますね。
根に付くロックフィッシュはもちろん、沿岸部のテトラポット帯にはヒラメなどが付いていることもあるので、とくにフィッシュイーターの好ポイントです。
逆に、水流が複雑に絡み合うのでサビキ釣りやミャク釣りは難しいポイントといえます。
実際に釣って探ろう
これはやや中級テクニックですが、やはり水中の状況を探るには仕掛けを投げて探ってみるのが一番です。
底を引くように仕掛けを巻いてくれば、コツコツとぶつかる岩の存在や、抵抗のある海草帯が手に取るようにわかります。
根掛りのリスクがあるので慎重に、ルアーフィッシングであればテキサス系の根掛かり強いルアーで試してみるのもおすすめです。
上級者になると、潮のうねりなどからおおよその予想が付くようになります。
お店の常連になろう
初心者にも上級者にも一番おすすめなのが、やはり人に聞くことです。
なかでも情報を一番持っているのが釣具店で、地元の情報はほぼ網羅しているといっても過言ではないでしょう。
しかし、お金を払って情報を売っているわけではないですし、釣り場を荒らされるリスクなどもあるので、誰にでも詳しい情報を教えてくれるわけではありません。
まずはお店の売り上げに貢献して、信頼関係を築くことが大切です。
ホームグラウンドも合わせて選ぼう
釣りを始めると、いずれ通いやすいホームグラウンドができるでしょう。
そして人が集まりやすい釣り場の近くにはきっと釣具店がありますし、道中にある釣具店もきっとその釣り場の情報を持っているでしょう。
近い釣り場には、お店の方も新製品のテストや趣味で通うことも多くなるので、より細かい情報を持っています。
ホームグラウンドと合わせて、行きつけのお店も作るといいですね。
お店の「サービス」だということをお忘れなく
たくさん通い詰めてお金を使って、顔を覚えてもらっても必ずしも情報を教えてくれるわけではありません。
もちろんほとんどのお店がお客さんに釣りを楽しんでもらい、お店に来てくれるよう努力していますが、そういった方針じゃないお店もあります。
情報を教えてくれるのはあくまでお客さんへのサービスなので、お店からすれば絶対にしなければならないことではありません。
サービスしてもらう相手に対して迷惑をかけてはいけないので、無理に情報を聞き出そうとしたり、忙しそうなのに話し込んだりするなどしないように配慮しましょう。
まずはインターネットや釣り新聞で行きたい場所を決め、現場で魚が付きそうなポイントを探るのが基本です。
もしそれでも釣れなかった場合や耳寄り情報を知りたい場合は、お店の常連になって聞いてみるのもいいかもしれませんね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。